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2021.07.23
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カテゴリ: 映画館で見た映画




「​ サマーウォーズ ​」を見て衝撃を受け、感動し、ものすごい映像作家がいるものだと感心もしたのだが、「​ おおかみこどもの雨と雪 ​」ではオオカミの設定が気に入らず、その世界に入り込めなかった。「​ バケモノの子 ​」も「おおかみこどもの雨と雪」同様、バケモノの設定でその世界に入り込めず、イマイチに思えた。時空を超えた「​ 未来のミライ ​」も面白く思えなかった。とはいえ長編アニメーションを作れる監督は少なく、音楽がいいという評判に釣られて見に行った。

物語には期待していなかったので、どこがいいとか悪いとか、もちろんツッコミどころ満載な気がしないでもないけれど、”ラララッラララッラララッラッ”というテンポのあるきれいな歌声に惹かれ、おびただしく細かい電気信号の映像とあいまって、その創作世界に魅せられてしまった。その世界に入り込んでしまった。
”U”と”AS”の関係とリベイルする、される攻防。
電子世界と現実世界の非現実と現実の相反する同調性。現実世界の裏返しが電子世界であるならば同期し同調した時…。



クライマックスの大いなる歌声は私も声には出さずマスクの下で歌っていた。

とてもとても感動した。

とてもとても素敵な作品。


2021年/日本/121分/G

監督:細田守
原作:細田守
脚本:細田守
声の出演:中村佳穂、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、森山良子、清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美、中尾幸世、森川智之、宮野真守、島本須美、役所広司、石黒賢、ermhoi、HANA、佐藤健、津田健次郎、小山芙美

お薦め度
「​ 竜とそばかすの姫 ​」★★★★☆(90%)


<ネタバレ>
大いに感動した作品だった。
冒頭に見せるおびただしい電子の画像は(全く違う描き方だけれど映画「トロン」を思い出した。
他人の子を自らの意思で助けに行き死んでしまう事故。そのことに対する賛否両論をSNSで表現している。これは観客に対する防御策?それともすずの母への恨みの表出?
物語が進んでいくと歌姫として”U”の世界で傑出した有名人となったBelle(ベル(すず))だけれど、Belleと竜のお城でのダンスを見ると「美女と野獣」を思い出した。まるでパクリではないかと思える二人のダンス。そして関係性。この一連に関してはオリジナリティは感じられなかった。
愛玩動物ともいえるイルカでなく、とてつもなく大きなクジラをBelleのお供にしたのは今の時代だからかもしれない。クジラは良かった。
竜のお城が焼き討ちされた後、Belleがリベイルされるのではなく、自らリベイルしたことは圧巻であった。
このあと一人女子高生が現実世界で夜間、四国の高知県から東京多摩川まで長距離の旅に出るのだけれど、父親か合唱グループのおばちゃんかしのぶくんがついていくべきだろうし、ついていくはずだ。
また、竜たちとすずが出会ったときに手荒い父親が出てきて、暴力をふるおうとして怖気づくのは、納得がいかない。ぜんぜん納得できない。力であろうが言葉であろうが、暴力、暴言を使うものが自ら撤退するなんてことはありえないのではないだろうか。

電子世界の中でBelleに呼応するかのように”AS”(電子世界の中のアバター)たちが口ずさみ、歌う大合唱に大感動し、一緒に合唱したかった。





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最終更新日  2021.07.24 00:22:54
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