私は子育てに向いていないのだ!

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在宅ワーク物語~これが私の生きる道!



そもそも私がなぜ、「在宅での仕事」をするに至ったか?を簡単にご説明したいと思います。派遣社員として某研究機関で事務をしていたとき、私は富士通のワープロしか使えませんでした。その後、必要に迫られてMACのお絵描きソフト「マックドロー」の使い方を覚えたのが、MACとの出会いでした。その頃、(今から5年位前ですが)今ほど、パソコンもインターネットも一般的ではなく、アメリカに留学している友人が、自分の研究している内容をホームページで公開しているのを見て、とても感動したおぼえがあります。電子メールの存在を知ったのもちょうどその頃です。

私が勤めていた研究所は、隣の机に座っている研究員さん同士でも、メールでやりとりをして、一日中お互いに口も聞かず、パソコン向かっているような人がたくさんいるところでした。それまで、電子メールやインターネットの存在すら知らなかった私には、まったく異次元の世界で、何もかもが新鮮で、用事もないのに、社内の人にメールばかり送信するほど、メールやホームページの世界にはまってしまいました。

その後は、上司から仕事を頼まれると、すべてMACで書類を作るようにしてMACの操作やソフトの使い方を覚えました。その研究所の仕事が暇なのをいいことに、仕事が終わると、自分のホームページを会社のMACで作ったり、(もちろんタイムカードは押した後で…!)ホームページで、夕飯のレシピを探したりとはっきり言ってやりたい放題でした…。MACのことでわからないことがあれば、マニュアルを見なくても懇切丁寧に教えてくれる研究員さんのおかげで、出産を理由に研究所をやめる頃には、「在宅で仕事をするために」自宅のパソコン環境を整えてしまいました。

出産後もなんとか仕事を続けたいと思い、電子メールを通じて知り合いになった某プロバイダーの人に、「家でできるような仕事はないものだろうか?」とことあるごとに、売り込んでいたおかげで仕事をまわしてもらえることになったのが、きっかけです。

私の場合、なんでもかんでもやりたい方で、何かをするために何かを我慢するということができない性格。結婚もしたい、子供も産みたい、子育てもしたい、でも仕事もしたい、それを通してしまったおかげで、えらく迷惑をこうむった人が私のまわりにはたくさんいると思いますが…。結婚後も会社を辞めることなくキャリアを積んでいれば、子供が1歳になる前から保育所に預けて、仕事をするということも考えたと思います。が、なぜか寿退社というものをしてしまっていたのでそれもできない。

「在宅で仕事をしたい」と思う人の多くの方の理由も私と同じだと思いますが。私の場合も、子供を産んでも仕事を続けたい。でも、子供が小さなうちはそばにいてやりたい。前からやりたかったものを書くということを仕事にしたい。そんなすべての希望を現実のものにしてくれるのが、私の場合「在宅ワーク」だったというわけです。

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