4 いじめに対抗する「強い意志」
学校のいじめは、少なくとも、生徒同士、
あくまでも対等の関係で職場のような力関係は
ないはずである。いじめる方がいじめられる生徒
の生活の面倒を見ているわけではない。
中学、高校それぞれ3年間たまたま同じ学校に
在籍する関係に過ぎないはずである。それなのに
なぜ、いじめが原因で不登校になったり自殺に
まで追い込まれるのは、筋の通らないおかしな話
である。おかしな話といっても現実にそういう
痛ましい悲劇が起きているので、生徒同士の間
に何らかの力関係が働いていると認めざるを得ない。
とはいえ、ここに「いじめ対策」の真髄がある
ように思われる。
いじめられて学校に行くのが嫌になったら、
そんな学校はやめてしまえばいい、それだけの
こと、と気づくとともに、いじめられたら両親や
関係者にそれを打ち明け、みんなで彼(彼女)
いじめられている生徒を支えることができたら
すくなくとも、いじめによる自殺は未然に食い
止められるはずである。もちろん、実際の場面
では、そう割り切れないところにこの問題の
難しさがある。
しかし、基本的にはいじめられたら、
「自分の今いる環境がこの世界ではない。
環境は終始変化している」と強く自分に言い
聞かせれば、いじめの悲劇は避けられるはず
である。私自身もいじめを経験したが、
少なくとも私はそう自分に言い聞かせて難
を免れてきた。いじめで悩んでいる当事者
や家族に私は次のように助言してあげたい。
「だれがいじめているか知らないが、
そんなものは無視しなさい」
「あなたが住んでいる世界がこの世の
すべてではない」
「いじめているあんな奴(ら)のために、
せっかく授かった大切なこの命を無駄にして
たまるものか」
「命がけになるなら、もっと大切なものの
ために、命がけになれ」
「自分をこの世に生み出してくれた親、
自然の恵みを考えたらあんな奴(ら)に
捧げる命はない」こう考え
たら、いじめを苦にして自殺などできない
はずである
もちろん、無抵抗の個人に集団で暴行
したりする輩、経済力、生活力がない子供
を虐待する親を考慮に入れると、常識は
もはや通用しない。
PR