染工房えむ

染工房えむ

June 14, 2006
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カテゴリ: 手料理

  もう40年も前から続けている大事な糠みそ。ヨーグルトも10年以上、梅干も福神漬けも
 毎年作るが、糠床だけは おいそれ とは
 作れない年期の掛かっているるもの。

  根気良く毎日手入れをし 味が落ちない様に管理するのが大変だが、
 この美味しさを保つには、やっぱりそうせざるを得ない。

  夏期のスクーリングで京都に行った時は、3週間も留守にしたが、
 他人に任せられず、冷蔵の奥にお休みさせて行った。

冬はたくあん漬けや白菜漬、キムチなど美味しい季節の漬物がある。
糠漬けは発酵の進み方がいまいちなので、夏野菜が出回る今の季節まで待つことにしている。

いよいよ昨日如何かな?と覗いてみた。
「うん大丈夫、元気だよ」って顔をしていた。ああよかった。
私の糠みそは、天下一品と自負してはいるが、蓋を開ける瞬間は本当に心配だ。 

米糠は、毎日精米してご飯を炊くので5合程出来る。
街の自動精米機は10Kgの米が、精米されて9kgになってしまう。
糠1kgは捨ててくる。
 私はベランダの鉢と筍とみがき鰊とふろふき大根にと出番は一杯ある。
こんなに良い物を捨てる手はない、もっとも栄養価の高い部分なのに・・・・・。
だから糠みそは美味しいし、身体にいいと言うわけである。

糠みそ漬けが出来た
「お味は如何でござるかな?」と夫に問えば、
「うん、よか味でござる」とのたまう 糠みそは健在なり。

糠みそ漬

写真は奥から キャベツ・ゆで卵・茄子・アスパラ・蕪
胡瓜・人参 株の葉だが、

スイカの皮・かぼちゃ・筍・と私は手当たり次第漬ける。
これが又相乗効果でどれもおいしい。
糠床をさしあげますので、よろしかったらお試しください。


何年か前に 「夏目家の糠みそ」半藤末利子著 の本を購入したのを思い出して 
あちこち探したらあった 有った。 
漱石のお孫さんで 同世代の方らしく波長が合うのか、
とても面白く読んだ記憶があったので読み返して見た。
歯切れの良さと軽妙なタッチで、漱石特有の文章のリズム感が、そのまま受け継がれたよう。
思わず「クスッ・・」と笑いたくなる、ウイットに富んだ言い回しが、たまらなく好きである。

 糠みそのくだりは特別に如何って事は無い。、
夏目家に代々受け継がれた糠みそが有り、作ったのはお祖母さん、その又曾祖母さん。
即ち女たちなのである。
恐れながら我が家の味もリッチで美味しいが、継承する人がなければこの味は残らない。
 漱石が召し上がったと言うだけで価値観が決められるのは、一寸悔しい気がする。
道場六三郎氏まで美味しい美味しいと絶賛したそうである。

夏目家の糠みそ





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Last updated  July 2, 2006 07:17:56 PM
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