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2007.08.02

投票率と公明党の関係

テーマ：政治について(20262)

カテゴリ：ニュース

29日は松山で釣りをしてました。ホテルに帰ってテレビをつけてみると・・・神奈川県の地方区で公明党の 松あきらが落選してるじゃないですか。

『 美しい国 って、こういうことだったのか・・・』

アタシは冗談抜きでそう思いました。

「どうせ松あきらは今回も当選でしょ」
「間違いないよ」

旅行の前に、いろんな人と話をしたんですが、「松あきらが落選するかもしれない」という話は、一度も聞いてなかったのです。

『これはもしや投票率7割以上？』と思ったので、早速調べてみると・・・前回をたった2%上回っただけの56.32%でした。

選挙期間中にインターネットを活用することは禁じられています。たとえば・・・

松あきら追っかけ日記～スタッフだより～によると

ホームページやブログでは、当選の御礼の言葉を書けないことになっております。

書きたくても書けませんでしたが、当選のお礼すら書けないようです。（投票日の翌日まで）

選挙にインターネットが活用されるようになれば、もっと投票率が上がるでしょう。今よりお金のかからない選挙も実現すると思います。

たとえば参議院選挙の場合、立候補しただけで95,000枚もハガキがもらえるという話を聞きました。泡沫候補はその代金を没収されますが、当選すれば税金で支払われるのです。

それからポスター。これは掲示板の数だけ刷らなきゃいけないと都知事選候補の外山浩一が言ってました。外山浩一のブログによると、東京都には約14,000箇所も掲示板があるそうです。ですから、掲示板にポスターを貼るだけでも大変。1日に100カ所回っても140日。ひとりだと約5ヶ月もかかってしまいます。

つまりですね、これはアタシの推測ですが、現政権が望んでないことがいくつかあるんです。

●投票率が上がること。（公明党のためにならない）
●お金のかからない選挙を実現すること。
●選管が候補者のポスターを代行して貼ること。

推察２

今朝の新聞に週刊新潮の見出し広告が出てました。

身代わり投票 期日前投票は怪しすぎる

これね、実際そうなんですよ。投票所入場整理券は「なくした」と言えばオッケー。免許証など、顔写真入りの身分証明書を提示する必要もないんです。

だから、「確実に投票できない人物」に成りすますことは簡単です。寝たきりで動けないとか、老人性痴呆で投票できない人なら簡単に成りすましが可能ってこと。

期日前投票制度（Wikipedia）

怪しすぎる！これはどう考えてもおかしいですよ。早いとこ、本人確認を目の虹彩か、手の静脈で行う方式で電子投票を可能にしてもらいたいモノです。

最後に神田敏昌氏のブログを一部引用させてもらいます。

選挙の期間中、候補者たちは、電話であれば無制限にかけられ、郵便ハガキは9万5000枚、ポスターは1万4000ケ所、ビラは30万枚、新聞広告は二段1/4を5回までを税金負担により無償で利用することができるのだ。もちろんNHKなどの政見放送も候補者は利用できる。

公職選挙法は、もはや時代遅れです。ネットで候補者の顔はいつでも見られるから、掲示板の数は大幅に減らすべきでしょう。そうすればポスター代を大幅に削減できます。ハガキなんて今どき古っ！ビラはゴミになるからいらない。そんなモノに税金使うな！

公約を見たければインターネットで見るから、ポスターに URL と QR コードを入れておけばいい。そして、政見放送は YouTube みたいにいつでも見られるものにしなければならない。

安倍総理大臣は税金の無駄遣いを××とか言ってるけど、選挙における税金の無駄遣いをやめる気はサラサラありませんな。選挙にお金がかからなくなると、きっと自民党の親戚縁者の皆さんが大損するんでしょう。

2016-07-18 追記

松あきら氏は、2007年7月、第21回参議院議員通常選挙に公明党から立候補するが、自由民主党から立候補した小林温に破れ次点で落選。しかし、当選した小林の秘書らが日当買収容疑で逮捕され有罪となり、小林が参議院議員を辞職したため、公職選挙法の規定に基づき松が繰り上げ当選を果たした。