自分らしく生きる

2009.05.30
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前回紹介したマズロー博士は数々の名言を遺していますが、今回はその中から
「人を働かせずにおくことは、どんなに仕組まれた拷問よりも残酷なことである。」と
「責任ある行動は報われる」
という大事な名言を取り上げます。この二つの名言から、日常に生かせる、非常に有効で大切なヒントがあるからです。
そのヒントとは、
・「働く意味」を考えることです。
「あなたは、自分の仕事に満足していますか」「職場の人間関係に問題はありませんか」
これが今回のテーマです。
「金のために働くのだから、気に入らないことも我慢しなければならない」と考えてはいませんか。でも、これでは、職場生活で充実感は味わえず、職場が楽しくなければ家庭生活にも暗い影を落とします。つまり、人生も幸せとはいえません。

 それには、上司や同僚や部下との人間関係がうまくいくことも大切な要素。
 上司が「仕事は生活のため仕方なくやっている」と考えていると、職場の雰囲気は沈滞します。
 学校での「いじめ」が問題になっていますが、いじめは学校だけではありません。職場にも深刻な「いじめ」があるのです。
 上司が部下を「好き嫌い」だけで判断し、不公平な取り扱いをしたり、感情的で不当な叱責、たとえば、
「お前は頭が悪い」
「役に立たない」
「この会社に君は不要だ」
「辞めてしまえ」
「この給料泥棒め」
などという暴言を吐いて部下は切ない思いをさせられることもあるようです。このように、上司の権限に物を言わせて、プレッシャーをかける上司の行為はパワーハラスメントといわれることもあります。
 部下は成績査定(人事考課)が悪くなることを恐れて上司の不当な扱いにも泣き寝入り、何もいえないことが多いのです。

 確かに、不当な扱いや人格を否定する暴言は許されませんが、
最悪の「拷問」は「無視される」ということです。
 日本の会社や役所では、上司が部下を「活かして使わない」ことも多く、ひどい場合は、「仕事を与えない」ということもあります。
出勤しても無意味な仕事しか与えられず、やるべき仕事がないのです。
 「何も仕事をしないで給料がもらえる。こんな結構なことはないじゃないか」という人もいるかもしれません。しかし、これほど残酷な「いじめ」=マズローのいう「拷問」はないのです。

 でも、それは違います。私にも経験がありますが、こんな情ないことはありません。なすべき仕事もなく、職場にいるだけでは、これほど惨めなことはないのです。
 ここで「仕事は金のため、多少は気に入らないことがあっても我慢しなければならない」という人は考え方を全面的に切り替えてください。
 どんな仕事であっても、「意義」「役割」があるはずです。それを教え
「君(私たちの職場、仕事)にはこういう使命がある」
「私たちの活動は、こういう人から期待されている」ということを説得するのが上司の務めなのです。
一方、部下の立場の人々も
「自分たちはこういう使命がある」「自分たちには待っていてくれるユーザー(市民)がいる」ということを常に念頭において仕事をすべきなのです。
 人間はだれでもミスや過ちを犯します。それは仕方のないことでしょう。しかし、近年、重要な役割すなわち人命を預かり、あるいはユーザーや市民の安全や幸福の鍵を握っている人々に考えられないような初歩的なミスが目立つのは「使命感」の欠如からではないでしょうか。
 全ての職場でリーダーが先頭に立って「自分の仕事の使命を見直し、仕事の意義を再認識すること」によって、職場のミスは減り、働く人々の「士気(モラール)」も一段と向上するはずです。
 上司たるもの、何かがあっても真相を隠蔽し、自らも責任を回避することが、「物分りのいい上司、管理者」と心得ていませんか。あるいは
 責任逃れや責任回避をする方が、「楽で、得な生き方」と考えていませんか。でも、それは違います。
 一般社員(職員)の方々も
「自分たちは、仕事の責任を回避し自らを拷問に等しい状態に追い込んでいないか」
「少しでも、ユーザーや市民から喜んでもらい、役に立とうと勤めているか」
「任された仕事は最後まで責任を全うしているか」
と自らに問い掛けることが必要です。
そうすることが、働き甲斐を感じ、毎日を充実して過ごすコツです。
短期的には、責任をあいまいにし、すべてをごまかして
責任回避したほうが得で、正直に責任を全うする人は、要領が悪く感じられます。が、結局は、
そのほうが、心は爽やかで、すっきりした気持ちで毎日を過ごすことができます。
何事もうやむやにすればするほど後々まで「心に悔いが残る」からです。
 今、「不況」というと経営者は、すぐに首切りをしたがります。特に、大企業の経営者は。
これは「どんなに仕組まれた拷問よりも惨いことなのだ」ということを肝に銘じて、安易な
首切りはしないようにしてください。
 そんな経営者の会社では「みんなで、働くのを辞めてやればよい」のです。そうすれば
経営者が逆立ちしても、会社は成り立たないのですから。






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最終更新日  2009.05.30 17:45:43
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