国際結婚 ア・ラ・カルト

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カテゴリ: 旅行記
私が初めて、シンガポールの地を踏んだのは

友人がマレー系のシンガポール人と結婚する為に
海を越え、そのお祝いの為に私も駆けつけた。

花婿の自宅で結婚式は行われた。
式当日、友人は(恐らく、花のエキスか何か)で
指、手の平、手の甲に刺青みたいなものを描いて
貰い(お風呂に入っても何日か消えないらしい。)
素敵なドレスに身を包み、本当に美しかった。


料理が振舞われている。カレーだけでも何種類
あったか分からない。全部、花婿のお母さん達の
手作り。台所は戦場の様だった。
それにしてもお客が多い。彼のお母さんは、800人
位来るんじゃないかって言っていた。
それに、随分と皆さんカジュアルな装い。着飾って
いるのは、彼の親類と日本人客だけだった。
よくよく聞くと、おめでたい事があると、近所に
ビラを配って知らせ、全然知らない人達がご馳走を
食べにやってくるらしい。だから、ここに居る人達も
半分以上は知らない人との事。太っ腹というか、


博物館では、中国系の人々の辛い歴史や、日本軍が
行った酷い仕打ちを目の当たりにし、言葉で気持ちを
表すことが出来ない位ショックを受けた。いくら
戦火の下と言えども、人間として日本軍が許す事が
できなかったし、日本人と言う事が恥ずかしかった。

残念に思った。

結婚式の後、偶然、オーストラリアから仕事で
来ていた友人と待ち合わせ、夜の動物園に行った。
シンガポールのNight Safariは有名で、トラムに
揺られながら(トラッキングコースもあったけれど、
蚊に刺されて大変らしい)普段見る事が出来ない
夜行性の動物達の姿を見て楽しかった。その上、
同乗者のインドネシア人グループの明るい事、
明るい事。インドネシア版、吉本新喜劇かと思った。
トラムの終着駅まで笑いっぱなしだった。

翌日、オージーの友人とも別れ、一人で船を
乗り継いでに、インドネシア領の小島に行って
みる事にした。別に目的地がある訳ではなく、
面白そうな島に着いたら降船するつもりだった。
その時、話しかけてきたスイス人女性と
話が弾み、船上、思いがけず楽しかった。
でも、何か分からないけれど居心地が悪い
のも確かだった。彼女の強いスイス訛りの英語?
違うななあ・・・。

「彼女がどこで降りるの?」

って聞いてきたから、決まってない旨答えると、

「じゃあ、OOO島にすれば?私も、そこで
降りるの・・・」

まあ、元々目的ないし、
そこなら日帰りでシンガポールに戻れるし、
OKすると、惹き込まれる様な澄んだ目をした
彼女は笑った。船の上で話が弾む事、約1時間半。
彼女と一緒に話したり、会話をする事は楽しいけれど、
段々体と体の距離が縮まり肩が触れ合うようになり、
彼女に耳元で囁かれたり、膝を撫でられたりする事に
恐怖心が芽生えてきた。

絶対にレズだ!

聞けば、GFと別れたばかりだと言う。
私の知らない世界・・・。
大体、私はそんな関係を求めて彼女と話している訳
じゃないし、友達がレズって言うのは全然、偏見ない
つもりだけれど、いざ自分に・・・となると、受け入れ
られない・・・これってやっぱり偏見持ってるって事?
結局、彼女とは別れて別の島で降りた私。
でも、計画も無く降りたこの島、入国審査を終えて
外に出ると・・・

男、男、男、男、男、男、男

女性が全然いない。100個以上はある興味の目玉が
私に集まり、舐めるように見つめられる。凄く
居心地悪い。艶のあるミルクチョコレート色をした
肌に、白目が更に際立って見える。
船に乗って引き返そうとしたら、夕方まで
シンガポールに戻る船は無かった。
とにかく、この気持ち悪い視線の嵐から逃げ
出したい・・・。
一応、ガイドブックに乗っていた島ではあったので
タクシーに乗って町まで行ってみた。赤土が
舞い上がるような道で、もしここで殺されたら
一生見つからないかも・・・と自分のしている事
が信じられなかった。目的無い船旅とは言え、
外国でこんな事するなんて浅はかだった。
こんな事なら、あのスイス人といた方が良かった
のかしら?なんて事すら思ってしまった。
幸運な事に、とても真摯な運転手と出会い、
少しでも疑った事を悪く思ったけれど、やっぱり、
今思い返しても、女一人で無謀だったなあ・・・
最終的には、島を観光してシンガポールに戻って
きたけど、生きて帰れて良かったな・・・なんて思う。

その後、シンガポールを後にして、マレー鉄道に
乗り、クアラルンプールに行った。
クアラ・・・では、マレーシア人の友人宅に滞在予定
だった。でも、駅に彼女の姿は無い・・・。電話を
すると、彼女のBFの声。どうやら、私がSINにいる
間に突然の仕事が入り、何度もホテルに電話を
したけれど、上手くつながらなかったとの事。
泊まって良いよって言われたけど、彼氏しか
いない彼女の家には泊まりたくなかった。
丁寧に断り、ホテルを探す事にしたが・・・

街中がコンベンション中でホテルは軒並み満室!!!

全く知らないマレーシアの街で野宿か?!

街中より、駅の方が安全なのかな?

どうしよう・・・と思いつつも、観光協会のホテル
デスクに食いつく事4時間強。間もなく、辺りも
暗くなりかけた時、部屋が見つかった。

☆☆スイスホテル☆☆

結構、名の通ったホテルだし、値段もまあまあ。
第一、今は、値段なんて言ってられない。
でも、協会の人が
「一つだけ問題が・・・」
と言う。
何かと思えば

「NO WINDOW」

え?窓が無い部屋?
でも、聞けば、シャワーもテレビもクローゼットも
色んなスイッチを操作するベッドパネルも、冷蔵庫も
完備らしい。

でも、窓は無い・・・

部屋に案内されると・・・

ホントに窓が無い。

試しに電気を全部消してみたら、自分の手がどこに
あるのかも分からない程の暗闇となった。
こんな部屋初めてだ。大体、どうして、そんな部屋を
作るの?もしかして曰くつきの部屋?
でも、そんな事言ってられなかった。
とにかく、屋根があって安全な部屋で寝たい。
それだけだった。

その夜は、路地の向かい側のホテルに滞在中という
当時、郵政省に勤めていた日本人と知り合い
夜遅くまで杯を交わした。

翌日、幸い二日酔いも無く、一人で観光に出かけた。
偶然、(通路を挟んで)隣同士になった男性が
絶対に日本人!!!って思い(何故か確信があった私)
日本語で話しかけたら、カナダ人だった(苦笑)
でも、これをきっかけに私達と、前に座っていた
17歳の息子を連れたインド系南アフリカ人の家族と
仲良くなり、翌日も5人で観光をした。
その時、夫婦だと割引が聞くと言うので、その
カナダの彼と偽り夫婦になり、割り引いて貰った。
この人達とは今でもメールでやり取りをしていて
Konnie夫は時々
「Konnieの最初の旦那はカナダ人だから、
ホントはバツ一だよね」
とからかう・・・。

この旅は、普段慎重派の私にとって、自由奔放、
且つ、無謀で無計画な旅だった。
ホント、幸運にも良い人たちと巡り会って、楽しい
思い出になっているから良いものの、折角の旅で
怪我をしたり命を落としたりしたら元もこうも無い。
この後、本当の一人旅はしていないけれど、
常に安全を見極め、理性を失わないように心掛け、
自戒しているKonnieです。





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Last updated  2004.12.03 23:15:35


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