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2020.07.04
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カテゴリ: 家で見た映画




長いだけにいろいろとあり、また、10年隔てた物語を描くことになるけれど、2時間ほどが10年前学生時代。1時間ほどが10年後の現代といったところか。インドの工業大学での同室3人組の4年間を描き、それぞれの家族も登場し、ハチャメチャに展開するが、「うまくいく」という魔法の言葉を頼りに難問を解決していく登場人物たち。作品の中でも映画じゃないんだから、映画の中の出来事でしょ、などのセリフが出てくるが、そうでなければ何事もうまく運ばない現実社会への批判(皮肉)が込められているように思えた。
日本人が見て、前向きに「うまくいく」という言葉で乗り越えていく若者たちの姿は背中を押されるほど勇気をもらえ、笑って泣いて楽しめる。涙は感動の涙だ。”いいね”をもらえる作品であると納得した。

とはいえ、インド人たちが見て感じる現実社会の悲惨さ問題点を明示していて、生まれて親が決めた職業にしかつけないというのはカースト制度の名残であり、影響とも思えるし、その親の意向を反故にするには自死しかないというのはインド社会の闇であろう。

暮らし向きについても貧富の差を表現していて、持参金ならぬ高額な品物がなければ結婚できないとか、食べる者にも事欠く状態が白黒シーンとして表現されるのも現実社会の反映と言えよう。

閉塞した社会に生きる若者たちには真摯に取り組めど楽天的にあること「きっと、うまくいく」と暗示をかけることも大切なのかもしれない。
そう、思えた作品であった。

主役アーミル・カーンの​ 「ラガーン」は2017年7月2日に見ている ​。

2009年/インド/170分/
監督:ラージクマール・ヒラーニ
脚本: ラージクマール・ヒラーニ
出演:アーミル・カーン、カリーナ・カプール、R・マーダバン、シャルマン・ジョーシー、ボーマン・イラニ

原題:3 Idiots(「3人のおばかさん」)

お薦め度
きっと、うまくいく ​」
★★★★(80%)





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最終更新日  2020.07.04 19:08:31
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