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2010年04月08日
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敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花(本居宣長)

以前もこの和歌について書いたことがあったような気がするけれど、
「朝日に匂ふ山桜花」
という、これ以上ないすがすがしい美しさを「大和心」という民族の心のあり方にたとえるという、この一民族としてのプライド、これがとても好きでした。

もっとも作者の宣長さんは、どちらかといえば、「いやあ、日本人ってこういうすがすがしい花、好きですよね~」くらいの軽いノリで読んだらしいのですが、それが時代背景やらいろいろあって、「これこそ『大和心』だっ!」という解釈をされるようになったらしいです。和歌って文字としての情報量が少ないから、解釈が流動的で、作者の意図を離れてその時代時代の多数決になるあたりが面白いですよね。

私の祖母の妹(大叔母っていうのか?)が琵琶の名手だったようで、父がよくこの和歌に琵琶調の節をつけて歌っていました。いつも酔っ払って歌うので、宴会の歌かと思ってましたね。

とはいえ、こういった「プライド」も、愛の中に入ってしまうときれいに昇華されてしまうべき性質のもので、いつまでも磨いて眺めていていいものではないのだと、それによって自分と人とを分離させるファクターにしているのだと、そんなことを思いながら、今年の桜を堪能しました…といいたいところですが、今年は体調も天候も悪くて、ぽんぽんと近所の桜をやっとこさ見ただけで、花見らしい花見は出来ませんでした(TT)

すべてのものを包含して「有」を飽和させて「無」に落とし込む。無限の陰陽のサイクルにのるのではなくて、「無」になることによって絶対的な「愛」になる。なんかそこんところが、今とても面白いなと思っています。





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最終更新日  2010年04月08日 17時09分28秒
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