鴨がワインしょってきた

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2024.02.11
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カテゴリ: 日記
久しぶりのブログ更新。楽天さん、ブログでいろいろ新機軸を試しているようで、使い勝手が変わっています。プラスの効果があるといいですね。

 先日、ある首都圏の老舗ホテルで会食し、そこでワインを選ぶ機会があった。分厚いワインリストはなく、ボトルは赤白数種類ずつ。このうちブルゴーニュは同じ村の赤白が1種類ずつ。なぜかリストに作り手の名前がない。
 腑に落ちないので実物を持ってきてもらったところ、作り手は白と赤で別々だった。白は村名、赤はプルミエクリュ。赤はざっくり1万5000円ぐらいで、村名の白より安い。なんか変だな、と思いながら赤を選んだ。その場で飲んだ大人全員から好評であった。
 帰宅してから同じワインをネットで調べたところ、もっとずっと安い値段で、今でもワインショップでひっそりと売られていた。「ホテルはちゃんと利益を取っていた上であの価格だったのか」と感心した。やはり、定評あるホテルのプロによるワイン選びは役に立つ。近いうちに自分で購入するので、それまではこのワインの生産者や銘柄、会食をしたホテル名は書きません。

 最近はブルゴーニュワインの最新ビンテージの価格の上がり方がひどい。でも、今なら少し探せばこんなワインも国内に在庫がある。
 今回の赤ワインのヴィンテージは数年前。新酒で輸入されたころはユーロ建てのワイン価格もほどほどで、ユーロ円相場も今より円が強かった。だから最新のヴィンテージに比べて、ずっと安い値段でワインが買える、飲めるというわけだ。
 「いつか1ユーロ=120円ぐらいまで戻る」という相場観の人には当てはまらない話だが、そうではなく今ぐらいの相場が当面続くと考えるワインファンは、こうした国内在庫を今のうちに買っておいた方が良い。
 著名生産者のレア物を追いかけていると、海外市場での価格高騰の影響をもろに受けてしまう。意固地になって著名なドメーヌ物を追いかけるより、もっと安く飲める、感動もほどほど、そこそこのワインを選んでいく方が趣味が長続きするだろう。「それでは、何を買ったらいいのか」。その答はワインショップではなく、ホテルやレストラン(のソムリエ)が教えてくれると思う。





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最終更新日  2024.02.11 19:18:11
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