こままのお買い物天国♪

こままのお買い物天国♪

PR

×

Calendar

Profile

こまま1023

こまま1023

Archives

2026.05
2007.09.03
XML
カテゴリ: 読書
『オーデュボンの祈り』 伊坂幸太郎・著 <158>





コンビニ強盗未遂をしてしまった僕=伊藤は、
事故を起こしたパトカーの中から逃げ出し、
意識が戻ったときにいた場所は・・・
世間と完全に孤立した孤島だった。

田んぼに立つ優午は、未来がわかり、
嘘も見抜けてしゃべることができるカカシ。

ある日、優午が・・・殺される。
優午を殺したのは誰?いったいなんのために?


伊坂幸太郎独特の世界が展開。
初の単行本化、ということで、
書評では荒さも目立つ、とあったけど、
誰も書けないミステリーだと思う。
やっぱり彼はすごいやぁ!



  「人生ってのはエスカレーターでさ。
   自分はとまっていてもいつのまにか進んでるんだ。
   乗った時から進んでいる。
   到着するところは決まっていさて、
   勝手にそいつに向かっているんだ。
   だけど、みんな気付かねえんだ。



   人間の悪い部分は、動物と異なる部分全てだと祖母が言ったことがある。


  「人の一生ってのは一回きりだ」
   祖母は剣で突くように、孫を言葉で刺した。
  「楽しくないとか、悲しいことがあったから、なんて言って、
   やり直せねえんだ。


   『一回しか生きられないんだから、全部を受け容れるしかねえんだ』って。


  「ジャングルを這う蟻よりも価値のある人間は何人だ」
  「わからない」
  「ゼロだ」

  「たんぽぽの花が咲くのに価値がないとしても
   あの花の無邪気な可愛らしさに変わりはありません。
   人の価値はないでしょうが、
   それはそれでむきになることでもないでしょう」



   人が生きるのにどれだけの動物が死んでいけばいいのか、
   人が生きていくためにはどれくらいの花が踏まれれていけばいいのか、
   桜はそれが言いたくて人を撃つだけなのかもしれない。


   こういう店があるから、人間ってのは偉くなったと勘違いしちまうんだ。
   そのうちに「太陽なんてなくてもいいんじゃないか」なんて言うよ。
   深夜に通りかかったコンビニエンスストアを眺めながら、
   助手席に乗った祖母は確か、そう言ったことがある。


うーーん!深いです!
やっぱりいいなぁ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.09.03 23:37:58
コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: