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こまま1023

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2026.05
2007.01.09
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カテゴリ: 読書
『水の翼』 小池真理子・著 <8>

美と対峙して生きる芸術家の夫と、彼を愛し恍惚を知った年若い妻。
ある夏の昼下がり、二人の前に美しい青年が現れた…。
激動の時代、1970年代の仙台を舞台に
美しさと悲しみの奇跡を描いた書き下ろし長篇。

とのあらすじ。

いやいや・・・もう・・・言葉がないです。
なんと表現したらいいのやら。

ちょっとした文中の言葉が、ものすごく素敵で、

今もパラパラとページをめくってみても、
きれいな言葉が並んでいるのです。
こういう感性を持つ女性になりたいな、なんて・・^^。

たとえば

 「蝶番の軋み音が、一切を拒絶するかのように
  家中に大きく鳴り響いた」

 「庭の藤棚に生い茂った藤の葉を、
  雨がばしゃばしゃと音をたてて叩いている」

 「霧雨はやむ気配がなかった。
  宇佐美の鼠色の上着の背は、
  緑に濡れた木々のように葉叢の向こう側に、


 「心臓が一回転したような感じがした」

なかなかこういう言い回しってできないもの・・。


途中、たくさんの官能的な場面があり、ちょっと照れますが、
ほんとに素敵で苦しい愛の形です。
最後の最後のどんでん返し・・・。


前半は少し退屈かもしれないですが、
絶対、最後の最後で胸が震えます!








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Last updated  2007.01.09 18:23:54
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