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単位未履修問題はいろいろな人が論じておられますので、触れませんが、そもそも、大学特に文科系の単位認定のいい加減さは相当なものなのです。授業に出なくても単位が取れる科目はたくさんあります。講義のノートも出回っています。
私の世代は団塊の少しあと。私の場合、大学4年間のうち実際試験を受けたのは2年だけ。あとの2年分はレポート提出でおしまいでした。東大京大、早慶とても同じようなものだったはずです。
また、現在では4年生は就職活動がメインになっている大学も多いようです。文科系では、実質的に4年生での学習活動は激減しています。
大学が変わらなければ、高校も変わらないのかも知れません。ところで
ニュースにこういう記事がありました。
「中学受験熱が高まるなか、首都圏の有力私大が付属中の人気を引き上げようと躍起だ。早稲田大は「直営中学」の09年設立を決め、中央大も理事会で中学新設に合意した。法政大、明治大は男子校を共学にして、広い敷地に引っ越す。少子化時代の勝ち残りをかけた「付属校戦争」の始まりだ。中学受験地図はどうなるのか。
早大学院の付属中新設は、早稲田内部で10年以上にわたって温められてきた構想だ。これに今年5月の大学理事会でようやくゴーサインが出た。
新しい中学は仮称で「早稲田大学中等学院」という。男子校で、生徒数は1学年3クラスの120人。東京都練馬区にある学院の敷地内に校舎を新築し、中高が「同居」する。
当初は08年開校も視野に入れたようだが、09年4月で正式決定した。学院の授業をしながらの工事なので、さらに1年遅れる可能性もあるという。
現在は学院が中心となってカリキュラムを策定中だ。
「学院では問題発見・解決能力の充実を図っています。生徒自らが情報を取捨選択し、考えをまとめ、発表する力です。新しい中学でも、これを応用した授業内容になるのでは」(ある教員)
男子校にしたのは、 「生徒集めで共学の早実中と競合するので、特徴を出したかった。学院も男子校だから、これまでの教育ノウハウも活用しやすい」(同)
早大傘下にはすでに早実中や早稲田中があるが、これらは大学や学院とは学校法人が違い、系属校と呼ばれる。「中等学院」は、大学が「直営」する初めての中学になる。大学側の期待は大きい。
「早稲田のカラーが好きな人を大学にそろえたい。偏差値だけで選ばれがちな現状のままでは、早稲田が崩壊してしまいますよ」 と、ある教授は喜ぶ。
だが、早稲田内部では、中学新設を求める大学側と、それに反対する学院側の間で長らく意見が平行線をたどっていたという。双方の関係者の証言をまとめると、こういうことだったらしい。
大学側は学院卒業生の学力低下に頭を悩ませ、10年以上前から何らかの改革を要請していた。
「少子化にもかかわらず生徒数をそのままにしていた影響で、学力の差が大きく広がったからなんです」(前出の教員)
学院側は学科試験のない自己推薦入試制度を設けるなど生徒の多様化を図ることで対応したが、大学側は納得せず、中学新設か共学化のどちらかを強く迫った。 その結果、学院側が中学新設をのんだ。
「共学という選択肢もあったが、法政大や明治大が付属中を共学に変えるのをみて、『金太郎飴じゃなくてもいいだろう』という意見に傾いたんです」(同)
中央大も少子化への危機感に背中を押され、理事会で初めての付属中の設立を決めた。
いまは詳細を詰めているところだが、中央大の創立125周年にあたる10年の開校をめざしているとみられる。東京都内で共学とし、生徒数は1学年200人程度になるという。
◇生徒を囲い込み、経営にも安定感
「中央大附(東京都小金井市)など3校ある付属のどこにでも進学できる中学にするよう、調整を進めているようです」(教育関係者)
中央大のある教授は、 「大学がロースクールで特徴を出しているので、新しい中学でも法曹界を体験する機会を与えて、差別化を図りたい」 と、希望を語る。
付属中の新設決定について、中央大の大久保信行常任理事は、こう話す。
「生徒を長期にわたって中央の校風のもとで育てたい。ほかの付属中に流れている子たちを取り込めば、経営的にも安定します」
本当の意味で、長期的観点から教養ある学生を育てていくということなら賛成です。経営安定化の狙いがあるにしても、各大学のカラーに即した大学の理念を具現j化する人材を送り出せれば、それはそれで有意義なことでしょう。