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2024.03.03
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カテゴリ: 観劇

約一か月前、初台の居酒屋で出会った外人さん。
帰り際にお声をかけたら、オペラ演出家だった。
名刺をいただき、メールを送り、返信もいただき、チケットを取り本日、見に行った。

とても良かった。


休憩に入ってパンフレットのあらすじを読んで、気合を入れた。
眠気も消え去り、しっかりと見た。
二部に入って、牧師による最後のミサのシーンでの牧師を中心にシンメトリーに修道女を配した情景は絵になるほど素晴らしいことに気づいた。その後、まわり舞台で舞台が回っている中で、修道女たちが修道女の服装から民衆の服装に着替えるシーンも良かった。
秀逸だったのはクライマックスである修道女たちが断頭台に向かうシーン。ギロチンの効果音とともに切り落とされた修道女の姿勢、落ちる赤い布。吊り下げられた赤い布が落ちる。その刹那、見ている者をくぎ付けにした。
フランス革命において貴族とつながりのあった僧侶たちを嫌い、宗教弾圧をしたことを知らなかった。それがこのカルメル会修道院にも及び、修道女たちが牢獄に収容される憂き目にあう。そして、裁判の結果、全員がギロチンの刑とされた。そのことを全く知らなかったことがショックであった。そして、この作品が映画化されていたことも知らなかった。
本日、素晴らしいオペラとして見られたことに感謝する。






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最終更新日  2024.03.03 20:41:52
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