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koike1970

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2010.05.22
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カテゴリ: 文学
 IFJTにてR.先生の講義。第6回。

 ランダムなメモ形式を復活させる。

・第9章;旅行者たちがガブリエルに惹かれる。ザジはブルジョワ女(ムアック未亡人)に連れられる。警官(トゥルースカイヨン)は誰か≒ペドロに似ている。
・第10章;警官は車を徴発してザジとブルジョワ女を乗せる。
・第11章;旅行者たちがガブリエルのスペクタクルに興味を示す。ガブリエルは全員を夜のダンスショーへ連れて行こうとする。レストランの金額と比較したりする。
・運転手フェドールの話し方はとても野卑で仕事のレベルで用いられるものではない。
・一方でガブリエルはアーティスト風な話し方をしている。
・ベルリッツ=たいしたことのない語学学校、というニュアンスがある。

・p.101の表現には文学の諸作品を意識したと思われる部分がある。
・“l'heure ou les gardiens de musee vont boire,”は、ユゴーの『La Legende des Siecles』の「Booz endormi」にある“C'etait l'heure tranquille ou les lions vont boire.”から。
・“Gibraltar aux anciens parapets.”は、ランボーの『Le Bateau ivre』にある“l'Europe aux anciens parapets”から。
・上記のような表現は、知識がなくても文章を楽しむことができるが、知識があればもっと楽しめる。
・ザジは、ガブリエルが外国語を話すこととホモなのかどうかという事柄を混ぜこぜにしている。
・p.106“avec un pot d'enfer”。素晴らしく運が良い、となる。enferはほぼ必ず良い意味に使われる。反面、paradisが良い意味に使われることがあまりない。
・le trot=速歩。だく足。le galop=襲歩。cf. le pas。
・第9章の終盤でトゥルースカイヨンとムアック未亡人の名前が明るみに出る。そこまでの読者の謎が解かれオチとなる。
・roucouler=ハトが鳴く。フランス語は動物の声ごとに動詞が存在していると言える。
・クノーは1920年代に北アフリカにいたことがある。 第3次リーフ戦争 時に従軍していた。

・ナレーターは登場人物に合わせて口調の上品さ・下品さを変えている。
・運転手を拘束するのは、レーシングドライバーの ファン・マヌエル・ファンジオ がキューバで誘拐された事件を下敷きにしているのかもしれない。
キューバ革命 は1959年1月1日に完遂している。


 10月からの秋学期は、サルトルの『言葉 Les Mots』を講読する予定とのこと。





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Last updated  2010.05.26 22:51:26


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