FROM KOBE

FROM KOBE

PR

フリーページ

コメント新着

oko@ Re:2023HAWAII旅行記始めます(10/29) おかえり〜〜^^ 相変わらずすごく行動的♥ …
コアラッ子 @ Re[1]:どうする?鬼滅のクリアファイル(笑)(03/10) okoさんへ 遅くなってごめんねーー! クリ…
コアラッ子 @ Re:はじめまして(06/19) 加納照代さんへ 初めまして&ご訪問ありが…
加納照代@ はじめまして はじめまして いつもブログを楽しみに拝読…
oko@ Re:どうする?鬼滅のクリアファイル(笑)(03/10) お受け取り頂きありがとうございます🤣 1…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

2010.04.23
XML
テーマ: 闘病日記(4028)
カテゴリ: 闘病記




今週に入って月曜日あたりはかなり体調が良くなっていた父ですが
火曜日より絶え間ない吐き気で、せっかく解禁となった食事も全く手つかず
お薬を飲むのも大変で、朝は10錠ほどの錠剤と下痢止めの粉薬一包を服用しなければならないのですが
お水を飲みこんでも吐き気をもよおすので、今週に入ってからは朝、薬を飲ませるだけに30分以上も時間がかってしまい、ついに今日は出勤時間に間に合わず、3錠ほど飲み残したまま看護師さんにバトンタッチして出勤しました。
もちろん食事もオールゼロで、大好きだったヤクルトも飲んでくれません。
お水もお薬飲むとき以外は欲しがらなくなったので、非常に心配なので何かの副作用なのか、それとも、今回の治療に進展が見られず、病状の悪化なのか主治医に聞いてみる事にしました。
この事を看護師に伝えたのが仕事帰りの夕刻なので、今日主治医から話を聞くことは無理だろうと思っていたけど、
Y先生本日外来担当の日で、診察が終わった21時前ころに様子を見に来てくれました。
とりあえず、お薬に関しては非常に難しいけど、極力必要なものだけに絞って、点滴で代用できるものは点滴に差し替えてくれる事になりました。(結果は心臓のお薬のシグマートとヘルバッサー、眠前のレスリンだけになりました
食事に関しては、どこかで詰まってたりしても困るので、高カロリー点滴もしていることだし、無理に食べる必要はなく、体内に摂取している分ぐらい出ていれば今のところは心配ないとの事でした。

で、その後主治医に促されて人気のないナースステーションで父の現在の状態を説明されました。

主治医からの説明を簡単に言うと、今回行った化学療法は全くの無駄足でした。
というよりはむしろ、事態はより深刻で
本来抗がん治療によって、ある程度白血病細胞を撃沈出来ていなければならないはずなんですが、治療後のデータを見せてもらうと、化学療法後、当初高かった白血球数が副作用の出るころにガンと減り、その後輸血や白血球を増やす注射によって白血球が正常に戻ってきたのですが
問題は、白血球の中の白血病細胞の比率で、治療後その比率が高くなっていたのです。
これはどういう事かと言うと、今回の治療は父の病気細胞を攻撃するのではなく、健康で正常な細胞を標的にしてしまったという事で、父の体の中の健康な細胞が激減し、悪魔と化した白血病細胞は攻撃をするりとかわしグンと勢力を伸ばしてきてしまったという事なのです。
主治医曰く、この辺のややこしいとこが成人T細胞の怖いところで、一度運よく叩けても2度目には白血病化した細胞が薬剤耐性を持ってしまい治療困難に陥ってしまう、ゆえにこの成人T細胞白血病リンパ腫の平均余命が半年とか1年とか言われる所以だという事に他ならないという事だそうです。

で、主治医Y先生と再度今後の治療についての話し合いとなりました。
今回の化学療法の結果を以って、父の状況はまたもや大きく変化し、一度はこのまま緩やかな抗がん治療で出来るだけ穏やかな余生を楽しんで人生を全うしようとの結論が出ていたのですが、
この緩やかな抗がん治療が全く効果がないとなると、そうそう余生を楽しんでいる時間もなく
非常に危険を伴なうがある程度の治療効果の期待できる化学療法を試みるか、効果はほぼ期待できないが緊急な危険性の少ない今の路線での(この治療に関しては全く無意味なわけですが)化学療法を継続するかの二者択一を求められました。

主治医は本来ならこの命の選択は、主治医たる医者が方向性を指し示し患者本人がするべきものだと思うけど、今のお父さんにはそんな酷な事はさせられないし、また無責任なようだけど自分たち医者が決められるものでもないので
お父さんの事を一身に背負って頑張っているあなたに決めてもらう事が一番なのではないかと言われました。

私の心はほぼ決まってはいましたが、今一度確認の意味で
もし今の緩やかな化学療法を選択した場合、現時点でさえ白血病細胞を抑制出来ていないのに、今後、今と同等の抗がん治療を続けて意味が有るものなのか、尋ねてみました。
主治医の答えは、予想通りまさに私が疑問を抱いた通り、ほぼ意味をなさない治療になるという事でした。

だったら私自身もとろとろ迷っている余地もなく、私は当初からの希望通り

「だらだらと効果のないつらい抗がん治療より、たとえ命を落とすことになったとしても、もしうまくいけば今の苦しい状況から脱却できる可能性のある厳しい抗がん治療を望みます!!」

「わかりました。まだ方法もないわけではないし、色々やれる事を考えてやってみましょう!
あなたの希望は最初からそうだという事はわかっていましたからね!
ただ、今回の軽い抗がん治療でさえ下血騒ぎとなったわけですから、まさに命がけ、いざという時の覚悟はしておいてもらわないといけないですよ

という事で
主治医は、善は急げ、時間の余裕もないので急きょ
明日・明後日、の金土と日曜日は自分がいないので休んでやれるようなら月曜日の3日間での抗がん治療を処方してくれる事になりました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.04.23 14:51:48
コメント(1) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: