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2007.12.23
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カテゴリ: 小説 Wonder Garden
第15話 告白

翌日、いつもの通り登校してみると、直人が席に座っていた。聡美は勇気を振り絞り、話しかけてみた。

「直人くんっ、昨日どうしてっわ、わたしと一緒に・・・帰ったのっ。」
直人はびっくりしているようだ。いきなりそんなこと言われれば誰だってそう感じるだろう。
しかし直人はすぐに冷静を取り戻し、恥ずかしそうな仕草をしながら答えた。

「そりゃぁ一緒に帰りたいときもあるよ・・・」
直人の声がだんだん小さくなっていった。聡美はあせった。直人のことが一瞬可愛く見えたからだ。すると直人が相談を持ちかけてきた。

「あのさぁ、今日の部活終わるの何時?」
聡美は一瞬固まった。しかし自分のかばんから活動予定表を取り出し直人に終了時刻を言った。直人はうなずくとさらに話を進めた。


聡美が窓を見ると、校庭にある一本の木に指を刺していた。聡美は不安でしょうがない。“裏切るかもしれない。”というのが頭をよぎる。
聡美は半信半疑で首を縦にうなずいた。胸がどきどきしている。そして授業が始まった。

今日はテスト返しの日である。聡美は不安そうな顔をした。赤点が多くあると母にこっぴどく怒られる可能性があるからだ。
結果、聡美は国語総合しか赤点を取らなかった。聡美の心臓はバクバクだった。

「よかったぁ~。これで今回は母の怒りを買わなくて済む~。」
聡美はホッとした。全てのテスト返しが終わり、放課後、部活動に入った。聡美は以前に比べてフルートの音色がきれいになっていた。
聡美は音楽室の窓から、校庭にある一本の木を見てみた。木の下に人影があった。

“先に居られると・・・行きにくいよぉ・・・”なにぶん人見知りのため、困り果てた。

そして部活終了後、約束どおり校庭にある一本の木に行ってみた。やっぱりさっきの人影は直人であった。
直人は聡美に気づかないようだ。ずっと空を見つめている。聡美は声をかけた。

「直人くんっ、ごめんねぇ。ずっと待っててくれてたんだね・・・」


「聡美、あのなぁ・・・その・・・俺の彼女に・・・なってくれないか・・・。」
直人は言うのに必死だったらしく、顔が真っ赤だった。聡美はどうしたらいいのか分からず、ただうろたえていた。

“私、この人を信じていいのかなぁ・・・”聡美の悩みは続き、2分後、聡美は決心をした。

「直人くん。気持ちうれしいよ。でもこれだけは約束してくれる?」
「約束?」

聡美の口から出た言葉に直人は首を縦に振った。聡美にとって人生は初の彼氏ができたことに感動を感じた。

その後、聡美と直人は一緒に下校した。笑い声が街に響き渡った。

(第16話へ続く)





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最終更新日  2007.12.23 19:39:55
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