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2021.01.09
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カテゴリ: ドラマ

まさかの宮坂殉職。
あんなに、あんなにも頑張っていたじゃありませんか、前作で。
卒業の際、風間教官から「死ぬなよ」と言われて堅く握手を交わしていたじゃないですか。
それなのに…。

それはまるで、ファイナルデッドシリーズで、前作で危機を乗り越え最後まで生き残った主人公が、次回作冒頭であっさりと死体になっているのを観た時の残念な気持ちに近いと申しましょうか。
前作であれほど彼の一挙手一投足にハラハラし、手に汗握ったアレはいったいなんだったのか!?という虚無感。
そういったわけで、宮坂の殉職を知った直後に放送された、コント「お笑いの教場」には非常に救われました。

ところでドラマ「教場」は、警察官としての適性がない者を去らせる場だという側面から描かれていますが、あの厳しい規律と体育会系の雰囲気が、私の過ごしてきた昭和の時代の小中学校に似通っていて思わず苦笑いしてしまうのです。

私の母校である中学は、非常に上下関係が厳しく、教師の権力が絶対で、エセ軍隊のような指導が行われていました。

一例として、給食前に課せられる運動メニューがありました。
グラウンドや校外の急坂800メートルほどを、一定時間以内に走破することを求められます。
間に合わなければ皆の前で晒し者になり、罰として更に重いメニューが課せられます。

その後、グラウンドを全員の足が揃うまでグルグル走らされ続けるのです。
まさに「教場」の1シーンです。

教師からの合格点が出るころには、皆疲れ切り給食を食べる体力と、そもそも食べる時間自体がなくなってしまうことがしばしばあり、「こんなことをしているから、うちの中学の生徒の身体は育たない」と養護教諭が愚痴っているのを聞きました。

また「教場」では、教官に授業を「お願い」しに行くわけですが、私の母校でも自主的に教師は教室には来ず、担当の生徒が授業を「お願い」しに行く規則になっておりました。

それでも教師が見つかりやすい所にいてくれればいいのですが、私が担当していた教科の教諭は職員室におらず、授業の開始時間が過ぎても見つからず、学校中探し回った結果、用務員室で寝転がっていた、ということまでありました。

教師を待つ間の私語など、クラスメートの不始末は教科担当の生徒の責任となり、代表で教師にビンタされることもありました。

その他拳骨で頭を殴る、バットで尻を殴る、竹刀を持ち歩く教師(キメツ学園か!)、生徒に手を繋がせ電気を流す教師など、今では考えられない指導?方法が横行しておりました。

挨拶運動と称して校門の前に教師が立ったりもするのですが、特定の生徒には挨拶を返さないのです。
あれは何のための、どういう指導なんでしょう??

その他器物破損などがあると、犯人捜しのために昼休みは全校生徒を体育館に集め「全体責任」として正座させ、犯人が名乗り出るまで何日もそれを続けたりもしていました。

「教場」の風間教官には厳しさの中に凛とした愛が感じられますが、昭和の時代のこういった指導方法に、私は愛は感じ取れませんでした。

当時はまだイジメという言葉はありませんでしたが、抑圧された生徒の間で既に数々の「イジメ」が行われており、教師はそれを防ぐことも、解決することもしませんでした。

これらの体罰は小中学校までで、高校になってからは体罰はあまりありませんでした。
パワハラ、アカハラ、モラハラは相変わらずありましたが。
ただし、女子高だったせいか、セクハラがパワーアップして展開されていました。
痴漢行為のようなものまで。

体育の後の授業で、着替え中の教室に無理矢理入ってこようとする教師。
生徒VS教師の球技大会で、ニヤニヤしながらタックルをして女生徒を押し倒す教師などなど。
そもそもハンドボールって、タックルしていい競技でしたっけ??

またある教師は、特定の生徒を授業中延々指名し続け、答え辛い質問ばかりをする、進路指導に必要な文書を配らないなどのあからさまな嫌がらせをしたりしていました。

更にこの教師は卒業文集で担当クラスの女子生徒に対し
「あの子もこの子も人生を一緒にやり直したい子ばかりだった」と綴り、更に
「そしていちばんかわいい、いじめて泣かしたいあの子」
と変質者的な記述までしていました。

今だったらニュースネタになってしまうようなことばかり。

昭和の時代の子供の人権は、あまり認められていなかったなあと溜息とともに振り返り、
「みんな違ってみんないい」という言葉を、もっと前に聞きたかったなあと思ったりもしています。

うんざりするような記憶を書き連ねましたが、ドラマ「教場」は面白かったです。

「教場Ⅲ」を観られる時を、楽しみにしています。








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Last updated  2021.01.10 23:53:59
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