そこは以前、筋ジスを中心とした神経筋疾患を対象とした国立の療養所だった。
今、国立病院機構として、小児診療を中心にした総合病院として生まれ変わっている。
その中で、政策医療として取り組む、がん。
病院は広く、古さと新しさが共存している。
その立地には、子供達を扱いながらも療養所としての閑静を保っている。
広いから、そのどちらも手に入れる事が出来ている。
看護に携わる人達にも、その両極が現れているようだ。
毎年新たに配属される、とても若い、沢山の看護士の方達。
その殆どは、小児病棟に配属されるようで、兄の病棟には頼れる年配の方達が居てくれる。
とても心地良い空間。
しかし、兄は戦いの中に居る。
人との交流を楽しめる程までに回復してくれない。
自宅で頑張り過ぎたのだろうか・・・
今週、休みを利用して親戚が見舞いに訪れてくれたそうだ。
兄は、礼を失しないよう、車椅子で出口まで見送ったという。
しかし、それは今の兄にとっては残る体力のギリギリまで使うような行動。
見送った後、気を失うように眠りに落ちて行く。
そんなに無理をしなくても良いのに。
そうなのか?
彼の精神は何と言ってる?
彼のプライドは、生きる事を選択している。
今までも一度も「死にたい」という言葉を口にした事はない。
逆だ。
彼は辛い時間に「死んでしまう」という言葉を口にする。
本当に死んでしまいそうに辛い時間を、何度も、何百回も過ごして来ている。
だけど、彼はその時間を越せない事を恐れている。
彼の時間は、今までずっと未来に向かって伸びている。
彼は治る事を信じているのか?
このままずっと、生きていたいのか?
いや、そんなんじゃない。
彼は、死にたくないんだ。
どんなに辛くても、死にたくないんだ。
その想いが、彼の命を未来へ未来へと進めている。
どこまでも強い男だと思う。
Soul Aliveを聞きながら・・・ Mar 1, 2008
卒業して行ったキミへ Feb 26, 2008
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