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こまま1023

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2007.09.24
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カテゴリ: 読書
『星々の舟』 村山由佳・著 <168>




禁断の恋に悩む兄妹、他人の男ばかり好きになる末っ子、
居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷痕を抱いて・・・。
愛とは、家族とはなにか。こころふるえる感動の物語。


  最後に何かを強く夢見たのは、いつのことだったろう。
  願っても、どうせかなわない。
  期待したって裏切られるだけ。
  誰かを心底愛するなんて自殺行為。
  人前で口にしたことはないけど、いつもそう思ってきた。




  あの時美希は初めて知った。


  いらない、と、今度こそ思った。
  つかまるものなんか、もう、いらない。
  生きている限り、人は永遠に独りだというのなら、
  自分で歩けばいいのだ。こうして。

  誰かと分かち合うこともできない、消せない痛み。
  それだえも、確かに自分だけのものなら・・・
  愛してやろうじゃないか。


  誰かと二人で生きていけるなどと、
  考えたことが間違いだったのだと紗恵は思った。

  焼けぼっくいに火も何も、
  これまでに一度として火が消えたためしなどありはしない。



  叶う恋あかりが恋ではないように、
  みごと花と散ることもかなわず、

  意味はあるのかもしれない。
  何か・・・こうしてまだ残されているなりの意味が。


うーん、面白かったです。
章ごとに違う人物が主人公となって・・・。
それぞれの生き方、それぞれの想い。
きゅーんとなりました。
人には言えないものを、みんな抱えているのよね。





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Last updated  2007.09.24 16:47:16
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