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こまま1023

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2026.05
2007.05.28
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カテゴリ: 読書
『ユージニア』 恩田陸・著 <104>



  ユージニア、私のユージニア。
  私はあなたと巡りあうために、
  ずっと一人で旅を続けてきた。
  遠い夜明けに震えた日々も、
  今日で終わりを告げる。
  これからは永遠に、私たちは一緒。
  私の唇に浮かぶ歌も、
  朝の森で私の靴が踏みつぶす虫たちも、

  全てあなたに捧げよう。

こんな詩から始まる物語。

北陸のある町で、三代にわたって医院を続ける家で、
毒物混入事件が発生。
米寿のお祝でかけつけていた近所の人たちを含めて
17人が死亡。

この事件を『わすれられた祝祭』という一冊の本にした当時少女だった満喜子。
取材をすすめていく、という形ですすむ小説が、
途中で現実の事件にもなっていって・・・・。

うーん、何がなんだかわからなくなってきました。
結局、最後は・・どうなったと解釈したらいいの?

読んだことがある方、教えて下さい^^!!


  理解できないもの、理解を超えたものに出会った時、
  人はどうすればいいと思う?
  拒絶するか、出会わなかったふりをするか、怒るか、恨むか、
  嘆き悲しむか、呆然とするか。



  惜しまれると余計に欲しくなるから、
  必死に大人から時間を奪い取ろうとがんばる。
  大体逆効果になって、失敗するんだけどね。
  そうやって大人に対する不信とあきらめを覚えていく。


  私たちは、自分たちが似ていることに気づいていた。
  この世界が、自分たちにとって居心地の悪い場所であると知っている者。
  取り立ててて行こうしたりはせずにこの世界に折り合いをつけていけるものの、
  どこかに違和感を持っている者。
  自分の優しさや善良さを信じていない者。
  この世の表層とは異なる世界があることに気づいている者。
  私たちは、そういう者どうしであることを知っていたのだ。
  だからこそ、私たちは近づかなかった。
  似た者どうしだと認めあうのが怖かったからだ。


所々にある、こういう言葉が恩田陸だなぁ、と思います。





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Last updated  2007.05.28 15:39:26
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