・カウンセリングは「人助け」になるが、仕事としては成り立たない?
その詳しいことは「天職がわかる心理学」(PHP)に譲りますが、「できない」と自分に嘘をついていた(自分を騙して諦めようとしていたこと)ことに気づき、それを改めてから道は開けたというのです。彼(中越さん)は、「どんな仕事がしてみたいですか」と人から聞かれて「よくわからない」と自分をごまかしていたことに気づき、どこかで自分の『弱さ』に気付き努力をすることが必要、そういう決心をした時から道が開けたと言います。
そして『やりたいことが分からない』と言っている自分が嘘をついている、もしかしたら、自分をごまかしているのではないか、と少し疑ってみることを勧めています。自分の弱さを認め困難に立ち向かうには、勇気がいります。でも少しの勇気を出せばすっきりと筋の通った人生を生きられるようになります、と。(著書より)(マズローらの『最小努力の法則』に通じます。)
こういう気持ちの切り替えをして以来、中越さんの人生は大きく進展します。カウンセラーや心理学の勉強をしカウンセラーの資格をとって、カウンセリングのオフィスを開き、ホームページやブログにその事をUPすると、あちこちから相談が寄せられるようになり、そういう記録や思いをまとめて、本を出そうと思ったら、本当に本が出版され、それでさらに相談者(クライエント)が増え、カウンセリングで生活が出来、少しなら貯金もできるような余裕もできた、と中越さんは書いているのです。
しかも、好きなことを集中してできる毎日は、それまで、いやなことをお金を稼ぐために我慢して過ごしてきた毎日とは比べ物にならないくらい充実感がある。だからますます、仕事が充実してよい仕事ができるようになって、それがまた評判を呼んでいる-という毎日だそうです。
私にも経験がありますが、いったん、エンジンがかかると、どんどんいい方へ加速していくようになるのです。
実は私自身も「カウンセリングでは飯は食えない」と思っていまして、人から相談を受けた場合は、カウンセリングで生活を支えるのは困難だから、やめておきなさい。どうしてもやりたいなら、何かほかの職業で生計を立て、カウンセリングはボランティアでおやりなさい」とアドバイスし、私自身も、カウンセリングは誠心誠意取り組みますが、あくまでも奉仕活動としてやってきていました。カウンセリングを職業として成り立たせ人の役に立ち出版までしておられる若い中越さんには脱帽です。
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