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2006年02月10日
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カテゴリ: 歴史から学ぼう

驕り。


ミッドウェー海戦の生と死

そこから「驕り」を感じる部分を
引用させていただきます。

『…(略)目撃したのは、甲板に毛布や敷布をしき、料理用の白絞油で濡らし、そこへ熱傷患者を横たえた情景であるという。
 敗けること、あるいは思わぬ苦戦をすることを想定しない参謀たちのもとでは、負傷者となった苦痛も倍加されずにいない。
 ミッドウェー海戦の負傷者を運ぶことになる病院船「朝日丸」の副長兼内科長だった戸田弘一の回想がある。作戦発動の直前、呉に碇泊中の第二艦隊の重巡「高雄」で補給会議が招集され。戸田副長は機関長職務執行者として参加した。
 機関参謀から燃料の洋上補給計画について詳細な説明があったが、燃料が石炭である「朝日丸」についてはまったく説明なしで会議はおわろうとした。
「朝日丸の補給はどうなるか」

「石炭はミッドウェーに十分あるから心配はない」
 ということで閉会になった。「朝日丸」の艦長以下は、独自の判断で石炭を満載、さらに上甲板にいっぱい練炭を積んだ。出港が近づき、呉海軍病院に用件があって行ったところ、病院部員から、
「戸田さんこんどはMI作戦だそうだね、ごくろうさん」
 と言われ驚いたという話を書いている(「櫻医会会報」昭和五十六年版)』

(「滄海よ眠れ」澤地久枝 文春文庫)





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最終更新日  2006年02月10日 20時43分06秒 コメント(2) | コメントを書く
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