さて、最後に投票用紙には漢字で書かなければならないという誤報を流した放送局があったとのこと。小池百合子、石丸信二は簡単な漢字に思え書きやすい。ところが、蓮舫となると文字数は少ないがとても書きにくい難漢字に思える。画数も多い。ならば、ひらがなで書こうと思うと。“れんぼう”だったのか“れんほう”だったのか。“れんはう”を書いたら無効票になるのだろうか。その昔、西高東低だった映画鑑賞が東高西低になっている。どういうことかというと、昔は洋画(西洋映画)がもてはやされ、邦画(日本映画)はやや低く見られていた。洋画の観客動員数は邦画の観客数を凌駕していた。洋画は字幕があたり前だった。それがいつしか字幕を読まない(読めない)若者が増え、字幕のない邦画が人気となっていった。近年は字幕のない洋画、いわゆる吹替が増えている。アニメ映画の洋画も昔は字幕であったが、現在は字幕もあるが吹替もある。ところにより吹替しか上映しない映画館もある。洋画の実写版も吹替がある。少し前に実写のフランス映画の「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」がフランスで大ヒットして、その勢いで急遽、日本でも劇場公開されることになった。楽しみにして見に行こうとしたら日本語吹き替え版のみの上映であった。確かその後、苦情を受け一部劇場で字幕版を上映したと聞いた気がするが定かではない。私はこの作品、配信にて言語・フランス語の字幕・日本語で鑑賞した。長い文はわからなくても単語や一言の意味は分かるし、それを意訳や誤訳しているのに気付くのはおもしろいし、そもそもの出演者の声音を聞きたいのである。現在の観客動員数は邦画が洋画より多い。さて、蓮舫である。「投票用紙にはひらがなで“れんほう”と書いてください」と公示日に言っていたら、得票数は少し増えただろうか。