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2010.05.03
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テーマ: 闘病日記(4028)
カテゴリ: 闘病記
 未だ確たる治療方法が確立されていない成人T細胞が他白血病リンパ腫ですが
やはり医学は日進月歩、新しいお薬が開発されていっています。
現在この病気の治療は対処療法として「抗がん治療」を行うわけですが
抗ガン剤につきものなのが、どなたも御存じの「副作用」です。
私も父がこのような状況になるまで、副作用と言うと「脱毛」や「嘔吐」などと単純に考えていたのですが、実際抗がん剤での治療を受け始めると、脱毛なんて副作用の領域に入らないほどの軽度の副作用だと思えるし
とめどない嘔吐はそれなりに体力を奪って行く事になるので大変ですが、一気に命を奪ってしまうという事はありません。

父の場合の副作用は病気の発祥地となった消化器系統の壁がはがれて大量下血になったり、更に浸潤して穴が開いたり破れたりの危険性を常に孕んでいて、その副作用が命の危機のかかわるものなので思ったように治療が出来ないのです。副作用が手かせ足かせとなり、治療が出来ない...、ほんとこんな事思ってもみなかった事でした。

さて、今回の入院当初、父の急激な病気の再発を受けて主治医から提案されたのが
薬の治験を受けてみないかという事でした。
その治験薬には私も思い当たる節があったので
「抗CCR4抗体の事ですか?」と、聞いてみたら、見事的中でしたが
私の知りうる情報によると、既にその治験の募集は終了していたはずだと思ったので、主治医にその事を言うと
「えっ!?そうなの?もう終わってた??」
てな感じでしたが、ともかく問い合わせてくれたけど、結果はやはり終了していて、私はすっかり名古屋まで行く気になっていたりもしたので、ちょっとがっかりしました。

ただ、この治験の話が出た時には父もまだまだ元気で、主治医もまだ使っていなくて効果が期待できそうな抗がん薬もまだまだあるから、大丈夫なんて言っていたけど・・・

結局その後の治療の結果が思わしくなく、激しい副作用に悩ませられるようになり、治療もままならないようになってきたいまでは、CCR4抗体の治験に参加したかったと悔しい思いでいますが、今回の父の急速な病状の進行状態では果たして治験に参加できていたとしても、治療を受けれたかどうか疑問ですが...。

さて、この新薬は 抗体薬品 と言って、今までの抗がん治療の治療薬とは違って、一つの抗体が一つの抗原だけをターゲットに攻撃して行くので、副作用が少なく体に優しいとされています。

抗体薬品については、私ももちろん素人だし、ネットできる時間が非常に制限されてちゃんと調べている時間がないのですが
私たち親子が恋焦がれてやまない抗体薬品名は 「KW-0761 抗CCR4抗体」 となっていますが

この抗体薬品は現在、第2相の治験に入ったところで、たぶんこの治験によって重大な副作用が出なくて、ある程度の治療効果が認められれば、認可申請となり、その後承認を受けて、来春ころからの使用開始となるみたいです。

今までTVなどで新薬に認可申請などのニュースを何度か見てきましたが、ほんとに他人事で大して気にも留めていなかったのですが、
いざ、自分の立場になってみると、まだまだ1年近くもかかるというのは、本当に地団太を踏む思いで
こんなに切望している患者がいるのに、何でもっとスピードを上げて出来ないのか!!

いろんな薬に安全性の確認は必要だということは重々承知しているけど、新薬の副作用より効力にかけたい患者がいて、新薬の服用によって命を落とすことになったとしても、その新薬を試さなければ間違いなく死んでしまうのだったら、せめて命あるうちに使ってみたいというのが本音です。

厚生省のお役人には 「一日千秋の思い」 とい言葉をかみしめてほしいと思います。
目の前に効果の期待できそうな新薬と言うごちそうがぶら下がっているのに、そのごちそうを目の前にして力尽きてしまわなければならない患者の無念さを・・・。

厚生省は父の病気の原因となる「HTLV-1ウイルス」の情報を永い間放置しておいて(我が家の場合もこのウイルスの存在は全く知らなかった)、広く国民にこのウイルスの恐ろしさを知らしめるとい義務を果たさず、多くの犠牲者を出しているのだから、せめて、今現在闘っている患者の身になって、一刻も早い承認をお願いしたいものです。

当然ながら今からいくら急いでも父にこの抗生新薬の認可承認を受けての治療にはとてもじゃないけど、間に合わないだろうけど、まだまだこの薬を待ちわびている人たちの為に、本当に 「急いで!!」 と、声を大にして叫びたいです!






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最終更新日  2010.05.03 16:21:14
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