■ ドラマ 永久の彼方へ

■ ドラマ 永久の彼方へ

2007年07月13日
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カテゴリ: 第三章 188 ~ 240 話
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 そしてこちらは、とある酒場。

騒がしい客
  「おぃっ! 早く酒を持ってこいっ!」
酒場のおかみさん
  「今お持ちしますから、もう少しお待ち下さいな・・・」
騒がしい客
  「おせーから待ちきれないんだよ! すでにこいつはカラっぽなんだ!」

 とっくりのような容器を逆さまにして、酒を催促する客。
 それなりに飲んでいるようだが かなりの酒豪と見え、態度は悪いがまだ酔った感じではない。


騒がしい客客の相棒
  「まぁ待ちなって。 今準備してるって言ってんだし。
   おまえのペースが早過ぎるんだって。」
騒がしい客
  「バカ言え、ここは酒を出すのが商売だ。 ジャンジャン出してくれねぇ~とな。
   こちとら金を出して飲みにきてんだ。
   さっさと出してくれなきゃ、機嫌悪くならぁーな。

   なぁ、相棒!」

 と、相棒の肩を ポン と叩く騒がしい客。
 するとその相棒、体が勢い良く前に押され テーブルに両手を着いてその勢いを止めようと
 したが、なんとそのテーブル、手を付いた瞬間にそのまま真っ二つに割れて壊れてしまった。

バキっ    ガシャガシャーーン

 中央からVの字になったテーブルの斜面を、器や食器類が一斉にスベリ落ち、
 床に落ちてみな割れてしまった。

騒がしい客の相棒
  「このバカ 力(ちから) がっ! テーブルが壊れちまったじゃないかっ!」
騒がしい客


店主
  「 こらぁーーっ!
   店の商売道具を・・・・弁償してもらうぞっ!」

騒がしい客の相棒
  「このバカがやっちまいやがったのさ。」
騒がしい客
  「おまえだろうがっ!」

 まさに取っ組み合いになる直前、店内の奥で一人チビチビとお酒を
 楽しんでいた別の客が、

別の客
  「うるさいな・・・・。   もう少し静かに飲めないのかね・・・・。」

 騒がしい客2人と店主が、ぼそっとつぶやいた奥に座るその客に目線を送る。

騒がしい客
  「おぃ、そこ。何が言いたいっ!」
別の客
  「別に・・・。 ただ客はあんたらだけでは無いってことだよ。
   弁償は二人で折半すりゃ済む。  簡単なことでいちいちもめるな。」

店主
  「李(り)さん。。。」

李 チュンスク ( 別の客 改め )
  「酒がまずくなった。 帰る。」

 李は、代金をテーブルの上に置いてその場を立ち上がった。

騒がしい客
  「おぃ、待て!
   オレ達にアヤ付けといて、そのまま帰れると思っていやがるのかっ!」
騒がしい客の相棒
  「こいつ、えらく落ち着いていやがる・・・・。
   よほど腕に自信があるとみたぜ。」
騒がしい客
  「ほぅ、腕に自信がねぇ。」
李 チュンスク
  「なに、独り言だ。 気にするな。
   争いごとは嫌いではないが、気分が載らない。
   ちゃんと弁償して帰れよ。」
騒がしい客
  「けっ、格好つけやがってっ!
   逃げ出すってことかよ。」

 今まで冷静だった 李 チュンスク、はて、どこかで聞いた名前だが・・・・。
 騒がしい客の『逃げ出す』の一言に、眉が動いた。

李 チュンスク
  「逃げ出す? このオレがか・・・?」

 足を止め、視線は歩を進め出した方向のまま、

李 チュンスク
  「人聞きの悪い。
   オレと一戦交えたいのなら買ってやる。
   店の中では物が壊れる上、店の人や他の客人に迷惑だ。
   外に出な。」

騒がしい客の相棒
  「随分と冷静だぜ。こいつ。」
騒がしい客
  「けっ、出ろと言うんだ、表で存分に。 だな。
   おらおら、どけどけっ」

 店の出入り口に集まっていた見物人達を蹴散らすように外へでる。

李 チュンスク
  「店主、弁償させてやるから少し待っててくれな。」
店主
  「李(り)さん。。。」

 出入り口を見つめ、店主に小声で話す 李 。

店主
  「李さん、気を付けなよ。 やつらのあのバカ 力(ちから) 。
   もしかしたら今、町で騒ぎ起こしている・・・・」
李 チュンスク
  「異人かも・・・か。 心配するな。」

 軽く受け流した後、歩を進めて表に出る李。

 多くの通行途中の見物人が取り巻く中、騒がしい客ら2人が道路の真ん中で
 仁王立ちの姿で待っていた。

騒がしい客
  「足取りが重いな、にいさん。
   なんだかんだ言っといて気が進まんのじゃないのかぁ~?」
李 チュンスク
  「心配するな、さっき言ったろ。 争いごとは嫌いではないと。」
騒がしい客の相棒
  「好きとハッキリ言えないところが中途半端だぜ。」
騒がしい客
  「その中途半端で首突っ込むと、痛い目に遭うってしっかりとその身体に
   言い聞かせんとな。 覚悟しなっ」

李 チュンスク
  「おまえら、外には会話しに出て来たのか?
   ならオレは帰るぞ。」
騒がしい客
  「なんだ、ただの弱虫かよ。なら一発でしとめてやるぜーーっ!」

 そう叫ぶと、李 に突進してきた騒がしい客!
 腕を伸ばし、手首を曲げ、その曲げた間接上部で 李 に一撃を見舞ったっ!

ブーーン   さっ

 素早く身を後ろに反らして避けた 李 、空を切った一撃。

騒がしい客
  「くそっ」

 腕を振り回した回転を続けたまま逆の腕の手首を曲げて、同様に続けて
 裏拳のように打ちに行くっ!

ブーーン   さっ

 李、今度は屈んでそれを避けて横にかわった。

ズボーーン

 回転する手が壁に当たり、見事に砕け散ったっ!

騒がしい客の相棒
  「あいつ、すばしっこいっ!」

 体の回転を止めて、李 をにらむ騒がしい客。

李 チュンスク
  「飲んべーらしい立ち振る舞いだ。
   舞娘さんの舞の方がずっと早い動きだな。」

騒がしい客
  「様子見は不要ってことかい。
   ならいいだろう、容赦無く本気で行かせてもらうぜっ!」
騒がしい客の相棒
  「おれも加勢するっ 次は道端に寝転がってもらおうかっ!」

 『 ​うーーーりゃーーーっ ​

 騒がしい客、今度は人が変わったように、素早い動きで 李 を打ちに行くっ!
 相棒も 李 を挟むようにして同時に仕掛けたっ!

 おーーーりゃ!  ハイ、ハイっ、うりゃ、そりゃ
               シューっ ブン、ブン、 

 李 は一つ二つは避けたものの 後方からも攻撃が来るため、相手の攻撃を
 受けて次の攻撃を交わすシーンも見られた。

ズカっ!

 相手の素早い動きに、蹴りを一つ受けてしまう 李 。
 大きく体が飛ばされたっ!




第190話 異人 3 へ
(間抜けなことやってっと)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月18日 16時38分38秒
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