January 12, 2012
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タイミング良く年の初めに松下さんとお会いする機会があったのですが、放映された試合は、守りから攻めに転じて逆転勝ちをした「倉島戦」などでした。松下さんとお話しした際に「わたくしが見た中で苦戦と言えば、新しいところでは大野勇さんですかね」とお聞きしますと…

「えぇそうですが、一番は何と言ってもシチズンの伊藤さんでした。」と、おっしゃいました。「あぁそうでしたね、14-20からの逆転勝ちでしたね」と、当時の試合を呑みながら振り返っておりますと、次々と多くの試合を思い出しついつい長時間呑んでしまいましたが、本当に楽しい時間を過ごす事が出来ました。

松下さんの苦戦の話しはさておき「やはり最高の試合はクアラルンプールの世界選手権でのガキだった頃のボル戦ですね」と言うと「本当にあの試合は最高の出来でした。」と、銅メダルを獲得したあの世界選手権のお話しを聞くことも沢山聞くことが出来ました。(12年前です。)

わたくしも、偉関さんと田崎さん渋谷さんの活躍と“遊沢さんの大声とオーバーアクションのお応援”を今でもよ~く覚えております。
今でもこの試合を見ると、わたくしも思わずつられて素振りを始めてしまうくらい、松下さんは「卓球の神が降りて来て取り憑いた」ように見えます。

実はこの試合は、渋谷優勝対偉関戦と同じくらいに、ビデオテープが摩耗するほど見ておりましたが、まさに世界最高の試合だったと思います。
また、この頃はまだ1ゲーム21点制でしたから、今のようなせっかちにゲームが進むこともなくじっくりと試合を楽しむ事ができた良い時代でしたから、余計にお酒が進んだ事を思い出します。

わたくしは今の11点制よりも21点制の方が試合をしても、見ても、楽しめたと思っております。
世界の偉い方々が、観客が見ていて楽しめるように配慮し、卓球をよりメジャーにするための結果とは聞いておりますが、上層部の思惑通り順調に観客動員数が増えたり競技人口が増えたりしているようにも思えません。ただ番狂わせが起きる事は多くなったように思いますけど。(ここは狙いじゃないと思いますが)

試合の短時間化で「飽きさせない」も狙っていたとは思いますが、21点制では勝つためには「42点」が必要でしたが、「33点」となり、確かに試合時間そのものは短縮出来たのでしょうが、それにより“試合内容”が「スピーディな展開で観客を魅了している」とは、まったく感じられませんしね。

わたくしは、観客や卓球ファンの皆様に解りやすく、それでいて“ダイナミックでスピーディーな試合”をご提供しようとするのであれば「ツブ高」「表ソフト」などのラバーを全て廃止して「裏ソフト」だけにして、グルーを復活させる事の方が良いのではないかと思っております。流石に有機溶剤入りグルーは容認されないでしょうから、水溶性のグルーと言う事にはなりますけれどね。

あぁ…それならいっそのこと「サーブ」にも厳しい規定を設けて、サーブは上回転だけにするとか、下回転だけにするにでもしたら、競技性は「テニス」や「バトミントン」のように単純になり、よりラリーを楽しめるようになるのではないかと思います。(テニス・バトミントン関係者に怒られるかな?)

その昔は、ラバーの色もフォアバック同色でも良かったですし、体でボールを隠しても良かったのですが、ずるい事をさせるとあまりにも中国が“巧い”ので、世界基準!だとか、見ていて面白く楽しい卓球!なんて言って、次々とルールを変えていったのですから、これくらいの事は簡単にできるはずです。

それにこのところあまりにも中国が強いので、世界選手権やオリンピックの出場枠についても様々なご論議がされているようですが、ルール改正でも勝てないならいっそのこと政治を介入させて「共産主義国家」は出場できない!なんて事を決めるのも良い手かもしれませんね、反対するのはたったの2カ国ですから圧倒する事ができますよ。

しかも、このルール変更が決め手になり中国がオリンピックに出たい一心で「民主主義国家」に変われば、昔のピンポン外交なんてまったく比べられないくらい「卓球」が世界に貢献したことにもなります。

今がチャンスです。
トノサマバッタの大群のように増え続ける人口と、江戸時代の人足よりも安い賃金を武器に、卓球だけではなく経済でも世界に君臨しようとする中国に真の革命を起こすのは…毛沢東が率いた共産党ではなく、マダム…いえ…アダム・シャララさん率いる「国際卓球連盟ITTF」しかおりません。

はははっ…でもこんな事になったらまるで「スリッパ卓球」と変わらないですけどね(>_<)





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Last updated  January 12, 2012 12:07:48 PM


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