今日は、must と have to は違うんだという 話をしてきました。 must のほうは、簡単に言うと、「絶対…」みたいな 訳が入るので、他人を主語にして使ったりしないんですよね。 だって、 You must go. って「あなたは行かなければならない。」って ことで、こんなこと人に言うチャンスなんてないでしょ。 たまに、空港などで、「あちらへ行ってください。」みたいな 意味で、言われることはあるかもしれないけど。
「~しなきゃ。」ぐらいですかね。 だから、「あ、この手紙出してこなきゃ。」とか 「ちょっと子供を迎えに行かないと。」とか そんな類で使うので、結構よく使います。 「今日は早く寝なきゃ。」とかね。 ただ、同じ「今日は早く寝なきゃ」でも、 We must go to bed early tonight. だと、「明日朝早く起きないと、飛行機に間に合わないから。」 みたいな、絶対必要な理由があったりします。
この説明の後、生徒さんに 「ご近所の方に、集まりがあるから、
これって、You have to come. とはどう違うんですか?」 って聞かれました。 「Should」はよく「べき」とかって訳しますが、 こういうときの Should は「強い勧誘」でしょうか。 「もう、絶対来てよかったって思うと思うから、
これが、 You have to come. だと ちょっと押し付けがましい。なんかこの会に 参加しないと、何かとてつもない問題に巻き込まれる みたいなプレッシャーがあります。 なので、誘われるときには、 You have to come. ってあんまり言われないと思います。
さらに、自分から人を誘うときに、Should でもなく、 Have to なんかでもなく、もっと「来たら?」みたいに 使えるのが、 You can come. と You better come. ですかね。 You can come. だと、相手へのプレッシャーはゼロ。 の代わりに、そんなに強く勧めてもいない。 You better come. だと、「来たほうが為になる。」 みたいな感じです。 例えば、「もし、○○さんの奥さんに謝りたいんだったら、 You better come to that party.」みたいな感じでしょうか。 You can come. だと、「誰でも来ていいみたいだから、 You can (also) come (if you like).」 みたいなところでしょうか。 アメリカの場合、もちろんこう言う言い方で、 目上の人を誘っても、全然失礼にならない場合も たくさんあります。でも、もしもっと丁寧に人を誘いたければ、 I would like you to join us. とか It'll be my pleasure if you could join us. みたいな感じもハイソな感じで素敵。 英語にも結構「敬語」ってありますからね。