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3章.実践編
概論
実践としての練習法を説明します。
中国の身体表現には舞踊もありましたが、太極拳に長拳と同じ動きが多くあるのは、長拳が生死をかけた中でできた無駄の無いもので、思想の身体表現方法として優れていたからです。但し、勁には気功の動きが入っていますので、一般的な長拳とは違ったものになっています。
楊家太極拳の套路は、楊露禅 108 式から楊家太極拳三代澄甫の 85 式で完成されたと言われていますが、私たちは、無極より陰陽に分かれ五行が運動発展し、また最後に無極になる動きだけを抽出して気功架としました。狙いは、より楊家の用架の思想に近づけるためです。
気功架の鼎
養生功では「心」「技」「体」を鼎とし、心と体の健康を、基本功という体操と気功架という套路(技)により向上させます。
技が向上すれば、身体能力も向上します。そして、体が楽になれば心も楽になります。身も心も楽になれば、練習はもっと楽しくなります。当たり前の循環をスパイラルな向上に変えて行くのが養生功です。スパイラルの段階とは、同じ套路をやっても、「套路を学ぶ」と「套路で学ぶ」の 2 つの段階です。これを意識すると、認識力が格段に上がり、太極拳がますます楽しくなります。楽しくなれば続きます。続けば心技体が向上します。
套路を学ぶのは、1時間もあればできます。重要なのは、套路で自分の体の現状を知り、課題となるところを認識し、套路を再構築する事です。
健康の為の太極拳
太極拳は、体内にある重心を一斉に移動させます。それは、体感する負担は少なくても、思いのほか体に負荷がかかっている状態を続けています。
また、脱力は太極拳の基本ですが、脱力をすると腕の重さ(体重の約 5 %)に力の支えがなくなり、そのまま全身にかかります。
腰の位置も再確認しておきましょう。普通は骨盤だと思いがちですが、骨盤より上で肋骨の下の部分全体を言います。武術的門用語でいえば、中丹田より下で下丹田より上になります。
太極拳の負荷は相当なものですので、一番重要な点は「無理をしないこと」です。
形として表す場合は、膝は足の爪先より出ない、肘は肩より上げないとなります。これは無理をしないというだけでなく、実は「武功」でも重要な体軸移動の基本になります。
甩手 スワイショウ
手を放り投げるようにする基本功です。気血が隅々にまで届く感覚を養いましょう。
体圏甩手 体の周りを回すように振る。
前後甩手 前後に腕を振る。厳密には後ろ、前の順番である
要訣
かなり負荷がかかっているので、ひつつの動作は真剣に 10 回以上やらない。
腰や肩を痛めるので、意識して身体を捻らない。
体の辛いところが自覚できれば良いので、上手にできなくても良い。
気持ちの良いところが正しいところです。
円圏
手と腕をくるくる回します。慣れてきたら足とリズムをとりながらやります。弾むと大怪我をするので落ち着いてやります。実は武功にも繋がる練習です。
外圏・内圏
双外圏・双内圏
双前圏
( 要訣 )
全身の筋肉を目覚めさせる手と形。人指し指と中指は外へ、薬指と小指は中へ、そして親指と人差し指は竜の口のようにします。
かなり負荷がかかっているので、一つの動作は真剣に 5 回以上やらない。
膝を壊さないことと発勁の形を体得するために、膝が足の爪先より出ない。
自分の中心が分からなくなるので、足は肩幅の倍以上に開かない。
気功架
鼎派楊式太極拳気功架は、楊家に伝わると言われる気功術を想像し、中国思想を表す架式だけで構成された套路です。架式名と考え方を記しますので、考え方とともに形を覚えてください。いずれ途切れることなく踊れるようになると楽しくなります。
起勢(太極は無極から生じます)
左堋(初めに太極より不可視の陰が生じ、 )
欄雀尾 堋埒擠按(次に陽が生じて可視世界になりました)
単鞭(世界は五行で形をなし、)
雲手(五行は互いに影響し合って現象をなします)
十字手(世界は合一して)
収勢(無極に戻ります)
( 要訣 )
これまでのもの全てであり、それは、いずれ十訣に繋がります。
https://youtu.be/bF0js7SUKUc
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