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別府で海地獄を後に妹夫婦に送ってもらい、大分市に向かう。鹿児島に帰る高速バスに乗るためである。予定していたバスの時間まではまだ3時間くらいの余裕がある。それではということで、またまた私の提案で「大分城址公園」に行くことにする。ここは現役時代最後の5年間の監査の仕事で毎年大分の会社に来ていて、いつも前は通るが立ち寄ったことのないそれでいて気になっていた場所である。 下は外堀で石垣である。 ここから4枚は城内である。内堀と櫓廊下橋というらしいが、私も初めて見た。1996年(平成8年)復元された。 訪れた大分城址公園は府内城(ふないじょう)があった場所である。また大分城とも呼ばれるとのことだ。現在は西丸跡には1966年大分文化会館が建てられ(2013年10月末閉館予定)、三の丸跡には大分県庁、大分市役所などがある。 城外には松栄神社がり、さらのその境内に稲荷神社がある。 府内城見学を済ませ、駅前駐車場に車を入れて、周りを見渡すと、大分駅は新築中で見えるのは建築現場の囲いだけである。その中で駅前広場の前に上の写真の「大友宗麟像」が世の中を睥睨するかのように立っている。宗麟は戦国時代から安土桃山時代にかけての豊後の戦国大名として、またキリシタン大名として有名である。一時は強大な勢力を誇ったが、のち薩摩の島津義久に敗れ豊臣秀吉下の一大名に甘んじたといわれている。 駅前からアーケードを抜けて高速バスの停留所のあるトキハデパートに向かう。2時半ごろの福岡行きに乗り途中基山PAで約1時間待ちで鹿児島行きのバスに乗れば8時半ごろには帰り着くとのことで、予約。予定していた熊本まで出て乗り換える便よりも1時間早く帰れることになった。万々歳である。 4人でトキハデパートの食堂に入り、軽めの昼食をとる。それでも私は「天ざるそば」で満腹になった。(全然軽めじゃない?) 楽しみにしていた高速道路上からの由布岳や由布院も天候不良のため、満足はいかなかった。こうして4泊5日の旅は終わった。
2013.01.31
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1月23日北九州市門司区~小倉南区~大分県へと4泊5日の旅程も今日で終わり、鹿児島へ帰る日となった。 22日、国東半島の真木大堂と富貴寺を見学した私たちは、縁あって予約していた「さわやか 別府の里」温泉に向かった。大分県は日本一の温泉源を誇るだけあって、別府の街に入り山の方向を見るとあらゆる場所から温泉の蒸気が噴出している。日本で二番目の温泉県である鹿児島でもこれほどまで街中で噴気をみることはない。さすが、温泉の街・別府である。 ここに一泊して温泉や料理を満喫した私たちは、「別府地獄めぐり」で有名な8地獄の一つ「海地獄」に行くことにする。別府地獄めぐりは「海地獄」「鬼石坊主地獄」「山地獄」「かまど地獄」「鬼山地獄」「白池地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」の8つで完結し、通し券を買うと大人一人2000円である。 8地獄めぐりは、とても時間もないし我々が向かったのは、地獄の中でも一番大きい「海地獄」。私は2回目である。一人400円を支払い中に入る。高い気もするが、「地獄の沙汰も金次第」とはこのことか? と思いながら入場。 2,3か所に分かれた海地獄を見たあと、売店で「温泉卵」を買って食べる。アツアツでとてもおいしかった。そのあと、少し離れた大温室へ。バナナもたわわに実っていた。 海地獄の中にも血の池地獄を思わせる地獄がある。 ここの見学も終わり、鹿児島に帰るために、高速バスが発着する大分市まで義弟の車で送ってもらうことになり、一路大分に向かう。北九州に行くときは、婿殿の車だったので、鹿児島に帰るには公共交通機関しかないので、日豊線回りのJRか高速バスを利用することは、この旅の計画段階から決めていた。別府には鹿児島直行の高速バスがあるのだが、夜行便になっており、どうにも時間が合わない。 このあとは、後日ということで、今日はここまでとします。
2013.01.29
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真木大堂に着いた頃から降っていた雨はここを出るころは止んでいた。再びナビを設定し待望の富貴寺(ふきじ)に向かう。ナビの命ずるままに進むとほどなく富貴寺の山門に到着。広い駐車場や食堂、土産物店などもいくつもあるが、私たち以外に人影もない。でもこういう閑散とした冬の雨もぱらつくような天気の中のお寺も風情がある。 富貴寺は、大分県豊後高田市田染蕗(たしぶふき)にある天台宗の寺院。山号を蓮華山と称する。本尊は阿弥陀如来、開基は仁聞(にんもん)と伝える。国宝の富貴寺大堂(おおどう)は、近畿地方以外に所在する数少ない平安建築の一つとして貴重な存在である(ウィキペディアによる) 富貴寺のある国東半島は、神仏習合の信仰形態を持つ宇佐八幡(宇佐神宮)と関係の深い土地であり、古くから仏教文化が栄えていた土地である。10数年前訪れた時には無造作なくらいに国宝の富貴寺大堂も開け放たれていて本尊や貴重な重要文化財の大堂壁画なども見ることも出来たが、今回は天気の悪いこともあり、本堂は閉ざされていた。それでもこの落ち着いた佇まいの大堂の素晴らしい曲線を持つ屋根を見ることが出来て心安らぐものがあった。少し斜めからも大堂を写してみた。 ここにも石仏や石塔が無数にあって飽きることがなかった。実はこの日もう一か所「熊野磨崖仏」にも行きたかったのだが、ここに行きつくためには、最後の数十メートルを大きな石がごろごろした坂を登らなければならない。この日は雨で滑ったりする危険があったので、国東半島に入る段階で今回は断念したのだった。 前回初めてここに登りついた先に大きな岩に磨崖仏の姿を見たときのの感激は忘れることが出来ない。私の予想を遥かに超えるものだった。その時は昔の北九州時代のコーラス仲間の友人夫婦と国東半島を回ったのだが,当時はまだ珍しかった彼のナビ付きの車の先導で両子寺や岩戸寺、川中不動など沢山の史跡を回った。その中でも印象深かったのが富貴寺と熊野磨崖仏だったからだ。 今回天候や時間の都合で行けなかったところが多かったが、機会を作って3回目の国東半島めぐりに挑戦したいものだ。
2013.01.28
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19日門司港レトロの門司港ホテル泊。20日同じ門司港レトロ地区の結婚式場「MARRY GORD]での結婚式を終えて、北九州都市高速道路を通って小倉南区の妹宅へ。夜は鹿児島勢8人の大家族がそこに泊まる。翌日、閑人の私たち二人を置いて6人は鹿児島へ帰って行った。 21日はその昔、私が北九州在住約12年間のうち、7年8カ月の若かった時代を過ごした小倉にある「松本清張記念館」などを訪ねる予定だったが、あいにく雨も降っていたのでためらっているうちに、従姉妹たちの来訪もあり、結局外出はやめてしまい、ゆっくりした休養の一日となった。 翌22日、今回予定していた別府温泉へ出発。妹夫婦と私たち夫婦4人の気楽なドライブ旅行である。この4人組では、これまでも臼杵・佐伯方面へのドライブ、九重山登山や山陰旅行、指宿など数えきれないほどいろいろなところに行っている。今回は、別府温泉一泊が決まっているだけで、あとは成り行きということで出発した。 義弟の運転する車で10号線を南下して昼前には福岡県から大分県境に近い道の駅「豊前おこしかけ」に到着。ここは10号線を通るときに寄るいつものスポットである。ここで簡単に昼食をとることにする。私は昔懐かしい「だんご汁」の入った「だんご汁定食」を注文する。大分の(熊本にもある)だんご汁は小麦粉をこねたものを手でちぎって細長く指位いものにしたもので一見うどんの親玉みたいにも見える。これを味噌汁状にしてある。私たちの世代が終戦後食べただんご汁を少し高級にしたくらいの素朴な食べ物である。 昼食も終わり、さてこれからどこに行くかということになり、皆どこでも良いと言う。もっとも年寄りの私に遠慮してのことだろうとは思ったが、私は10数年前に行った「富貴寺」のあの屋根のなだらかな曲線をもう一回見たいと思い国東半島(くにさきはんとう)行きを提案した。富貴寺の前に「真木大堂」に行くことにし、ナビに設定。今頃の優れものはわけもなく連れていってくれた。あまりに簡単で、逆に物足りないほどだ。昔、妻と九州内をドライブしたころは、妻の口ナビでよく喧嘩をしながら試行錯誤したものだったが、それが懐かしく思い出された。現在の私の車にもつけてはいるが、ほとんど使ったことが無かったので、急ぎのときはこれを使うのも一つの方法かと思うことだった。 ウィキペディアによると「真木大堂は、六郷満山の本山本寺であった馬城山伝乗寺(まきさんでんじょうじ)の堂宇のひとつであったと伝えられる。伝乗寺は、養老年間(717年~723年)に仁聞(にんもん)菩薩によって開創された六郷満山本山の寺院の一つで、その中でも七堂伽藍を有する最大規模の中心的寺院であり、田染地区に36の寺坊を有していたという。しかし、約700年前に火災により焼失し、詳細な史料は残されていない。真木大堂に収められている国の重要文化財4件9躯の仏像は、伝乗寺の各堂宇に伝えられたものが、各寺坊の衰退によって一か所に集められたものだとされる」とある。 肝心な仏像は撮影厳禁なものが多く、ここではこれしか撮影しなかった。興味のある方は、真木大堂のホームページを参照ください。10数年前に訪ねたときは無かった大きな空調付の御堂が建てられており、そこに平安時代作の仏像が収められていたが、そのなかの一体「木造大威徳明王像」は六面六臂六足で大憤怒の相を表し白い水牛にまたがる明王像であり、大威徳明王像としては日本最大である。 また周囲には国東搭や庚申搭など石塔も多く散在している。 石塔が境内に散在し目を楽しませてくれた。また鐘つき堂も立派のものがある。 このあと、いよいよ富貴寺に向かうが後日のアップとします。
2013.01.27
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