地を這う虫

2026/04/30
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カテゴリ: 新聞記事
先日書いた記事↓

"日経新聞は今日も高市首相ディスりに必死だな。朝刊14面の"押し活政治」考える㊤"は駄文です😨。"  (2026/04/27)

の続報です。今日の日経新聞朝刊に『「押し活政治」を考える ㊦』が載っていました。


日本政治の「推し活」化 それでも問われるのは政策だ 金子智樹氏
東北大学准教授

2026年4月29日 2:00 [会員限定記事]


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ポイント

○政権担当能力に注目が集まる日本の政治
○政策の訴求力失えば支持離れる構造不変


2月の衆院選では高市早苗首相率いる自民党が歴史的大勝を収めた。高市内閣は最新の世論調査でも高水準の支持率を維持している。小泉純一郎内閣の初期(2001年)にみられた圧倒的支持に近い状況だ。

自民党支持率の回復を上回る形で、高市首相個人への期待が内閣支持率を高めている。そこで...

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記事全文を紙面からスキャンした画像を以下に貼っておきませう。










「ポイント」 の最初に『 衆院選での「高市ファン」の影響は限定的 』と書いてあるのが笑えますね。4/27朝刊に載った早稲田大の尾野教授の論考は「読んでも無駄」と言ってるに等しいですな。まぁ、常識的に考えても東北大の金子准教授の論考の方がまともそうですよね。


論考全体を通して、特段文句をつける部分はないのですが、一つだけ理解できないとこがあります。
それは画像にピンクハッチングした部分です。

>このうち政策の提案力はそのまま投票に結びつくとは考えにくい。「自分と主張が近い政党」に投票するのは多くの有権者にとって容易でないためである。

うん❓😅。。。
今、文章の意味がやっと理解できましたわ😰🙂。

経済政策で主要政党間の差異が小さい
 → 政党間の違いが分かりにくい
   → 自分と主張に近い政党がどの党かわからない

というロジックなんやね。
文章の意味は分かったが、ちょっと同意はしにくいなぁ。経済政策にこだわり、一家言有する有権者なら、政党間の違い、その政党が最重要視している目玉は何か、てなことを察知できるのではないか。そこを察知できない有権者は、そもそも例えば経済政策に関する自分の(強い)主張なんて端からないんでせうが………😰

まぁ、それはともかく、全般的には真っ当な論考だと思います。
早稲田大の尾野教授は赤っ恥かいたも同然ですな。自業自得ですけどね😄。



【2026/05/01 02:35追記】
金子准教授の寄稿文の全文テキストを以下に貼っておきます。


----------------------- 転載開始 -------------------------
それでも問われるのは政策だ  金子智樹氏
東北大学准教授



ポイント
○衆院選での「高市ファン」の影響は限定的
○政権担当能力に注目が集まる日本の政治
○政策の訴求力失えば支持離れる構造不変


2月の衆院選では高市早苗首相率いる自民党が歴史的大勝を収めた。高市内閣は最新の世論調査でも高水準の支持率を維持している。小泉純一郎内閣の初期(2001年)にみられた圧倒的支持に近い状況だ。
 自民党支持率の回復を上回る形で、高市首相個人への期待が内閣支持率を高めている。そこでは首相の支持者が見返りを求めない「ファンダム政治」や「推し活政治」が作用していると考える向きもある。
 「日本初の女性宰相が前向きなキャラクターを生かして困難に立ち向かう」という物語には確かに訴求力がある。選挙中のSNSや動画サイトにも高市首相を肯定する投稿が多く流通した。しかし「高市首相の強固なファン」という有権者像は、ある程度相対化して議論すべきだろう。
 オンライン上の政治コンテンツは、時流に乗った内容で閲覧数と収益を稼ぐ目的で制作されたものも多い。内容が有権者の声を代表しているとは限らない。
 衆院選後に筆者が独自に実施した有権者調査では、高市首相への好感度は10点満点で5.8と自民党の好感度(5.2)と僅差にとどまった。比例区の自民党投票者に限れば高市首相は8.0と自民党(7.7)の好感度とほぼ同じだ。
 「単純なメッセージに感化された首相の熱狂的支持者」というファンダムが、自民党大勝の立役者だったとは言い難い。

            ◇   ◇

そ こで投票行動の原点に返って考えてみよう。選挙では「良い政策」を「実現できる」政党を選ぶという投票行動が想定される。つまり政策の提案力とその遂行力の2つが、有権者が政党を選ぶ判断軸となる。
 このうち政策の提案力はそのまま投票に結びつくとは考えにくい。「自分と主張が近い政党」に投票するのは多くの有権者にとって容易でないためである。
 特に日本では、多くの人が重視する経済政策で主要政党間の差異が小さい。近年の多党化で政党の選択肢も増えた。さらに今回の衆院選では、高市首相は「国論を二分する政策」への挑戦を解散の大義としつつ、その中身は選挙戦で語らなかった。
 「良い政策」自体が有権者にとって多様かつ曖昧であれば、後者の「実現できる」力があるかという部分が必然的に重要となる。
 この実現力すなわち「政権担当能力」のイメージは、日本政治研究において近年特に注目されている。議席数の多さ自体が、自民党の政権担当能力イメージの源泉だとする見方もある。
 ここで全国各地域の有権者の政党選択の状況を、世代を切り口として確認してみよう。図は26年と24年の衆院選における主要政党の比例区得票率を、30代以下(将来世代)の有権者割合によって市区町村を3区分し、グループごとに集計したものである。






 自民党は年齢層が高い地域ほど強い。24年から26年にかけてはどのグループも得票率を約10ポイント伸ばしている。24年衆院選で少数与党に転落した石破茂内閣に対し、後を継いで衆院を解散した高市首相の決断力は選挙で評価を受けた。高市首相は衆院解散に自民党の政権担当能力の回復を賭け、勝利したのである。
 一方、立憲民主党と公明党が合流した中道改革連合は、24年の立民単独時代の得票率も下回る惨敗に終わった。政策面でのリベラル色を弱めつつ「数の力」で政権担当能力をアピールしようとしたが、急ごしらえで説得力は乏しかった。
 衆院の野党第1党が苦しい状況にあるなか、中小政党にとって有力な戦略の一つは、将来世代向けの政策を打ち出すことである。
 「手取りを増やす」を前面に出す国民民主党や、他党と異なり消費税減税に否定的なチームみらいが好例である。実際、将来世代の割合が多い地域ほど、国民民主とみらいの比例区得票率は高い傾向にある。
 国民民主は少数与党の下でキャスチングボートを握ったことが政権担当能力のイメージを高めた面もあっただろう。他党との差別化をアピールするSNSでの発信も、特に将来世代向けには重要となる。
 しかし投票者に占める将来世代の割合は小さく、第1党が有利になる小選挙区では全国的に自民党の大勝となった。若者が多い地域での国民民主の得票率も24年より低下している。
衆院で自民党が3分の2の議席を確保したことで、国民民主やみらいが独自の政策提案力を発揮する余地は小さくなった。
 今後、中小政党が政権担当能力のイメージを高める道はあるだろうか。一つは当然のことながら、28年の参院選で与党を過半数割れに追い込むことである。その上で部分連合による協力姿勢を与党に高く売り込まなくてはならない。少なくとも今のままの「一強多弱」では、野党が政策実現の道筋を描き、支持者の期待感を保つのは困難だ。

             ◇   ◇

 盤石の政権担当能力を備えたかにみえる自民党にも死角がある。筆者は25年10月の宮城県知事選がそのケーススタディーとみる。
 知事選では6選を目指した現職に対して新人候補が肉薄したわけだが、有権者の選択には「政策」が作用していた。筆者の調査では「県内水道事業の民間委託方式」や「仙台医療圏の病院再編」など複数の論点で、現職知事が推進した政策をめぐる賛否が投票先と明確に関連していた。
 現職知事の県政運営の下で蓄積してきた政策的論点が浮上すれば、票が動くことが可視化されたのである。こうした側面は国政にも通じると考えられる。
 有権者は高市首相の自民党に、停滞が続く日本の政治や経済の改革を託した。これは政策実現への期待感である。自民党は政権担当能力を衆院で確立した以上、具体的な「良い政策」の実現が求められる。
 しかも有権者は、少数与党が野党の政策にも一定程度配慮する政治を経験している。たとえば高市首相が一部の保守層をファンダムと想定して政策を推進しようとすれば、幅広い有権者の信任を失いかねない。
 有権者にとって望ましい政策の立案と政権担当能力の向上は、政党という車の両輪のはずである。たしかに政策実現には政権担当能力が欠かせない。
 しかし政策面での訴求力を欠けば、多くの社会課題を抱える日本政治という道を安定して走ることは難しい。物価高対策など、国民生活に直結する問題が顕在化している状況下ではなおさらである。
 近年、ボートマッチを利用して投票先を検討する有権者が日本でも増えた。「自分と主張が近い政党」を探すのが難しいことが背景にあるが、各政党の政策に対する関心は高まっているとみる。
 議席の少ない野党にとっては、次の国政選挙を見据え、政策面の魅力を磨く好機でもある。
流動化する政治状況のなかで、高市政権は圧倒的な議席を負託された。そこで問われるのは、一票を投じる見返りとして期待された「良い政策」を実現できるかどうかである。

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Last updated  2026/05/01 02:33:49 AM
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ふぁみり~キャンパー@ Re:今日の日経新聞朝刊の「春秋」がクソ過ぎて反吐が出た🤢😡💢(03/25) >国旗を切り裂いたり、焼いたりする行…

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