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2009年09月09日
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カテゴリ: 人生は旅
 どこの国もそうかもしれないけど、ヨーロッパは一人でなにかするのに社会システムが向いてない。なにかするにもどこへ行くにも、一人で出かけることを想定されて作られていない。必ず誰かと一緒。それを今回の旅でそれをつくづく感じた。特に女性一人でなにかするのは、本当に難しい。それとも、難しいと思うから難しいのかしら?難しくないと思ったら難しくなれる???精神の問題なわけ???

 今から100年前、海外への女性の一人旅なんてそんなにいなかったはずだ。50年前でもどうだろうって感じがする。100年前、ヨーロッパの女性はロングドレスを着ていたし、私たちの先祖は着物を着ていた。あの頃、女性に今ほどの自由はなかったはずだ

 だから女性一人旅で私が苦労したとしても、それはしかたないことかもしれないと思う。まだ数十年のことなんだから。それも戦後の高度経済成長期の後だ。



 男性にはわからないと思うけれど、女性であることで制限されてることは、現代でもまだまだたくさんあるし、やってはいけないという暗黙の了解の決まりごともたくさんある。私が男性だったらもっといろんなことに挑戦した。砂漠で野宿とかもいいし、体力的にもいろんなことがやれたと思う。バルで飲んだくれて倒れても大丈夫だし、そこらへんでトイレもできる。上半身裸になっても大丈夫だし、オシャレなランジェリーとかヒールにストッキングもいらない。要するに縛りがないし、面倒なことがない。
 夜一人でだってどこへでも出歩ける(これ大きい)。今書いたことは、やってらっしゃる女性がいると思うけれど、私にはそれを一人でする勇気がない。

 そもそも自分が男性なら、自分の身は自分で守れ、自分で自分のことを選択できる。女性とお友達になりたければなれるし、男同士の友情だって芽生えるだろう。でも女性は選択できない。「選択権は女性にある」という男性がいるが、そんなの絶対にウソ。

 相手が男性だと、相手の思惑もあるので、こちらはお友達(だけ)になりたいと思っても、ことが思い通りにいかないことが多い。いろんなところに一人で旅をして、そのことに疲れてしまった。一人で出かけなかったとしても、今度はこの連れていった人が危ないし(笑)。

 だいたい、私が男に生まれたかったと思っているから、こうなるのかしら?男どうしなら、いきなり他人の家に泊まっても大丈夫だし、身なりが少々小汚くてもOK。化粧も落とさなくていいから、泊まる道具もいらない。女性ならではの体調管理やダイエットもいらないし、年齢や見た目を気にしなくてもいい。男なら年をとっても渋くダンディになる道がある(女性もがんばればなれるけど、かなりの努力を必要とする)。すべてがうらやましい。次は絶対男に生まれよう。



 もちろん、女性であっていいこともある。とにかく人に親切にされる。他人から興味を持たれてありがたい(日本人男性旅行者は、結構つらいらしいですね・・)。でも逆に興味を持たれなくなったら、もう終わりみたいなところがある。女性の人生は非常に複雑。



 日本の女性のほうが一人旅をする確立が高いように思う。みんな勇気があることにくわえ、私たちの社会システムにも原因がある。なんといっても私たち、人と休みを合わせるのを待ってたら、永遠にどこにも行けない(笑)!とにかく社会が忙しすぎ。バケーションのシステムもない。

 というわけで、どこかへどうしても行きたいと思ったら、一人で行くしかなくなるのだ。このため「おひとり様文化」が栄えたんだろうと思う。でもこれ、結構悪くない。だって、一人でなんでもできるって高度な文明でしょ。それに今はカップルだったとしても、いつかはひとりになる。だからひとりでも生きられなくてどうするのさ。


 女性の自由について、「まだまだだ」と思うか、「100年前よりマシだ」と思うか?「まだまだだ」と思って、男性と比較するからイライラするのか?「マシだ」と思えば、女性に生まれたことを感謝して生きられるのか?

 今回の旅では、しみじみ女性の人生、自由、一人旅について考えさせられたのだった。


FIN.

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。





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Last updated  2009年09月09日 20時05分46秒
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