光透波(ことは)の泉【デジタル版】  しあわせの波紋                        

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カテゴリ: 読書日記
<前編の続き>

「ニュートン力学」では、矛盾が生じてきて、そこで、登場したのが、ニュートン力学をも包み込む法則、「アインシュタインの法則」。
では、アインシュタインの法則は、完全かというと、どうもそうではなく、この法則を包み込む、もっと大きな法則があるのではないか、といわれ、その法則が、形を見せ始めたのが、「今の時代」に当たるのかもしれません。

この本で出てくる耳慣れない言葉「グラヴィトン」とは、いわば、「気」や「念波」のことであり、この「グラヴィトン」が、どうやら「光速」を超える速さを持つらしい、というのが、本書に記されています。

グラヴィトンは「重力波」ともいい、宇宙の果てまで、一瞬で達するスピードを持っているようです。

第2章では、「神々の世界を科学の目で見る」と題されて、関英男さんと佐々木の将人さんの対談が載せられています。
佐々木さんのジョークを交えた柔らかいなかにも、鋭さのある語り口が、絶妙です。

関英男さんが、「佐々木先生はジョークがお上手と聞いています。今日はどうかお手柔らかに。」と言えば、佐々木さんは「私の場合は、ジョーダンなんです(剣道の上段の構えをする)。」と、切り返したりしています。

佐々木の将人さんが、よく本のサインに書くという言葉が素敵です。




★渦と回転★

前編で紹介したように、「グラヴィトン」が波になると「重力波」になり、空間に無数に存在する「クォーク」の粒子を引っかきまわすといいます。

そして、だんだん集まって渦を巻き、最終的には「物質化」する、と。

非常に素人的なイメージでは、人間も、周囲のものも、植物も、動物も鉱物もすべて、細分化していくと、クォークに行き着き、同じ粒子からできているということになるのでしょうか。

となると、よく、植物や動物とテレパシーで会話する人がいると言われますが、これも何となく分かるような気がします。

この宇宙に偏在するすべてのものは、その時の集まり方や周波数の違いによって、顕れてきた「形」がそれぞれ違うだけで、元をたどっていけば、すべて同じ粒子であると。

で、あれば、すべては繋がっている、ともいえるのでしょうし、この世は「シンクロニシティ」の連続である、という考えも、真実味を帯びてきます。

また、物質化する、ということは、無数のクォークが、「渦を巻いている」状態である、というのも、非常に興味深いものがあります。


★気は渦である★

佐々木さんは言います。
「宇宙の根本は気である」と。


そして、「古事記」を紐解くと、冒頭に登場する神道でいう創造神「天御中主神(あめのみなかのぬしのかみ)」。
この創造神の別名は、「うずうずしやつなぎのおおかみ」と言うそうです。
「渦(うず)」という言葉が入っています。

そして、佐々木さんの「渦」についての話が引き込まれました。
以下、引用してみます。


それは、まるで独楽が回っているようでもありました。「何もないこととある事が同時にある」といった感じです。
フル回転している独楽は、動中静、静中動。それと同じで、そのとき、宇宙を感じましたね。宇宙は、神のような大きな力によって一糸乱れず規則正しく、中心に沿って運行していると……。
すべては中心があっての実在です。
原子も核を中心に回っている。地球も太陽を中心に回っている。銀河は、銀河の中心の周りを渦になって回っている。」

ミクロの世界から、マクロの世界まで「渦」が関わっているのは、非常におもしろいと思いました。
また、改めて、この宇宙というのは、何か大いなる意思を持った存在によって、秩序ある世界が、つくられているのではないか、と思わせてくれます。


★「の」は過去と現在と未来をつなぐ渦巻き★

そして、佐々木さんは、この体験から、ひらがなの「の」に思い当たったといいます。
引用ばかりで申し訳ないですが、以下書き出して見ます。

「つまり、人間の体ではへそを中心とし、そのへそは渦巻きであり「の」の形をしている。
そのへそには過去がすべて入っている。
なぜなら、わたしは、わたしの母とへその緒でつながっているが、母も祖母とへその緒でつながっている。遠い祖先までへその緒でつながっているんですね。
そして、一人の先祖が欠けても現在の自分は存在しない。
「の」は先祖と自分をつなぐ役割をし、過去と現在と未来をつなぐ渦巻きをあらわしているのです。(中略)
「の」は永遠の過去と未来と現実とのつなぎもあらわします。
「の」は「まるちょん」なのです。まるちょんとは、天の御中主を形に表したもので、これは創造のことを表現しています。
創造とは無から起こってくる。
また、まるちょんはもっとも大きいものと小さいものは相等しいということも言っています。
一人の人間にすべてが入っているということですね。
点即天(てんすなわちてん)、天即点(てんすなわちてん)。我即宇宙、宇宙即我です。
この世の中は、同時存在ですね。あってない。ないけどある。有無の空です。「の」はこのように深くて重要です。」

ちょっと、長くなりましたが、とても深い言葉であり、「の」というひらがな一字の持つ、とてつもなく深い意味に、正直驚きました。
ちなみに、「まるちょん」とは、○の中心に「・」が入った形です。
この「まるちょん」は、ミクロの世界と、マクロの世界の構造が同じである「フラクタル理論」をも、表しています。

「の」は、確かに「渦」の形に見えます。
遺伝子も螺旋状であり、渦巻きであることも、指摘されていますが、これなど、シンクロ現象であり、興味深いものがあります。

先程、佐々木さんは、滝行で、へそのところに「渦」を感じた、と紹介しましたが、へその下には「丹田」があります。

「「の」を丹田のところに描くことを意識すると、肝が坐るのです。(略)人間の中心はへそ、つまり丹田のあたりですが、…(以下略)」(引用)

丹田呼吸法という呼吸法もありますし、呼吸をするときは、よく「丹田」を意識するといいと言われたりします。

「丹田」の漢字に「田」が入っているのもおもしろいです。
「田」から「米」ができるように、「田」とは日本人にとって、なくてはならないものです。
そのなくてはならない大切な部分が、人間の体で言えば、「丹田」になります。

人間の一番大事な部分に「田」という字を含んだ「丹田」という言葉がつけられているのは、興味深く感じられます。

「思う」とは、「田」+「心」から成り立ちます。
丹「田」で「心」する。そうすれば、肝が坐る。
そのことが「思う」という字につながっていった、という事が記されていて、これまた、興味深く拝見しました。

ひらがなにしろ、漢字にしろ、日本の文字、日本語は奥が深いと改めて感じました。

                               <後編へ>






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Last updated  March 31, 2005 01:38:27 AM
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