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2008.02.05
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カテゴリ: 小説 Wonder Garden
第25話 家族の絆

父は歩道橋を歩いていた。ふと前を見ると見覚えのある人影があった。父は母だと確信した。
すると人影も気づいたようだ。すると人影は駆け足で父の元へ来る。

「やっぱり成美か。」
父は母に気づくとギュッと抱きしめた。母は泣いている。父は頭をなでるとキスをした。

「成美・・・ごめんな・・・」
すると母は何も言わずにうなづいた。再会できてうれしかったのだ。その後1分間は離さなかった。
母は聡美のお見舞いに行こうとしたのだが、父と会えたことにお見舞いの気持ちが吹っ飛んでいた。

「なぁ、成美・・・再婚しよう?」

母はすごく喜んだ。が聡美がちゃんと受け止めてくれるのか心配だった。

「聡美、再婚の話したらどうおもうのかなぁ・・・」
「大丈夫だよ、ちゃんと再婚してもいいって返事くれたから。」
父の言葉に母は驚いた。聡美に会っていたことにびっくりしたのだ。母はまた泣いてしまった。
その後、父は仕事に向かった。夜に母の元へ帰ると言い残して。母は急いで病院へ向かった。
聡美の病室に着くと母は聡美を抱きしめた。聡美はよく状況を理解できずにいた。というより針が動いたため聡美は痛みをこらえるのに必死だ。

「お、お母さんどうしたの?」
聡美は母の顔を見ている。なんかの感情が顔に出ている。聡美は読み取れずにいた。

「聡美、再婚許してくれたんだね・・・」
聡美はやっと理解した。父と会ってきたことに聡美は深い安心感が生まれた。すかさず聡美は母に言った。

「うん。だってまた家族が戻るって思うとうれしいじゃん。」


「そ・・・そんなことより・・・お母さん抱きしめるのやめて・・・。針が動いて痛いよぉ・・・。」
聡美は涙目になっている。母は焦ったように抱きしめるのをやめた。聡美はほっとしたようだ。
その後、聡美の病室を後にし、家に帰ると父の姿があった。母は急いで駆け寄ると父を抱きしめた。しばらくして父は婚約届を見せた。
いつの間に取りに行ったのだろう。母はびっくりした。もう父の署名がなされていた。

「成美の署名書けばもう出せるよ。」

翌日、母は婚約届を市役所に提出した。父と母の新たな出発が始まった。

(第26話へ続く)





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最終更新日  2008.02.05 10:30:56
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