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こまま1023

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2026.05
2007.01.27
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カテゴリ: 読書
『雪ひらく』 小池真理子・著 <21>


秘めた関係を断ち切って故郷に戻った女の心の空ろを、
細やかな筆致で描く表題作ほか、
『おき火』『最後の男』『仄暗い部屋』『場所』『パラサイト』を収録。
漣だつ湖面のような心を抱え独りで生きる女の恋情鮮やかな短編集。

との紹介文。


『おき火』の中の最後の言葉に、ちょっとはまった。


  これもいらない、あれもいらない、と
  いろいろなものを捨てていって、

  そしてその最後に残されるものが、
  自分が抱えもっている、からだの中おき火だったとしたら・・
  そう考えて桐子は軽く身震いする。
  自分が死んで、柩ごと焼かれた時に、
  誰にも秘密だったはずのおき火がめらめらと焔をあげて
  燃えさかる様が見えるような気がする。
  焔は焔と混ざりあい、絡み合って、見分けがつかなくなる。
  死者だけがそれを知っている。


リアルの知り合いで、ここを知っている人は少ない。
私の秘密・・・。
焔になって燃えるのかな。






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Last updated  2007.01.27 20:15:12
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