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kugutsushi

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2003.03.31
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カテゴリ: 考える
この数日間、日記を書くのを忘れていた。というか、ちょっとあれこれ気力をなくしていたので、ネタを収拾する気も起こらず、書く気が起こらず・・・というのが正解なのだが、まあ、気分を改めて書き始めることにしようっと。ということで猛烈な勢いで、数日分の日記を書き込もうとしたが、やっぱりめんどくさくなったので途中で止める(笑)。

『梅原猛著作集 2 聖徳太子』小学館刊 \5,300が出ているようだ。梅原猛著作集は、いつか買いたい。聖徳太子自体すごく惹かれるものがあるのだが、梅原猛氏の書き物には、それ以上に惹かれるものがある。

この人の書き物は、歴史的な信憑性がどのくらいあるのか知らないけれど、情熱があっておもしろい。勢いがあって、ストーリーがあって、ロマンを感じさせる。実際のところ、勢い余って、歴史的事実に反することも勢いで書いていることもかなりあるんじゃないかと思うが、まあ、別に事実に反することがあってもたいした問題ではない。個々の事実よりも全体の流れを読み解く姿勢の方が歴史はおもしろいと感じさせてくれる。もちろん、アプローチによっては、一つの事実の信憑性のみに焦点を当てて追求するものもあるだろうし、やり方によっては、おもしろいものもあるだろう。まあ、とにかく梅原猛氏の書き物はおもしろい。

で、ちょっと検索してみたら、聖徳太子は、実在しなかったなんていう説があるようだ。『聖徳太子はいなかった 古代日本史の謎を解く』三一新書、石渡 信一郎著 \800。なかなか商業主義的な題名の付け方とアプローチだな。実際のところはどうか。『聖徳太子と東アジア世界』川勝 守著、\2,500 では、これがしっかり否定されているらしい(実在した根拠が書かれているみたい)。でも、実在したかどうかって、たいした問題ではないと思う。少なくとも、これに代表あるいはモデル化される人物がいたであろうから、別にそれはそれでいいのだ。

聖徳太子って、なんでこんなに魅力的なんだろう。原因はいろいろあるだろうが、『聖徳太子はなぜ天皇になれなかったのか』角川ソフィア文庫、遠山 美都男著 \819、『「日出づる処の天子」は謀略か 東アジアと聖徳太子』集英社新書、著者 黒岩 重吾著 \640。こうした謀略に関するロマンかも、人を惹きつける大きな要因かもしれない。「謀略と悲劇」というのは、絵になるのだ。謀略、悲劇、怨念、やっぱりこういう文脈はおもしろいのだ。音楽の調子にはメジャーとマイナーがあるが、こうした書き物はマイナーモードの書き物だと言えるだろう。艶やかさよりも、むしろ陰鬱ささえも時にともなうけれどロマンと郷愁の観を誘うマイナーモード。その陰鬱さの中に心を躍らせるものがあるのかもしれない。Tchaikovsky のピアノ協奏曲みたいなものなのだ。陰鬱さから解放される部分でカタルシスを感じる。

さてさて、何はともあれ、こういうところに惹かれると、やっぱり梅原猛に洗脳された私としては、藤原不比等を調べたくなってくるのだよな。ちょっと、歴史物にはまってみようかな・・・。

んと、人工無能のキャラクターを考えるときに、人格に対してどういうパラメータを考えることができるか、というのが一つの焦点であったりもする。これは、人工無能自体のパラメータというだけでなくて、あるユーザのオブジェクトを作ったときに、履歴をどういう形で記録していくかということにもつながったりする。歴史にイベントがつきものであるように、人工無能との会話でも、なんらかの記録すべきイベントを設けた方がいいんじゃないかという発想なのだな。具体的には、おいおい書くとして、まあ、人工無能では非常に単純化されたインタラクションの履歴が蓄積されていくのだ。これをして人工無能へのフィードバックともいう。フィードバックをどうやって単純だけども広がりのある方法でかけていくか・・・。





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Last updated  2006.09.12 19:58:54
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