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何年か前に この本を読んだとき、はっきりいって、
どの育児方針が、少年Aに悪い影響を及ぼしたのかが、
まったくわかりませんでした。

初めは、この本を読んで、やってはいけないこと、
気をつけたいことを知ろうとしていた私にとって、
肩すかしをくらった気分でした。

今年に入って、もう1回読んでみようと思い、
図書館で借りて読んだのですが、
今回は、おぼろげながら、輪郭をつかむことができたのです。


少年Aの両親の主観が入っていること。
「きびしくしつけたつもりはない」と書いてあるけど、
それは、両親の主観で感じたこと。
第3者の目で見たとき、それは普通のしつけであったのか、が
抜けている。

二つ目は、名古屋の恐喝事件の両親の手記に、
「勉強はできなくてもよいと思っていたが、
逆に、勉強についていけないことで、劣等感を抱いていたのではないか、
学校が面白くなくなっていたのではないか」のようなことが
書かれていたこと。

少年Aの両親も、「勉強はそれほどできなくてもよい」と


確かに、教育ママのように、「勉強さえできてればいい」
という考えも「?」なのですが、
今の日本では、「勉強ができなくてもいいか~」みたいな
考えもよくないみたいですね。

学校では、通信簿で評価されます。

ちょっとしたことで「悪い子」という、レッテルを貼られる危険性もあります。

まあ、そういった体質も問題かもしれませんが、
まったく勉強についていけないと、学校に行っても楽しくないですよね。
また、勉強ができない → 自分はだめだと思いこむ
という、図式が出来上がらないとも限りません。

勉強できなくてもいいか、ではなくて、
社会に出るために、必要最小限の教養は身につけさせることも、
親のつとめだと感じました。

特に小学校で習う事って、実社会で必要なことが多いですよね。
漢字、計算の仕方、時計の見方、面積や体積の考え方、
理科や社会だって、日常生活の基本となる勉強ですし。

本当に、本に書かれていることの、裏側を読みとるのは、
難しいですね。

この本を読んで感じたこと、また改めて書き出したいと思います。

「少年A」この子を生んで…
文春文庫





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Last updated  2006年01月30日 10時42分20秒
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