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きいちゃんは5歳ですから、まだ老犬ではありません。
何事もなければ、まだこの先10年くらいは一緒にいられるでしょうか。
そうであって欲しいと思います。
爺様は、17歳2カ月でお亡くなりになりました。
本を読んでくださった方はご存じだと思いますが、16歳を過ぎた頃からはやはり
それなりにお世話に手はかかりました。
犬の飼い方についての考え方は、人それぞれだと思います。
ほとんどの方が、自分のやり方が正しい、若しくは良いと信じてそうしているのでしょう。
犬の個体差もありますから、飼い主さんが 愛情
を持ってきちんと 観察
し、かつ
勉強
したうえで出した結論であるならば、他人がとやかく言う事ではないと思います。
ただ、明らかに体力の衰えてきた老犬に対してどう接しているかで、私は飼い主さんの資質が見えるような気がします。
もっと言うならば、 人間性 が見えると思います。
手がかかるようになってきて面倒だから、と 室内犬を室外犬
にする人。
老いていく様を見ているのが辛いから、と 他にゆだねてしまう
人。
などなど、私には理解出来ない飼い主の話を聞いた事もあります。
こんな人達には、二度と犬を飼って欲しくないと思います。
老犬と暮らす事は、正直楽ではありません。
手間がかかる。お金もかかる。
あっという間にいなくなってしまう子もいますが、爺様のように1年以上要介護生活を送るとなると、それなりに大変な事はたくさんあります。
本の中でも書きましたが、殺しても死なない頑丈さを誇るワタクシでさえ、 帯状疱疹
で
ダウンするくらいに疲れた事もありました。
疲労ゆえに、気の利かないターミ兄とケンカする事も何度か。遊びにも行かれず、出かけてもそそくさ帰ってくる拘束に、げんなりした事もありました。
そして、爺様の重い体を支えるのに、腰痛知らずの私でもマッサージ通いを必要としました。
同じ事をあと1年やれ、と言われたら、いかに体力に自信のある私でも、出来たかどうか自信はありません。
でも、良くしたもので犬はちゃんと見ているんですね。もうダメだ、となる前に最期の時はやってきました。
お世話は大変だけど、長い目で見れば短い時間です。
10年以上、楽しい時間をくれた子にそのくらいの恩返しをするのは、飼い主の
義務だと思います。
それに考えようによっては、介護ってなかなか楽しいものです。
爺様は 要介護妖怪犬
でしたから、時にバトルのような駆け引きもあり、今思い出すと
とても面白かった。
対人間では、あんなに面白い経験は二度と出来ないだろう、と思うくらい
楽しい時間でした。
あまりにも面白かったので、本にまとめて残しておこうと決めたわけですが・・・
別に、介護は100%頑張らなくても良いんです。
手抜き出来るところは手抜きして、誰かの援助は遠慮なく受け取って、休む時は
休んで深呼吸をして・・・
やがてきいちゃんも年を取るでしょう。
どんなシニアライフになるかは、神のみぞ知る、です。
でも、どんな介護生活になろうとも、出来る限りの責任は果たしたいと思っています。
自分自身が、後悔しないためにも。
最近、シニアわんこさんのブログを見かける事が多くなりました。
今、介護生活を送っておられる方々に、私は心からエールを送ります。
介護は永久には続きません。いつか終わりになる時が来ます。
その時まで、今の一瞬をどうかゆっくり味わって欲しいなあと思うのです。
甘甘きいちゃん
いつまでも膝枕してて良いからね
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