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(C)2026「木挽町のあだ討ち」製作委員会この映画見て「木挽町のあだ討ち」が’仇討ち’となっていないことに合点がいった。映画に登場する台本が’徒討ち’だったことに感心した。伊納菊之助演じる長尾謙杜(なにわ男子)が女人と見まごう美しさと若さで良かった。東映で作られたが先に歌舞伎になっていることもあって松竹製作で見たかった気がした。さすればもっと人情味があふれたかもしれない。冒頭でのあだ討ち、その立ち回りに素晴らしさがあったけれど、ワイヤーアクションはないほうが良かった。剛力に任せて仇の作兵衛(北村一輝)が両腕で持ち上げるのだが、両腕で持ち上げるというよりも菊之助がワイヤーでつられているのが見え見えで興醒めしてしまった。両腕で持ち上げている胸倉よりも腰背中の方が浮いてくる。映像をチェックすればNGのはずなんだけれどカメラの画面は小さいので違和感を感じなかったのだろうか。そして、この持ち上げたシーンを終盤、何度も映し出す。ここだけ、これだけが残念に思う。あと付け加えれば、殿様が大名行列で芝居小屋の前を通った時も皆立って出迎えている。これもあり得ないことだと思う。土下座し、額を地面に着いた手の甲に押し付けるようであったと思うから、令和の時代と言えども間違った描き方はしてほしくなかった。たぶん昭和の映画であれば膝をつき伏して頭を下げるところを下げなくてよいと言われるか面を上げよと言われたことであろう。身分違いのはなはなしさを全く感じさせない映画であった。言葉使いも同様。武士の武士らしい物言いをしてほしかった。ラスト、クレジットでの楽曲、歌は椎名林檎であったが、上手かったけれど、この作品の歌ではない気がした。男声の浪花節が合うような気がする。芝居は涙をにじませた二人、二代目ほたるの高橋和也と菊之助の母たえの沢口靖子が良くて、イモトアヤコが意外にも絶妙な女房を演じていた。2026年/日本/120分/G監督:源孝志原作:永井紗耶子脚本:源孝志出演:柄本佑、長尾謙杜、瀬戸康史、滝藤賢一、山口馬木也、愛希れいか、イモトアヤコ、冨家ノリマサ、野村周平、高橋和也、正名僕蔵、本田博太郎、石橋蓮司、沢口靖子、北村一輝、渡辺謙お薦め度「木挽町のあだ討ち」★★★★(80%)
2026.03.01
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NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。4月おすすめ作品は「羊たちの沈黙」4/1、「ブラック・レイン」4/2、「エル・ドラド」4/4,「未知との遭遇 ファイナル・カット版」4/5、「オリエント急行殺人事件」4/6、「ターミネーター」4/7、「マネーボール」4/9、「チャップリンの独裁者」4/10、「真昼の決闘」4/11,「セーラー服と機関銃」4/12、「シービスケット」4/14、「アパートの鍵貸します」4/16,「ディア・ハンター」4/26、「ミッション:インプッシブル」4/28、(題名の後の日付は放送日)、この作品の中から選んだ5作品はこれら。紹介済みの「羊たちの沈黙」「ブラック・レイン」「マネーボール」「真昼の決闘」を省く。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)写真提供:アマナイメージズ「ターミネーター」2025年4月7日(月)午後時00分~The Terminator 1984 アメリカ 108分 PG12見た人にはとても評判の良かった第一作。第二作がとんでもない大ヒット作となって今も続編が作られるシリーズだけれど、話が前後して連続性が混沌としてしまった。この第一作は実写手作り感がいっぱいのターミネーターであった。1985年11月3日南街文化にて鑑賞お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST「ターミネーター」「独裁者 / チャップリンの独裁者」(1940年作品)感想 | 深層昭和帯「チャップリンの独裁者」2025年4月10日(木)午後1時00分~The Great Dictator 1940 アメリカ 125分 G第二次世界大戦当時、コメディは世界を風刺するものであるか、独裁者を揶揄して、終盤圧巻の演説は世界中の人に見て聴いてほしい。チャップリンの作品の最高傑作と思える。1986年10月10日三番街シネマ3にて鑑賞お薦め度★★★★☆(90%)映画.com ALL TIME BEST「独裁者」Yahoo!オークション - 「アパートの鍵貸します」(1960年製作) ポスタ...「アパートの鍵貸します」2025年4月16日(水)午後1時00分~The Apartment 1960 アメリカ 125分 G見た時期が探し出せず、記録に埋もれてわからない。なかなか見る機会がなかったけれど、見てみて大いに感心した思い出がある。お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST「アパートの鍵貸します」ディア・ハンターー初公開時のチラシ「ディア・ハンター」2025年4月26日(土)午後9時00分~The Deer Hunter 1978 アメリカ 184分 PG12公開時に見ていないため、リバイバルで見た時期が探し出せず、記録に埋もれてわからない。ロシアン・ルーレットのシーンはド緊張!しびれた!!お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST「ディア・ハンター」写真提供:アマナイメージズ「ミッション:インポッシブル」2025年4月28日(月)午後1時00分~Mission: Impossible 1996 アメリカ 110分昔の人気テレビシリーズをその都度最先端な映画として結実させ、トム・クルーズが自らアクションすべてをこなすという精魂込めたエンタテイメント・スパイ・シリーズ。1996年7月31日新宿アカデミーにて鑑賞お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST「ミッション:インポッシブル」
2025.04.05
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四半世紀以上前に今ではもう無くなってしまった名画座で「モロッコ慕情」「忘れじの面影」との三本立てで見た。本作と『オペラハット』『我が家の楽園』で3度アカデミー監督賞を受賞している名監督フランク・キャプラが監督し、クラーク・ゲイブルとクローデット・コルベールが主演している。1934年にアカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞と5部門授賞の快挙を成し得ている。当時はもうめずらしくなった三本立てを一日がかりで見て、映画の興奮と陶酔と疲れでぐったりしたものだ。映画に興味をもって、どうしてもこの名作を見たくって念願叶い、映画館で見れた幸せ。白黒作品だが古臭さはまったく感じなく、キュートでかわいらしいコルベールが富豪の令嬢らしく、ゲイブルのダンディさに参ってしまうというより、この物語、夜行バスでの出会い、けんかから始まった出会いが喧々諤々(けんけんがくがく)していううちに惹かれあう妙味。コメディとはかくあるべきものなのかと思える傑作。笑って楽しめてハートウォーミングな結末。いいなぁ・・・。お薦め度「或る夜の出来事」★★★★★(97%)「モロッコ慕情」 ★★★★(80%)「忘れじの面影」 ★★★★☆(90%)
2008.01.24
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NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。3月おすすめ作品は「スター・ウォーズ/新たなる希望 (エピソード4)」3/1、「プラダを着た悪魔」3/2、「帰らざる河」3/6、「スター・ウォーズ/帝国の逆襲 (エピソード5)」3/7、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」3/7、「Wの悲劇」3/9、「マスク ディレクターズカット版」3/10、「慕情」3/11、「ゆりかごを揺らす手」3/12、「リオ・グランデの砦」3/13、「スター・ウォーズ/ジェダイの帰還 (エピソード6)」3/15、「雨月物語 4Kデジタル修復版」3/16、「オリエント急行殺人事件」3/16、「山椒大夫 4Kデジタル修復版」3/17、「近松物語 4Kデジタル修復版」3/18、「わが谷は緑なりき」3/18、「浮草 4Kデジタル修復版」3/19、「復活の日 4Kデジタル修復版」3/20、「スター・ウォーズ/ファントム・メナス (エピソード1)」3/20、「スター・ウォーズ/クローンの攻撃 (エピソード2)」3/21、「スター・ウォーズ/シスの復讐 (エピソード3)」3/22、「インセプション」3/23、「最高の人生の見つけ方」3/25、「スミス都へ行く」3/26、「シャイアン」3/27、「オズの魔法使 4K版」3/28、「アルマゲドン」3/30、「レベッカ」3/31。この作品の中から選んだ5作品はこれら。未見の「マスク ディレクターズカット版」「浮草」「雨月物語」「山椒大夫」「近松物語」を除き、また紹介済みの「Wの悲劇」「慕情」「わが谷は緑なりき」「アルマゲドン」「レベッカ」を除く。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)気づけば3月大急ぎでまとめてみたが、すでに「スター・ウォーズ」は放映済み。シリーズとして推薦しておく。またこの7作品から5作品に絞るのも難しく、今月は7作品とさせていただく。(C) & TM Lucasfilm Ltd. All rights reserved.「スター・ウォーズ/新たなる希望 (エピソード4)」2026年3月1日(日)午後1時00分~STAR WARS EPISODE Ⅳ A NEW HOPE 1977 アメリカ/126分公開当時日曜日の朝に放送されていた上映映画特集の予告編を見た。ロープでの脱出の時、レーア姫がル-ク・スカイウォーカーに身を預け’Good luck’と言う言葉を字幕で「おまじない」と訳していたことを記憶している。宇宙空間を移動する’ワープ’は「宇宙戦艦ヤマト」が最初だったんだろうなぁ。新しい宇宙映画時代の幕開けを告げる作品。お薦め度★★★★☆(90%)映画.com4.0/Filmarks3.9映画.com ALL TIME BEST配信:prime video/DMM TV/DIsney+/TELSA/LEmino/J:COM STREAM1978年8月10日南街劇場にて鑑賞(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX「プラダを着た悪魔」2026年3月2日(月)午後1時00分~THE DEVIL WEARS PRADA 2006 アメリカ/111分今年20年ぶりに続編が公開される一世を風靡したと思える傑作。アン・ハサウェイはこの作品でアイドル女優からスター女優になったと思う。お薦め度★★★★☆(90%)映画.com4.0/Filmarks4.1映画.com ALL TIME BEST配信:prime video/DMM TV/DIsney+/TELSA/LEmino/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS2006年11月26日映画館鑑賞ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド : ポスター画像「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」2026年3月7日(土)午後9時00分~ONCE UPON A TIME ...IN HOLLYWOOD 2019 アメリカ/163分ブラピとディカプリオ、垂涎の的の共演。ブラピはアカデミー賞、ゴールデングローブ賞ともに助演男優賞を受賞。クエンティン・タランティーノ監督の冴えわたる演出による1969年ハリウッド黄金時代の光と闇を描いた作品。お薦め度★★★☆(70%)映画.com3.6/Filmarks3.8映画.com ALL TIME BEST配信:prime video/U-NEXT/Lemino/hulu/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS2020.04.26「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」鑑賞ゆりかごを揺らす手(1992) : ポスター画像「ゆりかごを揺らす手」2026年3月12日(木)午後1時00分~THE HAND THAT ROCKS THE CRADLE 1992 アメリカ/111分なぜか白人の観客が多くて字幕より若干早いどよめきや悲鳴に海外で見ている気分になった。怖い怖い、本当に怖い復讐に燃える女の業。胆が冷えた作品。お薦め度★★★★(80%)映画.com3.6/Filmarks3.6配信:prime video/DMM TV/DIsney+/TELASA/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS1992年4月11日新宿ジョイシネマ1にて鑑賞オリエント急行殺人事件(1974) チラシ 「オリエント急行殺人事件」2026年3月16日(月)午後1時00分~MURDER ON THE ORIENT EXPRESS 1974 イギリス/129分イングリッド・バーグマンがアカデミー賞助演女優賞を受賞した作品。アガサ・クリスティーの原作の素晴らしさ。お薦め度★★★☆(70%)映画.com3.6/Filmarks3.6配信:TSUTAYA DISCASTV鑑賞(C)2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved「インセプション」2026年3月23日(月)午後1時00分~INCEPTION 2010 アメリカ/149分人の頭の中はこうなっているのではないか。そしてそれをみごとに映像化した傑作。アカデミー賞撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、音響録音賞の4部門を受賞した秀逸な映像。映画.com4.1/Filmarks4.1映画.com ALL TIME BEST配信:prime video/U-NEXT/NETFLIX/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS2010年8月28日映画館鑑賞スミス都へ行く チラシ -「スミス都へ行く」2026年3月26日(木)午後1時00分~MR.SMITH GOES TO WASHINGTON 1939 アメリカ/131分(以下、映画.comより)’’腐敗した政界にひとり立ち向かう新人議員の姿を描いた、名匠フランク・キャプラ監督による社会派ドラマの傑作。急死した上院議員の後任として田舎から担ぎ出されたスミス氏。政界の事情を知らない彼を議員に祭り上げようという政治家たちの目論見をよそに、彼は積極的に政治活動を始める。ある日議員の汚職を知った彼は、それを議会で追求しようとするのだが……。理想主義に燃える主人公スミスをジェームズ・スチュワートが熱演。’’(以上、映画.comより)胸を打つ感動作であった。お薦め度★★★★☆(90%)映画.com4.0/Filmarks4.0映画.com ALL TIME BEST配信:prime video/TSUTAYA DISCAS
2026.03.01
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岡田ジャパンになっての初戦。サッカー・国際親善試合キリンチャレンジカップでのチリとの対戦が本日あった。急ごしらえの日本代表だから勝てなくてもしかたないのか。いろいろな課題が見つかって当然なのだろうか。引き分けでもいいのか。答えは否である。新聞によるがチリのほうは元アルゼンチン代表選手だった人が監督。そして、平均年齢22歳の若手中心。さらに、日本に勝つために20日より来日してこの日に備えたという。日本が23日にこの日のメンバーとなる25人を選んだというのは遅すぎないか。新聞による川口能活談話で誰が残るかわからないので選手同士で深い話は出来なかったというようにチームワークを思えば意思統一をはじめ時間がなさ過ぎたのでは。さて、本日の試合。試合を見て、ビックリ。日本代表の新しいユニフォームである。ダサい。こんなデザインで力が出るのか。今までのは斬新でビックリしたが、そのひとつ前は力が出てくるような意匠だった。今回の下腹部から白いラインが放射状に出ているのはなんともダサい気がする。私なら、こんなユニフォームでは戦えないと思った。しかし、決まったものはしょうがない。文句を言っても遅すぎる。試合は、チームとして上手く機能していないなぁと思った。高原は個人的にもダメだったなぁ。調整不足なのか何なのか。トラップがまったくといっていいほどダメだった。何回も同じことを繰り返していた。修正できずにいるように思えた。そのせいか、途中交代だった。変わって出た大久保は良かった。ゴールへの意欲が素晴らしかった。決定的チャンスも何度もあった。その都度、本人は修正していた。しかし、思いが強すぎるのか、テクニックがないのか、最後のチャンスはキーパーの股抜きか押し出すように流し込めばゴールを決めれたんじゃないかと思う。今回の収穫は内田篤人の出場くらいだろう。
2008.01.26
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久々に映画を見に行った。時間が合ったので『ジェシー・ジェームズの暗殺』を見た。ブラッド・ピットがヴェネチア国際映画祭で主演男優賞を受賞した作品。しかし、30半ばの主人公を演じるにはブラピではとうがたちすぎる気がした。同じくもうすぐ20歳の19歳の青年を演じるケイシー・アフレックも笑うと出来る目の下の小じわがとうがたってる気がした。若く見えても年齢的なものは隠しようがない。加えてしなびたみかんのような肌を見せたサム・シェパードに老いを感じた。しらべてみると64歳。じいさんなのでじいさんに見えても仕方がないか・・・。それにしてもあまりに乱暴な年齢差のキャスティングだなぁ・・・。この作品、原作小説があるようだが、内容からすると本で十分。というより本のほうが楽しめたかもしれない。実在の人物とその暗殺を描いて、確かにブラピは年齢を感じさせる見事な芝居をしたけれども、だからといって、作品そのものの価値が上がるものではない。感動もないし、衝撃もない。もう一人の主人公といえるアフレックの出来もたいしたことがないし・・・。ほとんどセリフのないメアリー・ルイーズ・パ-カー(ジェシー・ジェイムスの妻)が良かったなぁ・・・。お薦め度「ジェシー・ジェームズの暗殺」★★★☆(75%)
2008.01.26
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ここ最近で100点満点をつけた作品は「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」だが、それより以前となると辛く採点していたようで99点の作品はいくつかあれど、100点満点となると1988年の「男はつらいよ寅次郎物語」までさかのぼることになる。さて、この「~寅次郎物語」私の中では「男はつらいよ」シリーズの最高傑作です。リリーとの恋を追った三作品、中でも「~寅次郎ハイビスカスの花」は飛び切りで、後年わざわざ特別篇が出来るくらいですから、その出来の良さは天下一品でしょう。男と女の愛情を描いたものとしては最高でしょう。しかし、私はこちら「~寅次郎物語」を一番だと思うのです。それは、母子愛が描かれているから。そして、男女の愛も少し描かれているから。これから後の寅さんは甥っ子満男の伯父さんの印象が強くなるので、寅さんの寅さんたる映画はこれがラストだったかもしれない。題名にわざわざ『寅次郎物語』としたくらいだから、その意気込みもわかるものです。「男はつらいよ」シリーズを食わず嫌いしている人が見たらどう思うかわかりませんが、よき日本人の心を感じてもらえる、よき一本だと思います。お薦め度「男はつらいよ 寅次郎物語」★★★★★(100%)
2008.01.25
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(C)2016, Serendipity Point Films Inc.官能映画ということでドキドキしながら見始めたが、いきなりH!!!!!ベッドシーンから始まる映画には翻弄される。頭がエッチモードになって内容の把握よりもそのシーンやヌードに目を見張り、バクバクという心音が聞こえるほどにボーっとしてしまう。「チャタレイ夫人の恋人」なんていう映画を見た時もそうだけれど、ボーっとしてしまう。さて、この作品、一見美男子のように見える彼におっぱいがあることに驚く。ユニセックスモデルとして活躍するエリカ・リンダーという人らしい。女性だ。その彼が女子力高めのキャリア・ウーマンぽい女性をハントする。女だらけのクラブで…。話がまとまらずすれ違うと思えたが、状況が状況を作り出し、ことに及んでしまう。愛欲か性欲か、いや肉欲なのかもしれない。私の頭は暴発寸前だ。無修正の画像で㊙やイチモツが映し出されると、前張りつけてないんだなぁ、なんてことを思ったりする。クライマックスがきて、この状況だとこの結末になるしかないだろうなぁと思えるシーンを映し出して映画は終わる。これは一般映画と呼べるのだろうか。ちなみに原題が”below”下の方とあるので”under”真下では意味が微妙に違う。U-NEXTにて2016年/カナダ/92分/R18+監督:エイプリル・マリン脚本:ステファニー・ファブリッツィ出演:エリカ・リンダー、ナタリー・クリル、セバスチャン・ピゴット、メイコ・ニュイエン原題:Below Her Mouth(「彼女の口の下の方」) お薦め度「アンダー・ハーマウス」★★★(60%)
2023.07.06
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(C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.何という作品なのだろうか。予告編を見て漂流した無人島で上司・部下の立場が逆転したのがおもしろいと思い、推し女優のレイチェル・マクアダムスが主演ということもあって見に行った。結果は、予告編に騙された!中盤までは予告編通り社長と部下の関係が島で立場が逆転したとなっていた。そこまでは仕事のできる一風変わったポッチ女性ということでサバイバルにも順応していたという伏線も仕込んであって納得の展開であったが、雷雨落雷による突然の墜落がド派手なギャグ・コメディになっていた。これは悪ふざけということで見過ごすこともできた。パワハラ男上司と二人きりになった変人女性はサバイバル生活が長くなるにつれて変になっていって……。表面上は親愛の情を見せる上司の豹変ぶりに驚いたが、映画としての展開は楽しめる。しかし、上司のフィアンセに発見された以降のクライマックスからラストがさんざんであった。それまでは意にそわない人に自ら手を下さなかったのが、そうではなくなる。死闘のバトルはすごいけれど、そこで発見した事実に愕然とし、こまごまとした不可思議なことが納得する点と新たに疑問となる点が出てきて……これはもうホラーである。そして、いきなりのラストは釈然としないものになっていた。一級の監督であるサム・ライミがあちこち突っ込みどころのあるものを映画化してしまったのはなぜだろう。そして、一級HELP 復讐島の女優であるレイチェル・マクアダムスがこの映画に出演したのはなぜだろう。この作品を楽しんだ人もいるかもしれないが、私は予告編に騙された、そして、騙されても傑作ならばいいけれど、とてもお薦めできない内容に落胆した。まったく残念である。余談だが’enough’の訳など字幕は良いと思えた。2026年/アメリカ/112分/PG12監督:サム・ライミ脚本:ダミアン・シャノン、マーク・スウィフト出演:レイチェル・マクアダムス、ディラン・オブライエン、エディル・イスマイル、デニス・ヘイスバート、ゼイビア・サミュエル、クリス・パン、タネート・ワラークンヌクロ、エマ・ライミ原題:Send Help(「助けを求めて」)お薦め度「HELP 復讐島」★★(40%)字幕翻訳:中沢志乃
2026.02.11
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中年俳優たちが高校生時代を演じ、できちゃった婚から17年後、生まれた娘がハイティーンになった今を描く。青春時代の淡い恋心を封印し、できた相手と結婚し子育てに終始した女性の思い。突発的な事故により妹と夫の不義密通が発覚。同級生で妹の夫で親友の義弟との仲も実娘ともぎくしゃくした関係になり七転八倒。無軌道な行動を繰り返す実娘が主役なんだろうね。青春物語なのか、家族再生物語なのか、どっちつかずで視点が定まらないところが作品の出来を損ねている気がする。突然の事故で発覚した内容があまりに過激すぎるのも悪影響な気がした。とはいえ、恋する乙女の必死さ、体当たりでせまる若さは青春を感じさせ、それを見守り娘を大切にしようとする母心は描けている気がした。当初、気づかなかったが事故死してしまう夫役にスコット・イーストウッドとは、猛者的モテ男を演じて快活だった。娘役を演じたマッケンナ・グレイスは美形ゆえ、今後の活躍が楽しみである。U-NEXT にて2025年/アメリカ/116分/監督:ジョッシュ・ブーン原作:コリーン・フーバー脚本:スーザン・マクマーティン出演:アリソン・ウィリアムズ、マッケンナ・グレイス、デイヴ・フランコ、メイソン・テムズ、サム・モレロス、スコット・イーストウッド、ウィラ・フィッツジェラルド原題:Regretting You(「公開している」)お薦め度「リグレティング・ユー」★★★(60%)
2026.02.23
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『VIVANT(ヴィヴァン)』U-NEXT独占で全話見逃し配信 (unext.jp)「VIVANT」あまりに大掛かりな制作に圧倒されながら見た。「コンフィデンスマンJP」の初回を見た時。相当な制作費をかけハリウッドに比肩する、いやそれ以上にハリウッドを凌駕するほどド派手にやらかしたドラマを見た時にこのドラマはこれ以上見てはいけないと思い、大ヒットしたドラマなのに、それ以降見ていない。理由は主役のひとりのっぽ君があまり好みじゃない点と筋立てがそれはないと思える内容だったかと記憶している。さて、「VIVANT」である。こちらも「コンフィデンスマンJP」同様に大スケールなロケに圧倒されたが、とんでもない制作費がかかっていると思われた。かの地の首都(?)をジャックして(乗っ取って)しまうほどのロケ、広大な砂漠、大規模な爆破、等々、これまたハリウッドを凌駕するほどのスペクタクルであった。オリジナルドラマであるだけに原作の拘束はなく、やりたい放題にできる利点はあるのだろうけれど、オリジナルということであまり期待していなかった。その期待しなかった私の目を瞠らせたのは阿部寛であった。彼は主役か!?というほど活躍し、誤送金という謎に翻弄される主役・乃木憂介(堺雅人)をサポートする。そもそも一流企業での誤送金などありえないし、外為などになるとPCにてインターネット送金手続きされたとしてもノーチェックで外為取扱銀行をスルーして送金完了するとは思えない。システムのチェック機能でアラートが出るか、外為取扱銀行担当者から入電があったりするものだ。外為を取り扱った経験がある者からすると無茶苦茶な振込作業と思えるのだが、この恐ろしい不手際の非現実さについて外部(視聴者)からの苦情はない(と思える)。これ以外にも物語の展開的に“そんな馬鹿な”といえるありえない設定があったりするのだけれど、そんな違和感などどこ吹く風、大上段に振りかぶった勢いに気おされるように視聴者は飲み込まれていく。この前の第9話でノコルとベキが出会うシーンに疑問を抱いたが、ノコルは乳飲み子であった。乳飲み子であった弟の空腹をうめるために兄がパンを盗むという設定はとてもおかしい。そして、パンを奪った兄が瞬時にこと切れてしまう(死んでしまう)なんて…。リアリティからすると不思議すぎるが物語の本筋ではないのでスルーしたけれど、視聴者の皆さんもスルーしたのかなぁ。こういった無茶な設定、“ん?”と思え気づいてしまう不可思議さは至る所に散在している。とはいえ、圧倒的熱量のあるドラマに異議は感じない。いや、感じなかった、乃木がバルカに戻るまでは。即ち、阿部寛の野崎守が登場していた前半は見るべきものがあって、展開も面白く、見どころもあった。しかるに、乃木(堺雅人)がバルカにもどり、別班の仲間を皆殺しにしてテント内部に入ったところから物語はおかしくなる。第9話で別班の仲間は重傷を負っているが死んではいないということがわかるが撃たれる仲間と申し合わせをしていなければ、別班の猛者ゆえ瀕死であっても抵抗し戦うと思えるのだが。と、つっこみを入れたくなる。ベキの孤児を、子供たちを救いたいという理念はわかるが、そのこととテロは相反する。それゆえテントの所業の理由が、飲み込めない。納得できない。その点がこのドラマの後半を受け入れがたいものにしている。はたして、最終回で納得のいくものになるであろうか。
2023.09.14
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ビッグ・フィッシュ : ポスター画像ティム・バートン監督はなんとなく好きじゃない。振り返ってみると、「バットマン」1989年12月 65点「シザーハンズ」1991年8月 90点「バットマン・リターンズ」 60点「チャーリーとチョコレート工場」 60点と映画館で見ているが、「シザーハンズ」以外は辛く採点している。配信で「ビッグ・アイズ」お薦め度80%を見ているくらいだ。マイライフマイシネマアルカディア「ビッグ・アイズ」 「ビッグ・フィッシュ」の高評価は知っていたが、見ようとは思わなかった。しかるに、未見ながら、「NHK BSシネマ」のおすすめ5作品に選んだのだから見らねばなるまいと思った。NHKでの放映は見逃したのでネットフリックスで見た。ほらふきおやじの父親のネタを聞かされ続けた息子が避けていた父とのわだかまりをなくすというような話。ファンタジーなのか、ただのほらふきなのか、妻を愛し生涯をささげた男の不思議な物語を見て、感動することもなく、私には合わない映画なんだと思えた。お薦めしておいて申し訳ないが、お許しくだされ。また、この作品を気に入っている人にもお許しを請う。配役は良かったと思う。Netflix にて2003年/アメリカ/125分/監督:ティム・バートン原作:ダニエル・ウォレス脚本:ジョン・オーガスト出演:ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー、ビリー・クラダップ、ジェシカ・ラング、ヘレナ・ボナム・カーター、アリソン・ローマン、ロバート・ギローム、マリオン・コティヤール、マシュー・マッグローリー、ミッシー・パイル、スティーブ・ブシェーミ、ダニー・デビート、ダニエル・ウォレス原題:Big Fish(「大魚」)お薦め度「ビッグ・フィッシュ」★★★(60%)
2024.05.04
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(C)2025 FOCUS FEATURES LLC.モスクワ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した韓国映画「地球を守れ!」のリメイクとは知らなかった。知らなかったのはそれだけでなく、主演がエマ・ストーンであること以外、何も知らなかった。ゆえに、このように奇想天外で別次元の話とは思わず、クライマックスで条理のストレートプレイに思えていた誘拐事件が不条理でアブノーマル、ゲテモノと思える無茶苦茶な話であった。これが今どきの映画か、と恐怖した。が、原点の韓国映画は2003年の作品。現代的アレンジはあれど四半世紀近く前のものとは思えない。主演エマ・ストーンはすごいが妄信的誘拐犯であるテディを演じたジェシー・プレモンスがえげつなくスゴイ。キレに切れた男を演じて見事。また共犯者ドンを演じたエイダン・デルビスも特筆すべき出来栄え。この三人のやりとりで物語に引きずり込まれ存分に見せてくれる。しかし、クライマックスからの異次元はユニークとユーモアがまじりあって、物語の展開の異常さとゲテモノ度にむかつきを覚えた。他人には勧められない。第98回アカデミー賞では作品賞、主演女優賞ほか計4部門にノミネートということが信じられない。ググると「ブゴニア」は古代ギリシャ語に由来し、「牛の死骸からミツバチが生まれる」という儀式や再生の象徴を意味する、とのこと。2025年/アイルランド・イギリス・カナダ・韓国・アメリカ/118分/PG12監督:ヨルゴス・ランティモスオリジナル脚本:チャン・ジュナン脚本:ウィル・トレイシー出演:エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、エイダン・デルビス、スタブロス・ハルキアス、アリシア・シルバーストーン原題:Bugonia(「助けを求めて」)お薦め度「ブゴニア」★★(40%)字幕翻訳:松浦美奈
2026.02.21
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Goodbye, Butterfly (2021) (imdb.com)登場人物の少なさが作品にチープ感を漂わせるけれど、脚本がしっかりしているせいか見どころがつづき目が離せない。愛娘がとてもかわいい。おやすみのシーンに愛を感じる。その少女が殺害された。脱げた靴が映り、死体を映さないのが優しさだなと思ったときに少女の血にまみれた死体が映る。愛娘の死に耐え切れず妻は妹宅に身を寄せる。夫は置いてきぼり…娘を失って妻に置き去りにされた男は犯人探しに出る。怪しいと思った男は娘の蝶々の髪飾りを手にしていた。警察に連絡するも、髪飾りは見つからず、男の勘違いだとされる。腑に落ちない男は怪しい男を襲う計画を立て……。父親の友人のアジア系おやじだったり警官が有色人女性だったりと今どきの多様性を感じさせるキャスティング。とはいえ登場人物は少なく、主要な者は父親と友人と警官と怪しい男の4人だけ。普通、警官はバディを組んで二人組ということを考えると一人しか登場させないのはあまりに不自然だが出演料を削減したためだろうかと思われる。密室で少人数のキャストといたってチープな感じがするけれど、筋立ては巧妙、展開も秀逸、なかなかの作品であった。クライマックスで大団円で終わりとせず、わずかではあるがその後を描いていることに意外性を感じた。アジア系おやじがどうしようもない見てくれだな、と思って見ていたけれど、監督・脚本・出演をかねたタイラー・ウェインとわかってびっくり!Amazon Prime Video にて2021年/アメリカ/99分/監督:タイラー・ウェイン脚本:タイラー・ウェイン出演:アダム・ドンシク、タイラー・ウェイン、マリー・バーク、アディソン・ロス、ジェレミー・ロンドン、アンディ・ラウアー、ジェシー・オルセン原題:Good Bye Butterfly(「さよならバタフライ」) お薦め度「グッバイ・バタフライ」★★★★(80%)
2023.04.16
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不当な男-腐ったトマト (rottentomatoes.com)ジュリア・オーモンドは一時期もてはやされた女優である。「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」「トゥルーナイト」「サブリナ」と立て続けに対策に出演。容姿にときめかなかったので演技がすこぶる達者なのかと思って見ていた。その彼女を見なくなって久しい。結婚など家庭の事情で出なくなったのかと思っていたが、そんなことはなくテレビに比重を置いたかもしれないが、テレビと映画を合わせればそれなりにコンスタントに出ている。たまたま目にして見たこの作品はテレビ映画である。”THE WRONGED MAN” なので「間違えられた男」と思ったけれど、自動翻訳で「不当な扱いを受けた男」と訳されたのでニュアンスとしては後者の方なのかもしれない。さてこの物語、少女をレイプした犯人として逮捕された男が無実である訴えを起こし、再審を認めてもらうためにどれだけの労力と年月がかかったかを描いている実話ネタである。誤認逮捕、無実の者を投獄ということは良くあることみたいだ。一度、有罪となったものは再審するにも無罪を勝ち取るものなかなか大変だ。この映画はその労苦を担った弁護士アシスタントの女性を描いている。この役をジュリア・オーモンドが演じる。正義というものを考え、生活する年月を考えるものとして見ることが出来た。U-NEXTにて2010年/アメリカ/85分/監督:トム・マクローリン脚本:ティーナブース出演:ジュリア・オーモンド、マハーシャラ・アリ、リサ・アリンデル・アンダーソン、ブルース・マッキノン、オマー・J・ドーシー、ローダ・グリフィス、トネア・スチュワート、ルシウス・バストン、ラス・コメディーズ原題:THE WRONGED MAN(「不当な扱いを受けた男」) お薦め度「真実への旅路」★★★☆(70%)
2023.06.15
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その日、退役軍人で元大尉のエディ(アントニオ・バンデラス)は、一年ぶりに仕事に就いた。ショッピングモールの警備員、最低時給の仕事だ。彼は、PTSDを抱えていたと思われる。ある少女が重要な証人であるにもかかわらず、襲撃され…。逃げ込んだ先は深夜のショッピングモール。警備員たちに助けを求める。追手の首領格はチャーリー(ベン・キングズレー)、皆殺しして、少女を捕獲しようとする。たった5人の警備員と大多数の追手、殺し屋たちとの戦闘が始まる…。ショッピング・モールにある品物を使っての攻撃がユニーク。アントニオ・バンデラスの一人無双の活躍ぶり、際立つ。Netflixにて2017年/アメリカ/92分/PG12監督:アラン・デロシェール脚本:トニー・モジャー出演:アントニオ・バンデラス、ベン・キングズレー、ガブリエラ・ライト、チャド・リンドバーグ、リアム・マッキンタイア、カン・リー、キャサリン・デ・ラ・ローシャ原題:Security(「警備態勢」)お薦め度「セキュリティ」★★★☆(70%)
2021.11.03
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連続テレビ小説「虎に翼」第88話。小野知子(堺小春)(C)NHK ― スポニチ Sponichi Annex 芸能売れないと思った。堺正章の次女である。Wikipediaのよると“2004年、10歳の時にミュージカル『アニー』のオーディションに合格しストリートチャイルド役を演じて、栗原 小春(くりはら こはる)の芸名で芸能界デビューを果たした。父と共演した2007年のNHKの時代劇『夏雲あがれ』以降、学業優先のため芸能活動を休止し、東京都内の大学へ進学して建築・インテリアを学ぶ。卒業後の進路に悩む中で「やはり舞台に立ちたい」として父に相談し、「小春がやりたいことをやることがパパは幸せ。後悔しないならやりなさい」と後押しを受けて、個人的に演技のレッスンに通い、大学4年在学中の2015年、舞台を見に行った際に目にしたチラシをきっかけに受けたオーディションに合格して舞台『転校生』に出演。祖父の喜劇役者・堺駿二、父のタレント・堺正章と2代続いた「堺の名を継ぎたい」として堺 小春(さかい こはる)へと芸名を改め約8年ぶりに芸能界復帰を果たし、女優活動を再開する。2018年にはオーディションを経て地人会新社『金魚鉢のなかの少女』で舞台初主演を務める。2021年9月1日、結婚を発表。“とある。何かの折、堺正章の次女が女優なのだと知り、調べたことがあった。巷でいわれているようにかわいらしくなく、売れないと思った。その彼女が朝ドラに出演している。新潟の家裁の事務員・小野知子役である。主演の伊藤沙莉が小柄すぎるゆえ、堺小春は大柄に見えた。事務員のちょい役にも思え、甘味処のおばさん役の中原三千代くらいの出番かと思っていた。しかし、今週は見どころ、見せ所のあるシーンがあった。彼女演ずる小野は昔、朝鮮人と交際していたが、結婚を望むも親族の大反対により、結婚を諦めた。そのことで心に傷を抱えていた。また、朝鮮人にシンパシィを感じていた。今週、数件が全焼となる放火事件があり、全焼となった店の主である朝鮮人が放火犯だとされる裁判である。その裁判を傍聴した小野(堺小春)であった。合議制三人で裁判官を務めた寅子(伊藤沙莉)の家を訪ねた小野が汐見香子、元は崔香淑 (さい こうしゅく / チェ・ヒャンスク)という名であり、日本人と結婚した朝鮮人と会い、自身の結婚の破断、相手が朝鮮人ということで諦めざるを得なかった苦悩を吐露する。しっかりとした演技を見せた堺小春を応援したくなった。ORICON NEWS:『虎に翼』第89話 小野は、自分の苦しさを告白する | 毎日新聞 (mainichi.jp)<虎に翼>無愛想な職員“小野”堺小春が話題「存在感がすごい」「三条弁に違和感がない」 父は大物タレント(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース親がスターであるゆえに、美形であるがゆえに苦悩した女優がいる。寺島しのぶである。寺島は映画『赤目四十八瀧心中未遂』に主演することにより世に出たが、それまでは文学座に在籍し演技に研鑽を積んだが売れない悲哀をかこっていた。子供の時から日本の宝、かわいくて美しく、オーラのある母・藤純子と比べられ、母と違ってかわいくないと、ずいぶんといじめられたそうだ。寺島は有名になってからも演技派で通し、『Tokyo Tower』『愛の流刑地』『キャタピラー』『ヘルタースケルター』などで女優賞を受賞している。身長は163㎝と堺小春164㎝とほぼ同じである。もうひとり、想起した女優がいる。こちらは美形であるが、舞台から映像へと今も売れっ子の高畑淳子である。彼女の知名度を上げたのは「3年B組金八先生」であろう。しかし、それ以前から活躍しており、名女優であった。私は舞台「セイムタイムネクストイヤー」(1987年、加藤健一事務所)(再演)を見て、初めて舞台に感銘を受け、加藤健一とともに、相手役であった高畑淳子に心酔した。その後も「セイムタイムネクストイヤー」は再演の度に本多劇場に足を運んだ。お調子者も男顔負けの役も縦横無尽に演じる高畑淳子のファンである。彼女も163㎝である。舞台でも映像でも大きく見える。堺小春も体型が近いので先輩女優に負けずに演技派として実績を積んでいってほしい。映画に爪痕を残した祖父・堺駿二、ミュージシャンとしてはもちろんだが司会者として実績を残した父・堺正章はテレビドラマ「西遊記」の孫悟空が最高の当たり役だったが、「時間ですよ」から注目されていた。八面六臂の活躍をした堺正章を越せるわけではないけれど、女優として大輪の花を咲かせてほしいと思う。かわいいといわれない顔立ちは不利にも思えるが反面、演技そのものを評価してもらえるのではないだろうか。対象として持ち出しては失礼な気もするが、朝ドラ「水色の時」で世に出た大竹しのぶもかわいいとはいわれない顔立ちだった。その大竹が名女優になるとは「水色の時」の頃には夢にも思わなかった。演技に関しては精進したのだろうが、彼女を人気者にしたのはドラマ「男女7人夏物語」(1986)であろう。当時はテレビを見ている若者はみんな見ていた気がする。堺小春もいい作品に出演できれば良いなと思う。今回の朝ドラ「虎に翼」で顔は売った。今後、名を覚えてもらえるように、健闘を祈る。余談だか栗原という名字を不思議に思った。どうやら堺正章の本名が栗原姓であるようだ。
2024.08.02
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TwitterのDMにMIHOシネマ編集長さんから、映画のあらすじ解説の総合メディア「MIHOシネマ」をご紹介いただけないかと、連絡をいただいた。とても光栄に思い、本日書くことにした。改めて見直すと、今どきの映画が一覧となって表示されている。そして、目次があり、作品内容、動画配信一覧、登場人物、ネタバレ(あらすじ<起・承・転・結>)、感想とあり、時には関連作品のリンクもある。至れり、尽くせり、参考となること間違いなし。掲載は8000作品以上。検索方法が豊富。(下記、画像コピー)上記の中から検索できる。また更新頻度が高いので、最新作も参照できる。これから公開の作品にはネタバレはなく、関連情報がもりだくさん。その作品に興味を持てるかどうか吟味できる内容かと。さて、私はというと、予告や解説やあらすじで見る作品を決めることはなく、監督や出演者やジャンルで感覚的に選んでしまっている。最近は、Twitterでのおすすめで選ぶこともあるけれど。内容は知らないまま、登場人物と同じように初めての体験で驚いたり喜んだり悲しんだり。予期せぬ展開に一喜一憂。犯人は誰だ?相手は主人公を好きだろうか?などと思いながらドキドキ、ハラハラを味わっている。それゆえ、あまりに未知のものだとついていけなかったり、わからなかったりすることもあるけれど、長年の経験で大体のものは理解できると思っている。また、あらすじを知らなくても理解できるものが作品だと思うので見てわからないものはわからない作品として没にするしかない。というわけで、「MIHOシネマ」のあらすじを参考にすることはほぼない。ただ、(MIHOシネマ編集部)の感想・評価・レビューは参考になるし、映画シャンル別のおすすめランキング一覧も参考になる。国別おすすめ映画もおもしろい。「お正月に観たいおすすめ映画ランキング10選」に『お葬式』が入っていたり、「クリスマスに観たいおすすめ映画ランキング10選」に『ホワイト・クリスマス』などのクリスマス映画が入っていないのも興味深い。数多くの映画作品を紹介しているせいか、いわゆる王道と思える作品を避けて、王道でなくおすすめ作品をピックアップしているのも興味を惹いた。【俳優・女優の作品ベスト5】をこのブログで書こうと思いながら、いまだ書けずにいるけれど、「MIHOシネマ」は一部の俳優のベスト5を選んでいてレオナルド・ディカプリオでは『ギャング・オブ・ニューヨーク』『仮面の男』『ロミオ+ジュリエット』『ギルバート・グレイプ』『アビエイター』を選んでいて、『タイタニック』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』というヒット作やアカデミー主演男優賞を受賞した『レヴェナント:蘇りし者』を選んでいない。また、宮﨑あおいでは『舟を編む』『ソラニン』『ツレがうつになりまして』『少年メリケンサック』『オカンの嫁入り』を選んでいて、私がいいと思う『NANA』『初恋』『ただ、君を愛してる』は入っていない。ちなみに、『ソラニン』『ツレがうつになりまして』『オカンの嫁入り』は見ていないし、ディカプリオでは『ギルバート・グレイプ』を見ていない。好みの違いをわかったうえで他人がおすすめする作品は機会があれば(見る気になったら)、見ようと思う。最後に「時代劇映画のおすすめランキング10選」で『七人の侍』『赤ひげ』『用心棒』『椿三十郎(1962)』と三船敏郎出演作を選んでいる「MIHOシネマ」で『無法松の一生』を鑑賞して記事にしていてくださったのがなぜか嬉しかった。
2020.09.19
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剛力彩芽(@ayame_goriki_official) • Instagram写真と動画「剛力彩芽がいい」Netflixで「極悪女王」を見た。ゆりやんレトリィバァや唐田えりかもいいが、剛力彩芽のポテンシャルの高さに驚いた。長い髪をバッサリ切った時にも驚いたが、「ランチパック」のCMで軽快に踊っていた剛力彩芽がこれほど身体能力が高いとは気づかなかった。クラッシュギャルズとしてリング上で歌い踊る。そのダンスの切れの良さ。ダンサーと言い切れるほどのダンスであった。加えて対戦している時に繰り出した前転。ヘッドスプリングかハンドスプリングかわからないほどの鮮やかな回転。話題となっているバックスピンキックの見事さ。これだけ身のこなしが良ければアクション俳優としてやっていけるのでは。忍者やスパイやスポーツ選手などをみごとにこなせるであろう。八面六臂の活躍ができる身体能力に剛力彩芽の今後を期待する。ねとらぼ「天才か!」 剛力彩芽、初とは思えないバックスピンキックが極悪女王 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
2024.09.26
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是枝裕和監督が全編iPhone 16 Proで撮影した短編映画「ラストシーン」が公開! 主演は仲野太賀、主題歌はVaundyの「まじで、サヨナラべぃべぃ」 | AOI Pro. Inc.iPhone16で撮影したものを映画とは言えないと思い、ドラマレビューとしたが、短編映画となっている。映画なのか?映画館で上映されないものを映画と呼ぶには抵抗がある。とはいえ、Netflixの作品が映画賞を獲っていたりするので、配信ものが映画ではないと言い切れないけれど、ハリウッドのアカデミー賞に限れば最低二週間の映画館での上映が条件だったと思うので、その点からもここではドラマレビューとさせていただく。良かった。率直な感想である。短編であるがゆえ重厚さとか深遠さはないものの、表現している主題の壮大さはあった。意外だったのは福地桃子の登場だ。彼女の名演技というか仲野太賀のものまねの上手さに驚いた。めっちゃ似てた。もちろん作品の中では孫として登場した福地桃子が祖父とする仲野太賀の真似をするのだが、これが本当めっちゃ似てた。仲野太賀という役者がこのような行動(演技)をするものだという認識があってこそ似ていると思えるので、そこそこ知られている俳優でないと対象にはならない。そして、その特徴を捉えてみごとに表現している福地桃子に脱帽した。人気・注目は多くないけれど演技力を持つ女優なのだろう。観覧車が将来なくなってしまう、かもと一抹の寂しさを感じながらの終幕はノスタルジックで良かった。とてもいい感じの作品である。iPhone 16 Proで撮影 | 是枝裕和監督作品「ラストシーン」 | Apple
2025.05.10
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ジャン=ポール・ベルモンドの勇姿が見られた。パパラッチで出川がパリに行き、ベルモンドの自宅を訪ねたのだ。杖を突き片手が不自由のようだが、脳梗塞かなにかやったのだろうか。面影が残る白髪の老人は83歳。とても懐かしく見たが、どんぴしゃりの世代は60代70代の人たちだろう。ウッチャンが言っていたように、イモトのように体張ってやっていた記憶があまりないが、スタントを自らやったということでは先駆者なんだろう。フランス映画界では1960年代から80年代までアラン・ドロンと双璧を成し、二枚目ドロンとブ男ベルモンドで対照的だったが、演技のキレ上手さ人気では二分したといっていいと思う。二人が共演した「ボルサリーノ」は最高の映画だ。ベルモンドの作品は「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」「カトマンズの男」「パルは燃えているか」「007カジノ・ロワイヤル」「暗くなるまでこの恋を」「ボルサリーノ」「ハーフ・ア・チャンス」と見た気がするが、他にもあるかもしれない。イタリア人俳優のリノ・ヴァンチェラともども好きだったなぁ。ウッチャンが言っていたロバート・レッドフォードは、アラン・ドロン同様二枚目で売った俳優で、ドロンの1歳下で80歳。いまだに現役で出演している。「明日に向かって撃て!」で共演したポール・ニューマンと比較されるが、この二人もどちらも好きだったなぁ。ニューマンは2008年に亡くなっている。故人となった大スターは多いけれど、誰か会いたいスターがいるかと考えると特にいないかもしれない。何人かは会ったり見たりしたし、過去の人は故人となってしまっているから。映画の舞台あいさつでオーラを感じたのは夏目雅子だったし、新宿松竹のロビーでオーラというか何とも言えないものすごい威圧感を感じたのは三國連太郎だった。後ろ姿だったけれど熊のように威圧感を感じて誰かと思い前に回ったら三國連太郎だった。二人とも故人だね。東京国際映画祭で外国スターなどもみたけれど、特にこれといった人は思い出せない。同世代のジョディ・フォスターは会ってみたい気がする。男優だと誰だろう。で、思い出した私の映画の初めての恋人ロッサナ・ポデスタ。生きていると思ったら2013年に亡くなっていた。残念。合掌。であれば、オルネラ・ムーティかな。と思いだしたらイザベル・アジャーニやソフィー・マルソーにも会いたくなってきた。マリー・ラフォレもいいな。女優ばかりだな。男優は考えた結果、トム・クルーズとしておこう。やっぱりミーハーだな(笑)
2016.10.09
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漫画「愛と誠」はよく読んだ。当時大人気で、確かコミックスも買ったように記憶している。テレビドラマの池上季実子主演作品は見ていたので、テレビドラマの主題歌と冒頭のナレーションが耳に残っている。主役太賀誠は誰かと言えば、夏夕介。太賀役としてはシュッとしたイケメンすぎるかな。西城秀樹の方がワイルドさと甘さがあり、より太賀誠らしく思える。石清水弘は中島久之とのことだが、石清水役としては顔が濃すぎたのでは。まぁ、池上季実子も早乙女愛としては小柄だし、目がたれすぎている。この映画「愛と誠」を見て、監督なら三池崇史だと思ったらリメイク作品で三池監督が演出している。この新作「愛と誠」では太賀誠は妻夫木聡。彼の柄ではないと思うが。早乙女愛は武井咲であるが、彼女の役としては温かみと優しさが足りないのでは。また、石清水弘の役は斎藤工とある。斎藤もこの役には顔が濃すぎるし広すぎる。もっとシュッとした秀才タイプのはずだが。新作についで、旧作に続編があり太賀誠の俳優がかわっているので、チェック。続編「続・愛と誠」では南条弘二.ちょっとやぼったくて線が細い感じがするが。高原由紀役は多岐川裕美とある。適役に思える。続々編「愛と誠・完結篇」では加納竜が太賀誠。役に近いイメージがあるけれど、ちょっとチャラいかも。旧作での早乙女愛役は早乙女愛だった。早乙女愛のイメージからするとややかわいらしすぎるかも。もう少しすきっとしたシャープさが必要だったかも。それにしても、この旧作映画「愛と誠」の山根成之監督も早乙女愛も病気で亡くなっている。西城秀樹も亡くなった。さて、作品だが、今見ると一言で陳腐と言ってしまいたくなるくらい出来はよくない。よくこのような作品で公開されたものだと思わずにはいられない。しかし、二本立て興行が通常だった当時、これぐらいの出来でよかったのかもしれない。太賀誠と早乙女愛の二人のシーンがわりと多く。セット撮影での西城秀樹と早乙女愛の演技未熟さが作品の質にも影響していると思う。しかし、この作品は大ヒットしたようで原作者:梶原一騎がテレビ・映画製作に乗り出したとのことである。西城秀樹自らが映画化したいと手をあげた「愛と誠」初主演映画として、記念すべきである。1974年/日本/89分/監督:山根成之出演:西城秀樹、早乙女愛、仲雅美、織田あきら、高岡健二、鈴木瑞穂、穂積隆信お薦め度 「愛と誠」★★★(60%)
2018.08.16
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私を信じて:リサ・マクヴェイの拉致 - ウィキペディア (wikipedia.org)Netflix で実話物ということで見てみた。1984年アメリカのタンパ・ベイにてドーナツ屋のアルバイトから自転車で一人帰宅する17歳の少女が白人の男に拉致監禁、性的暴行を受けた。手足を縛られ目隠しをされた彼女は機転をきかし、男の言うことを聞き、男に寄り添い、殺される状況を回避した。給料日に戻ってこないので行方不明として捜索願を出されていた。さて、この先は映画を見ていただこう。表題にあるように、事件に遭った彼女の言い分を警察は誰も信じず、手に負えなくなったので性犯罪専門の刑事に聴取を頼むことになる…。親からも祖母からも愛されず、貧乏な家庭に育ち、祖母との同居も虐待されていた彼女がドーナツ店で見せる愛くるしい笑顔とお客にドーナツを買わせる商売上手なところのギャップに驚く。愛くるしい彼女が時折見せる苦悶、苦悩、トラウマが痛々しい。実話ネタなので最後には本人が現在の姿で登場する。思った以上に緊迫し、見ごたえのある作品であった。Netflixにて2018年/カナダ・アメリカ/87分/監督:ジム・ドノヴァン脚本:クリスティーナ・ウェルシュ出演:ケイティ・ダグラス、ロシフ・サザーランド、デビッド・ジェームズ・エリオット、アマンダ・アーキュリ、クリス・オーウェンズ原題:The Abduction of LISA McBEY(「リサ・マクヴェイの誘拐」)お薦め度「私を信じて -リサ・マクヴェイの誘拐-」★★★★(80%)
2022.02.27
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オープニングの切実感…私は物語に引き込まれていた。第一部で隔靴掻痒のもどかしさを感じるストーカーの件。腑に落ちない警察の対応もそういうものなのかと思いつつ読み進めた。フィアンセの架(かける)が思う真美(まみ)への思いは焦燥を感じるものだった。第二部で東北が出てくる。震災復興の今が描かれる。現代の恋愛がどういうものなのか、シニアになってしまった私にわからないというよりも、大震災がありコロナ禍があり世の中が随分と変わってしまったと思える。この物語はまだコロナ禍以前であるので、大震災のことだけであるけれど…。評判作を読み終えて、読み応えは感じるものの、感情の高ぶりはあまりなかった。それぞれの人物がしっかり存在しキャラクターが描かれていることに感心した。傲慢と善良 (朝日文庫) [ 辻村深月 ]
2023.07.08
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ネット記事山田洋次監督の言葉ふつうこのように書けば格言とも思える名言のような言葉を連ねるのであろうけれど、今回は違う。炎上してしまった映画館での鑑賞態度についてである。一言でいえば、見て感じたことを大いに発散してほしい、ということだろう。真意はそうかもしれないが、言ったことが良くない。大いに笑ってまでは良かった。その後の、煙草を吸ったり、座席を蹴っ飛ばしたり、と言ったことが悪い。最近観客のマナーが悪くて、映画鑑賞の妨げになる私語や食べ物などの咀嚼音、座席の蹴っ飛ばし等々、また、スマホの光や操作するなど暗闇の映画館では最悪と思える行為があり、スクリーンから禁止をお知らせしている。にもかかわらず、騒いだり、スマホをかざしたりする人は少なからずいる。鑑賞料金を払ったとはいえ、貸し切りではないのだから、公共の場であるマナーは守らねばなるまい。思うに山田監督は映画全盛期の映画館を思い起こし、わきあいあいと見ていた自由な空気を要望したのだと思う。しかし、その自由な空気と他人迷惑な行為とは違うと思う。煙草の不始末による劇場火災があり、場内は禁煙となったし、人気の作品は前の席を蹴るどころか満員電車のように立ち見でぎゅうぎゅう混雑していた。今では映画館で煎餅をかじる人はいないだろうが、映画を見ながら煎餅をかじりパリっと音を鳴らすのは是か非かと論争を巻き起こしたこともある。映画はとてもセンシティブなものだと思う。一般的には音の出る食べ物は良くないと思う。居住まいを正して見る必要なないけれど、音楽会や演劇を物を食べながら見る人がいるだろうか?とはいえ、これもドンパチなど過激な音が出ている作品なら音を立ててみてもいいかもしれないが、音のないしじまを鑑賞するような作品の場合は租借音はない方がいい。さて、ふと思い出したのは40年ほど前のロードショー館での出来事だ。何の作品を見たか忘れたが、大阪梅田の映画館で席に着いた時。前の席にはカップルが座っていた。女性が男性にしなだれかかっていたが、男性はおもむろに煙草を取り出すと、火をつけ吸い出した。当時、映画館は禁煙であり、その中で煙草を吸う人間など見たことがなかった。驚いてしまったが、注意せねばと男性の方をトントンした。“んっ?”とした感じで振り向いた男性は煙草ケースから一本ぬきだし、私に差し出した。“えっ!?”と思った私は「映画館内は禁煙ですよ」と伝えた。男性は“あ、そ”といった感じで手をかざした後、煙草をもみ消した。私の一言以外、言葉はなにもない。話はそれたが、映画監督の第一人者どころか現役の最功労者といっていい山田監督が言ってはならないことを言ってしまう感覚はなんなのだろう。監督も老いたか…と思わざるといけない情けない話である。
2023.09.18
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NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。2月おすすめ作品は「ショーシャンクの空に」2/1、「サウンド・オブ・ミュージック」2/2、「ア・フュー・グッドメン」2/3、「スパイダーマン:ホームカミング」2/5、「マイ・インターン」2/11、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」2/12、「八日目の蝉」2/15、「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」2/16、「ボディ・ガード」2/17、「トロイ」2/18、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」2/19、「ドクトル・ジバゴ」2/23、「ライト・スタッフ」2/24、「アラジン」2/28(題名の後の日付は放送日)、この作品の中から選んだ5作品はこれら。「ショーシャンクの空に」「サウンド・オブ・ミュージック」「スパイダーマン:ホームカミング」「八日目の蝉」「ドクトル・ジバゴ」。もう2/5となってしまった。遅れてすみません。紹介済みの「ア・フュー・グッドメン」[マイ・インターン」「ボディ・ガード」を省く。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)(C)1994 Castle Rock Entertainment. All Rights Reserved.「ショーシャンクの空に」2025年2月1日(土)午後3時00分~he Shawshank Redemption 1994 アメリカ 142分 G30年前に映画館で見たのか……。この年の私のベスト6であった。1位「スウィング・キッズ」、2位「恋人たちのアパルトマン」、3位「レオン」、4位「レジェンド・オブ・フォール」、5位「ミナ」の次である。今では最高傑作とベスト・ムービーとされる作品。内容はほぼ忘れてしまったが、感動した思い出はある。1995年6月17日新宿東急にて鑑賞お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST「ショーシャンクの空に」映画チラシサイト:サウンドオブミュージック「サウンド・オブ・ミュージック」2025年2月2日(日)午後1時00分~The Sound of Music 1965 アメリカ 174分 Gいまだ映画館では見ていない。テレビで見た。舞台も見た。芝居も見た。いつか映画館で見たいものである。お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST「サウンド・オブ・ミュージック」(C)Marvel Studios 2017. (C)2017 CTMG. All Rights Reserved.「スパーダーマン:ホームカミング」2025年2月5日(水)午前0時05分~Spider-Man: Homecoming 2017 アメリカ 133分 Gおばさん役が推し女優マリサ・トメイだったのでときめく!トム・ホランドは売れっ子になったねぇ。2017年8月14日鑑賞お薦め度★★★☆(70%)2017.8.14 ブログ「スパーダーマン:ファーフロムホーム」2025年2月12日(水)午前0時05分~お薦め度★★★★(80%)2019.7.7 ブログ「スパーダーマン:ノーウェイホーム」2025年2月19日(水)午前0時05分~お薦め度★★★★(80%)2022.1.23 ブログ(C)2011映画「八日目の蝉」製作委員会「八日目の蝉」2025年2月15日(土)午後0時30分~2011 日本 147分 G人間形成の初期の段階にベースとなるものが虚構で作られていた場合、その子供は自己の存在理由の基盤を損なうことになるので生きていくことが危うくなる。そう思えた。考えさせられる作品である。お薦め度★★★★(85%)映画.com ALLTIME BEST「八日目の蝉」2012.07.14 ブログ写真提供:アマナイメージズ「ドクトル・ジバゴ」2025年2月23日(日)午後1時00分~Doctor Zhivago 1965 イタリア・アメリカ 197分1977年10月19日と26日の2週にわたってテレビで視聴。壮大なスケールに圧倒された。ロシア革命に翻弄される男女の愛。名作である。お薦め度★★★★☆(95%)映画.com ALL TIME BEST「ドクトル・ジバゴ」
2025.02.05
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オーダー/The Order | 改・ぶろぐじゃんきぃ。実際の事件を題材に描かれた作品。ジュード・ロウが『The Order(原題)』で悩めるFBIエージェントを演じる ― 21年ぶりのアカデミー賞ノミネートとなるか?(The Hollywood Reporter Japan) - Yahoo!ニュースを読めばわかるが、この事件をもとにして白人至上主義者ウィリアム・ルーサー・ピアースの1978年の著書「The Turner Diaries」に影響を与え、ひいては2021年1月6日に米国議会に攻撃を仕掛けた者たちにも影響を与えている。そして、これが映画化され、悩めるアメリカを表出する作品となっている。ただ映画として見た場合、暗澹たる思いになる内容であり、犯人に執拗に執着する主人公は狂気とも思える。ジュード・ロウの熱演が狂気を感じさせる。amazon prime video にて2024年/カナダ/116分/監督:ジャスティン・カーゼル脚本:ザック・ベイリン出演:ジュード・ロウ、ニコラス・ホルト、タイ・シェリダン、ジャーニー・スモレット、アリソン・オリバー、マーク・マロン、セバスチャン・ピゴット、ジョージ・チョートフ、マティアス・ガリード、フィリップ・フォレスト・ルイツキー、ブラッドリー・ストライカー、オデッサ・ヤング原題:The Order(「秩序」)お薦め度「オーダー」★★★☆(70%)
2025.02.22
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2025年3月になりました。春ですね…。2020年4月にコロナ禍の中「中学生におすすめする映画 10本」をあげてから約5年、昨今の作品からよりすぐってあげてみました。【題名・お薦め度・内容】①「ヒックとドラゴン」★★★★★(お薦め度:100%) アニメ・冒険・家族〔映画.com4.4/Filmarks4.0〕(C)2009 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.「ヒックとドラゴン」・マイライフ・マイシネマアルカディア - 楽天ブログ(Filmarksより)あらすじ“『リロ・アンド・スティッチ』のディーン・デュボア、クリス・サンダース監督によるアニメ映画。ドラゴンと戦うバイキング。その族長の息子・ヒックは傷を負ったドラゴンのトゥースの世話をすることで友情を築いていくが……。“②「ルックバック」★★★★☆(お薦め度:90%) アニメ〔映画.com4.2/Filmarks4.1〕(C)藤本タツキ/集英社 (C)2024「ルックバック」製作委員会「ルックバック」・マイライフマイシネマアルカディア - 楽天ブログ(Filmarksより)あらすじ“学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる…。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が…。胸を突き刺す、圧巻の青春物語が始まる。“③「ワンダー 君は太陽」★★★★★(お薦め度:100%) ドラマ・家族〔映画.com4.2/Filmarks4.2〕(C)2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC and Walden Media, LLC. All Rights Reserved.「ワンダー 君は太陽」・マイライフマイシネマアルカディア - 楽天ブログ(Filmarksより)あらすじ“オーガストこと”オギー”はふつうの10歳の男の子。ただし、“顔”以外は…。生まれつき人と違う顔をもつ少年・オギ―(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼い頃からずっと母イザベル(ジュリア・ロバーツ)と自宅学習をしてきたが、小学校5年生になるときに初めて学校へ通うことになる。クラスメイトと仲良くなりたいというオギーの思いとは裏腹に、その外見からじろじろ見られたり避けられたりするが、彼の行動によって同級生たちが徐々に変わっていく…。“④「はじまりへの旅」★★★★(お薦め度:80%) コメディ〔映画.com3.7/Filmarks3.9〕(C)2016 CAPTAIN FANTASTIC PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED.「はじまりへの旅」・マイライフマイシネマアルカディア - 楽天ブログ(Filmarksより)あらすじ“ベン・キャッシュと6人の子供たちは、現代社会に触れることなくアメリカ北西部の森深くで暮らしていた。父仕込みの訓練と教育で子供たちの体力はアスリート並み。みな6ヶ国語を操り、18歳の長男は名立たる大学すべてに合格。しかしある日入院していた母・レスリーが亡くなり、一家は葬儀のため、そして母の最後のある“願い”をかなえるため旅に出る。葬儀の行われるニューメキシコまでは2400キロ。チョムスキーは知っていても、コーラもホットドッグも知らない世間知らずの彼らは果たして、母の願いを叶えることが出来るのか・・・?”⑤「インスタントファミリー~本当の家族見つけました~」★★★★(お薦め度:80%) コメディ〔映画.com4.0/Filmarks4.0〕amazon.co.jp「インスタントファミリー~本当の家族見つけました~」「インスタント・ファミリー」・マイライフマイシネマアルカディア - 楽天ブログ(Filmarksより)あらすじ“ピート(マーク・ウォールバーグ)とエリー(ローズ・バーン)は、養子を受け入れることを決意する。子育て経験のない二人は即席で子育ての秘訣を学ばなくてはならない。「インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~」は「パパ VS 新しいパパ」の制作チームによる実話に着想を得た作品だ。この絶対見逃せないホームコメディーを是非ご覧あれ!”⑥「エール!」★★★★(お薦め度:80%) ドラマ〔映画.com3.8/Filmarks3.8〕(C)2014 - Jerico - Mars Films - France 2 Cinema - Quarante 12 Films - Vendome Production - Nexus Factory - Umedia「エール!」・マイライフマイシネマアルカディア - 楽天ブログ(Filmarksより)あらすじ“フランスの田舎町。農家を営むベリエ家は、高校生の長女ポーラ以外、父も母も弟も聴覚障害者。ミスコンで優勝したこともある美しい母、口(手話)は悪いが熱血漢な父とゲーム好きの弟。オープンで明るく、仲のいい家族だ。ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師トマソンはその才能を見出し、彼女にパリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女の才能を信じることもできず、もちろん大反対。一家の「通訳」でもあるポーラは悩んだ末に、夢をあきらめる決意をする。しかしその歌声が、耳の聴こえない家族に届く出来事が起こる―”⑦「コット、はじまりの夏」★★★★(お薦め度:80%) ドラマ〔映画.com4.0/Filmarks4.1〕(C)Insceal 2022「コット、はじまりの夏」・マイライフマイシネマアルカディア - 楽天ブログ(Filmarksより)あらすじ“1981年、アイルランドの田舎町。大家族の中でひとり静かに暮らす9歳の少女コットは、夏休みを親戚夫婦のキンセラ家のもとで過ごすことに。寡黙なコットを優しく迎え入れるアイリンに髪を梳かしてもらったり、口下手で不器用ながら妻・アイリンを気遣うショーンと一緒に子牛の世話をしたり、2人の温かな愛情をたっぷりと受け、一つひとつの生活を丁寧に過ごすうち、はじめは戸惑っていたコットの心境にも変化が訪れる。緑豊かな農場で、本当の家族のようにかけがえのない時間を重ねていく中で、コットはこれまで経験したことのなかった生きる喜びを実感し、やがて自分の居場所を見つけていく―。”⑧「この世界の片隅に」★★★★(お薦め度:90%) アニメ〔映画.com4.4/Filmarks4.1〕(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会「この世界の片隅に」・マイライフマイシネマアルカディア - 楽天ブログ(Filmarksより)あらすじ“どこにでもある毎日のくらし。昭和20年、広島・呉。わたしはここで生きている。すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた――。”⑨「バーナデット ママは行方不明」★★★★☆(お薦め度:90%) ドラマ・コメディ〔映画.com3.6/Filmarks3.8〕(C)2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.「バーナデット ママは行方不明」・マイライフマイシネマアルカディア - 楽天ブログ(Filmarksより)あらすじ“シアトルに暮らす主婦のバーナデット(ケイト・ブランシェット)。夫のエルジー(ビリー・クラダップ)は一流IT企業に勤め、娘のビー(エマ・ネルソン)とは親友のような関係で、幸せな毎日を送っているように見えた。だが、バーナデットは極度の人間嫌いで、隣人やママ友たちとうまく付き合えない。かつて天才建築家としてもてはやされたが、夢を諦めた過去があった。日に日に息苦しさが募る中、ある事件をきっかけに、この退屈な世界に生きることに限界を感じたバーナデットは、忽然と姿を消す。彼女が向かった先、それは南極だった──!”⑩「花嫁はどこへ?」★★★★☆(お薦め度:90%) ドラマ・コメディ〔映画.com4.2/Filmarks4.1〕(C)Aamir Khan Films LLP 2024「花嫁はどこへ?」・マイライフマイシネマアルカディア - 楽天ブログ(映画.comより)解説・あらすじ“インドの人気俳優アミール・カーンが製作を手がけ、ひょんなことから取り違えられた2人の花嫁の思いがけない人生の行方を描いたヒューマンドラマ。大安吉日のインド。育ちも性格も全く異なる2人の女性プールとジャヤは、それぞれの花婿の家へ向かう途中で、同じ満員列車に乗り合わせる。しかし2人とも赤いベールで顔が隠れていたため知らぬ間に入れ替わり、そのまま別の嫁ぎ先に連れて行かれてしまう。予期せぬ旅を通して新しい価値観と可能性に気づいたプールとジャヤは、周囲の人々をも笑顔にしながら、生まれて初めて自分自身の手で人生を切りひらいていく。”2020.04.30 「中学生におすすめする映画 10本」①「ロミオとジュリエット」★★★★(お薦め度:80%)②「秒速5センチメートル」★★★★(お薦め度:80%)③「チップス先生さようなら」★★★★★(お薦め度:100%)④「チャンプ」★★★★(お薦め度:85%)⑤「シェーン」★★★★☆(お薦め度:90%)⑥「アンナと王様」★★★★(お薦め度:85%)⑦「プリティ・リーグ」★★★★(お薦め度:85%)⑧「ジャンヌ・ダルク」★★★★(お薦め度:85%)⑨「ビリーブ 未来への大逆転」★★★★(お薦め度:88%)⑩「グリーンブック」★★★★☆(お薦め度:90%)
2025.03.02
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愛の嵐 : ポスター画像衝撃的なポスターが目に焼き付いている作品。今まで見る機会なく、きたけれど、何を見ようかと迷っているくらいなら、過去の佳作を見てもいいんじゃないかと見たけれど、見てみて名画座などでも見る機会がなかったのは難解な内容と展開。ナチス残党に触れている点。大きなボカシを入れなければならないほどの裸。カットされたフィルムなどの問題があったせいなのだろうか。今回配信でボカシの入ったシーン男はズボンをはいていて女は下半身裸(だと思う。ボカシが大きくよくわからない)なので、現代で思うとボカシで隠さなければならないほどのものとは思えないけれど、毛など映っていたのだろうか。愛欲にまみれた男女を描いた作品である。その対象がナチス将校と捕虜のユダヤ少女であった。そして、この映画の現在である夜勤ポーター(ホテル受付)となった男と指揮者の妻となった少女。ナチスの残党が戦後の戦犯裁判から逃れるために捕虜生存者を暗殺したりしているオーストリアに少女はなぜやってきて、夫と離れひとり居残ったのか。そして、元将校・夜勤ポーターの住居に身を寄せたのか。命を賭してまでの快楽をむさぼったものなのか。見ているときには彼らを取り囲み監視する輩がどういう意向かわからなかったため、二人が兵糧攻めの軟禁生活を強いられていることがよくわからなかった。ゆえに、わからないながら見るという隔靴掻痒状態で見終ったも理解不十分で消化不良状態だった。背景を知らないと理解しえない作品である。上半身裸のシャーロット・ランプリングは衝撃。U-NEXTにて1973年/イタリア/118分/監督:リリアーナ・カバーニ脚本:リリアーナ・カバーニ、イタロ・モスカーティ出演:ダーク・ボガード、シャーロット・ランプリング、フィリップ・ルロワ、ガブリエル・フェルゼッティ、イザ・ミランダ、アメディオ・アモディオ、マリノ・マーゼ原題:Il portiere di notte(「夜のポーター」))お薦め度「愛の嵐」★★★☆(70%)
2025.06.07
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(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会上映時間175分に及ぶ超大作。まさしく圧巻である。みごとな作品。「言葉では言い表せない景色を見たい」なぜ歌舞伎役者になったかを問われた主役の言葉である。AKBグループ総選挙の結果発表でメンバーたちが口々にした”景色”ということば。神7や一位をとったメンバーがいみじくもいった「この”景色”が見たかったんです」自身のシンボルカラーで埋め尽くされた会場。それはそれは草原のように、桃源郷のように光輝いた。得も言われぬ空間。それとは違うけれど、やはり舞台の上からの”景色”を見たかったんだ。素人では、いや玄人でもなかなか完璧に踊ることは難しい歌舞伎踊りを出演者たちは踊る。子役・喜久雄役の黒川想矢がいい、うまい。しかし、難を言えば大人になった彼を演じる吉沢亮に風貌が似ていれば良かったのに。福田春江役の少女役も同様。長じて高畑充希が演じることになるのだけれどまったく似ていないため同じ人物(福田春江)とはわかりづらい。そんなミスマッチはあれどほぼキャスティングは良かった。冒頭に登場の親分、永瀬正敏は任侠の親分らしく立ち回りも見事。その妻・宮澤エマもはきはきとしていて良かった。少年・喜久雄役の黒川想矢も良く演じていて、少年・俊介役の越山敬達との掛け合いも良し。渡辺謙は可もなく不可もなく渡辺謙らしくて、その妻に寺島しのぶを見た時は歌舞伎の世界のことなので安心感を得た。人間国宝の小野川万菊役の田中泯は舞踏家としての気概を見せてくれるが老人に思えて老女とは思えなかった。本物の歌舞伎役者の女形の方が演じればさもありなんと思えたが、そうすると歌舞伎のレベルが上がりすぎて俳優たちとの落差に気づいてしまうことを避けてか舞台の上で本物の歌舞伎役者が演じることはなかった。芸者・藤駒役の見上愛もよかった。芸者の時は芸者が似合わないほどの白塗りだったが二号でも三号でもと言い寄る彼女は良かった。母になってからも良く見えた。興行主なのか嶋田久作はそれらしくて良く、その息子・三浦貴大は小太り中年おやじでなんだかなぁと思えた。吉沢亮は素晴らしく素晴らしく。よくぞここまで演じたと思えた。踊りも芝居も内面も演じて心身ともに役者と思えた。自然と流れる涙は本物。同様に一挙手一投足を映されることは吉沢亮ほどではなかったけれど、のちのち同じ役を演じたときの彼の流れる涙も本物。双方ともいい芝居を見せてもらいました。高畑充希は愛くるしく二人にかかわってしまうのも納得。森七菜はこれまたかわいくて歌舞伎小屋にいる妹のようで、そのまんまに見えてとても良かった。着物を着ているときの所作も良かったと思う。歌舞伎役者ながら舞台には出ないけれど出演していた中村鴈治郎は森七菜の父役でぶちぎれたシーンは最高だった。長い年月を経ての国宝となった時のカメラ撮影のシーン、良かったなぁ。そしてラストシーン、見事である。やくざに歌舞伎と日本らしい要素の傑作。ぜひともアカデミー賞日本代表として推薦してほしい。2025年/日本/175分/PG12監督:李相日原作:吉田修一脚本:奥寺佐渡子出演:吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、三浦貴大、見上愛、黒川想矢、越山敬達、永瀬正敏、嶋田久作、宮澤エマ、中村鴈治郎、田中泯、渡辺謙お薦め度「国宝」★★★★(85%)
2025.06.15
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東ベルリンから来た女 : ポスター画像「あの日のように抱きしめて」の前作にあたる。2012年・第62回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した。東ドイツの田舎町の病院へやってきた女医。西側で暮らす恋人のもとへ脱出する計画を進めていた。しかし、医師の男性に恋慕され困惑し、労働からの逃亡を繰り返す女に頼りにされ、脱出できるのは一人、彼女の決断は私を困惑させた。なぜ、この作品を、内容を世に問うたのか。何を描きたかったのか。製作者・監督以上に観客は反応してしまったのではないか。そう思える映画であった。主人公バルバラをニーナ・ホスが演じる。U-NEXT にて2012年/ドイツ/105分/G監督:クリスティアン・ペッツォルト脚本:クリスティアン・ペッツォルト出演:ニーナ・ホス、ロナルト・ツェアフェルト、ヤスナ・フリッツィ・バウアー、マルク・バシュケ、ライナー・ボック、クリスティーナ・ヘッケ、ヤニク・シューマン、アリツィア・フォン・リットベルク原題:Barbara(「バルバラ」)お薦め度「東ベルリンから来た女」★★★☆(70%)
2026.02.21
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Ikusagami (2025)文庫本「イクサガミ」を読み終えたので満を持してNetflixドラマ「イクサガミ」を見る。どのようなドラマになるか情熱大陸で岡田准一の回を見ていて期待も膨らみ興味津々であった。始まってから間もなく京都・天龍寺の境内に300人近い参加者が集まる中、この集会・大会を阻止しようと京都府庁の警官・安藤神兵衛が登場。演じるは山田孝之。その雄姿に酔う間もなく一刀両断で殺されてしまう。これを見た時、沸点を越えるほど驚いた。これほどの役者がこの役で瞬時に退場となるなんて!!!!その驚きにさらに期待は膨らみ、ものすごい作品になると思えた。続いて登場の菊臣右京こと玉木宏を見た時にこのドラマは主役級しかでないのか、とその豪華さにすごいと思ってしまった。名だたる役者・俳優が名を連ね登場し無双を争っていくわけだが、チョイ役のビッグネームの割に京八流の兄弟たちがショボく見えた。このシーズン1では活躍はほぼ見えず、主人公・嵯峨愁二郎こと岡田准一の岡田准一による岡田准一のための作品のように見えてしまった。昨日見た映画「はたらく細胞」のオールスターキャストの適材適所のみごとなキャスティングと比べると微妙に感じる配役であった。それは原作を読んでいるがゆえ、原作イメージとの乖離、私の妄想キャストとのズレもあるだろう。しかし、どうなの?と思えるものが多々あった。加えて扮装メイクがすごすぎて誰だかわからないというのもいいけど良くない(苦笑)。香月双葉に藤﨑ゆみあはあまりにイメージ違い。なぜなら小説ではあきらかに子供である。このドラマでは中人である。小学生が無理なら中学生にて幼く見える者をキャスティングすべきだったと思える。藤﨑ゆみあは見栄えのする素敵な女優に思えるがそれだけに子供には見えず、原作の子連れ旅というイメージにならない。白山乃愛が良いとは言えないが彼女ならば子供に見えるだろう。実際、子供だし。愁二郎と同行の旅になる京八流の妹・衣笠彩八 に清原果耶。悪くはないが、この役だけはイメージキャストがいて、それが菜々緒である。スレンダーな長身で蜘蛛のような妖術を使う。見ていてしびれる武闘になること間違いなしと思っていた。清原果耶でも悪くなく、意外に良いと思えたけれど、同時期に集められた血のつながらない子供たちの設定では岡田准一と約20歳、親子ほど実年齢の違う配役はどうなのだろうと思った。原作で愁二郎は28歳なのだから、岡田准一のほうが歳を取りすぎているともいえる。とはいえ菜々緒は岡田准一と8歳ほどしか違わないから兄妹感が出る気はする。いろいろと書きたいキャストが多くいるけれど文句ばかりいっても仕方ないので、特筆すべく以外に良かったと思える者をひとり。個人的には好きではないけれど東出昌大がとてつもなく良い、おもしろい。役柄が性に合っているのか、うまく馴染んでいるのか。彼が演じる柘植響陣が今一つ思い出せないので原作のキャラとは違うかもしれないと思いつつ楽しんで見た。2025年/日本/監督:藤井道人原作:今村祥吾脚本:出演:岡田准一、藤﨑ゆみあ 、清原果耶 お薦め度「イクサガミ」★★★★(80%)
2026.02.25
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フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』俵 万智・より最後の講義「歌人 俵万智」3月3日(火)午後2:35~3:24【Eテレ】※再放送ということなので、興味のある方は見てください。2026.02.22の読書レビュー 「生きる言葉」俵万智:著 新潮新書を読んで関心を持っていた時に放送されたので録画して見た。以下最後の講義「歌人 俵万智」3月3日再放送(NHK ONEで配信中) - 「最後の講義」 お知らせ - 最後の講義 - NHK より【歌人 俵万智「この味がいいね」7月6日はサラダ記念日…1300年の歴史もつ、日本独自で世界有数の文化「短歌」。俵万智さんが新たな革新を!その生命力が現代の短歌ブームを生む原点に。講義では若い聴講生が短歌をつくり歌会に挑戦。鋭い講評も?どんな展開に…40年にわたり次々とベストセラーの歌集、大人気の短歌の世界の秘密とは?“ブラック万智”が顔を出す?「黒い歌」も人を励ます?短歌は超面白い!あなたも必ず作りたくなる!】以上 最後の講義「歌人 俵万智」3月3日再放送(NHK ONEで配信中) - 「最後の講義」 お知らせ - 最後の講義 - NHK より私もホワイトな心がいいと思っていたけれどブラックな心もあるということ。短歌を読む、その深堀が肝心。サラダ記念日 (河出文庫) [ 俵 万智 ]チョコレート革命【電子書籍】[ 俵万智 ]アボカドの種 [ 俵 万智 ]
2026.02.26
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1231tw_20221231153101.jpg (1219×590) (cocolog-nifty.com)普段、私はホラー映画を見ない。台湾映画に興味を持って、昨年のヒット作を検索したところ、この「呪詛」がダントツの一位であることを知った。何が大ヒットを生んだのか。実際の事件をもとにしたオリジナル作品ということで興味が湧いた。見てはいけないもの、見せてはいけないものをクライマックスで果敢に映像として映している。その心意気は買うが、果たして効果はどうなのか。見せても見えないものの方が効果は抜群だったのではないだろうか。恐いもの見たさで見る人が多いのだろうけれど、あまりにもおどろおどろしい内容で、主人公を助ける意味で念仏を唱えたり、心の中で言ってみたり。しかし、それは自らを呪わせるおまじないだと知った時、戦慄が走る。恐ろしい映画である。大ヒットしたから、皆がその呪いを分け合ってくれると考えられるが、幸福感とは真逆の不幸感満載である。なんという作品を見てしまったのか。踏み入れてはいけない中に踏み入れてしまった後悔が残った。Netflix にて2022年/台湾/111分/監督:ケビン・コー脚本:ケビン・コー、チャン・ジャウェイ出演:ツァイ・ガンユエン、ホアン・シンティン、ガオ・インシュアン、ショーン・リン原題:咒英語題:Incantation(「呪文」)お薦め度「呪詛」★★★☆(70%)
2023.02.04
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