職人の技
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万年筆のページを見ていると、PF ニブの表記を目にする。ペリカンのペン先に PF と刻印されたものがあるらしい。ちょうど、たまたま、見ていたページに、PF ペン先の付いたウォール・ストリートが載っていたので、手持ちのものを見てみた。刻印無いみたいだなと思って、よくよく見たら、あった。太さを示す F の文字も半分ほど隠れ、また、インクの付着もあり、何かあるなと思ったら、半分隠れた○と P の文字だった。そして、M1000 を見たら、くっきりと刻まれていた。ペン先が大きい分だけ、3B と PF の刻印がしっかり見える。金ペン堂の古矢さんと出逢ってから、二十年。初めて知った #それにしても、皆さん、良くご存知なこと 他のペンはどうだろうと、見てみたら、PF の刻印が付いているものが多かった。だが、これが書き味に影響しているのだろうか。14金のペン先の付いた M800 は丸善のセールで購入したもので、他は金ペン堂さんのもの。14金の M800 は硬いなとは思うが、他のペンは軟らかい。結局は、調整ではないか と思う。しかも、中字 M に凝っていたときがあり、それらは滑りが良く、書いていて心地良い。この愉しみは他の筆記具では得られない。確か、金ペン堂さんで、五本目の万年筆を買った頃、持ち運びや消えないインクのことを考えて、ローラーボールはどうでしょうと尋ねたことがある。しっかり、止められた。ローラーボールは滑りは良いが、ペンを立てて書かないとインクが出ない。やめといた方が良いと。以来、ボールペンの類とは疎遠である。使わなければならないときは、戴きものの、ボールペン。書いていて、楽しくない。 ペリカン トレド・イエロー レッド・トレド
2009年03月04日
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