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昨日は、精神科医と主治医と別々にお話ししました。
私の怒りと不満は看護師を通じてしっかり伝わっていて、どちらのドクターもある程度私が納得できるように詳しく説明して頂きましたが、緊急時の体制についてはここはベッド1000床の大病院なので、やはり患者の急変時にも、より緊急性のある患者を優先してみる事になるので、看護師が主治医の指示通りに診察して緊急性を要していないと判断すれば、ドクター数と患者数の関係で、一々診察に訪れる事はないし、出来ないと言われました。
なるほど、よく理解できます
苦しいと訴える患者をその度に診て回っていたんじゃ、医者は患者を天国に送り届ける前に自分が天国への階段を上ることになってしまいかねないですもんね。
で、この定義で行くと私の父も瀕死の状態になった時にやっとドクターが駆けつけてくれる事になるわけです。
それでも、苦しい患者やそれを見守る患者家族は身の置き場の無い苦痛にさいなまれる時には、医者の「大丈夫ですよ!」の一言がほしいものです。
これは、ほんとうに病院側と患者側のジレンマ、決して交わることのない思いですね
肝心の先生方とのお話合い。まずは精神科医のM先生ですが、この先生には事故の治療をよけて、昨年の7月頃から一番長くお世話になっています。
あまり感情の抑揚がありませんが、色々な判断が淡々としていて、割と的確で、お話は何んとなくかみ合わないのですが、私たち親子にとっては信頼できる精神科医だと思います。
で、このM先生とのお話は父の元々の病気パニックや、せん妄症の説明ではなく
今後父に必要になるお薬の説明で、さすがに言葉は選んでいますが、今の父に眠剤の副作用とかはもはや問題ではなく、病状がかなり進行していて、絶え間ない悪心と痛みが続いているのだから、これからはいかにしてお父さんの苦痛を和らげて上げるかを考えなければいけない段階で、当然、眠剤や鎮静剤は私が危惧する通り、使えば使うほどどんどん酩酊状態がひどくなってきて、ほとんど何も分からなくなるかもしれないけど、お父さんにはそうしてあげる治療が必要になってきていると思うし、御父さんの事を考えてあげればつかってあげるべきだと思う。ただ当然どのお薬もあなたが拒否すれば病院側は無理に使う事はありません (これは勝手に眠剤のような点滴治療して、私が激しく抗議したことへのフォローですね)
と、言うような説明の元、これから使える安定剤や眠剤、などの効能・効力・副作用と、まずはどれから使っていくかという事を、看護室長立ち合いで決めて頂きました。
続いて、主治医との話し合いですが、その前に昨日朝の採血の結果です。
WBC 2,1L / RBC 261L/ HB 7,8L/ HT 23,0L /PLTC 3,1L
LYMPA 5L / OTHER 80H
白血球・血小板・貧血とも、再三の輸血や注射でもほとんど回復は見られないですが
もっと重要なのが 「OTHER 80H」
という数値で、ここまでの悪性化は主治医も予想していなかったらしいのですが
いつかも言ったと思うけど、要はこの数値が父の病気の重篤な進行部分で、父の白血球の8割が既に白血病化していて、今回の抗がん治療も見事に玉砕で、
先日の脳梗塞もこの白血病の進行が大きく影響していて、白血病細胞はどんどん血液を侵食していくので、脳梗塞も白血病細胞が悪さをして引き起こすのだそうです。
すなわち脳梗塞は今後も起こることがあり得るわけで、白血球の白血病化に伴い、今後は重篤な感染症で、父の命はあっという間に終わってしまうことも覚悟しておいてほしいと言われ、このOTHER80が100になることも容易にあり得ると言われました。
またこの手のつけようのない病気の進行こそが 「成人T細胞型白血病リンパ腫」 たる所以で、だからこそこの病気の平均余命が半年から1年であり、いったん再発すると再び抑え込む事が非常に困難なんだそうです。
ただ、これだけがん化がひどくなっても、普通のがんと違い血液のがんというのはまだまだ治療できる余地があるそうです。
ただし、あくまで今ある治療薬では、命が何週間伸びただとか、1カ月寿命が延びたというのが、父の病状においては抗がん治療成功の結果らしいです。そして、悲しい事にこの治療でたとえ数週間寿命が延びたとしても、父の今の苦しい状態を取り去ってあげることは不可能で、
このまま苦痛を和らげる緩和ケアに入っていくか、苦痛を少し押さえながら、引き続き軽い抗がん治療をしていか決めてほしいと言われました。
今父に施している治療は、食べれない父の為に高カロリー点滴と感染症を防ぐ点滴たちと飲み薬、それに吐き気止めと、軽い眠剤。新たに加わる安定剤の点滴と今の眠剤よりもう少ししっかり眠れるような眠剤となるのですが
食欲の全くない父にカテーテルで無理やり栄養補給して、その結果絶え間ない苦痛が続く・・・。
本当に今回の入院治療は正解だったのかどうか・・・とは言え、この状態では病院での処置がなければ激痛で今味わっている何倍もの苦しみの中で絶命していたかもしれないし・・・。
本当に私一人で父の命の何もかもを決めて行かなければならなかったという事は、とても辛いことの連続です。
こんな私が唯一心に決めている事は、映画の中のセリフではないけど
「決して後悔しない事!!」
常に自分の選んだ道こそが最良の道だと思って突き進み、闘っていく事!
で、今回私が下した決断は
もう少し頑張ってみる事
主治医に少しでもいいから自宅に帰りたいからがんばります
と、伝えました。
昨日より始まった抗がん治療薬は今回は飲み薬で
ペラゾリン細粒800mg
朝夕1日2回・5日間服用
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