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事務所の向かいの殺人事件の犯人は、殺された女医の夫のお兄さんでした。この事件の約2ヶ月前に女医の夫が心臓麻痺でなくなりましたが、亡くなった夫のお兄さんは、弟と普段からあまり仲良くなかった弟の妻が心臓外科の知識を使って弟を殺したと信じ込んでしまい弟の敵として妻を殺した訳です。イスラム教では、被害者の家族がその罪を許せば刑が軽減される事があります。この犯人は、弟と一緒にガスレンジなどを作る大きな工場を経営しており、会社、被害者の家族の間でも人望の有る人でした。この事件でも、被害者の家族の殆どは死刑を反対し刑の軽減に同意しましたが、一度に娘と孫を失った女医の母親が最後まで刑の軽減を拒否し予定通りに刑が執行されました。朝の八時半に事務所に出ると事務所の前には双方の家族、近所の住民が集まり、何事かと会社のイラン人に聞いて初めて公開絞首刑が有ることを知りました。集まった家族が騒いでいるので、何かと聞くと、犯人の家族が最後の最後まで一生懸命に女医の母親に刑の軽減をお願いしているとの事でした。2時間くらい経ってから、一台のトラックが到着しました。屈強な男4-5人が下りてきてトラックからサッカーのゴールのような絞首刑台を下ろしました。これを見た犯人の家族が泣き叫んで居ました。さらに1時間経過のあと一台のバスが到着し、中から犯人が連れ出されました。所が犯人は笑顔で家族と会話を交わしています。よく聞くと、絞首刑の場合、2-3日前から食事を取らせず大量の麻薬で不安を取り除くのだそうです。彼は進んで小さな台の上に乗り刑の執行となりましたが、その詳細な様子は一寸生々しいので書きません。日本でもさらし首が有ったように、前時代的とは言え犯罪の軽減の為には見せしめが一番効果があるのでしょうか?イスラム教のこのような公開での刑の執行は、イランだけでなく他のイスラム国でも行われています。最近の日本での残忍な犯罪を見ると、犯人を殺しても、まだ気持ちが収まらないであろう被害者の家族の気持ちは良く理解できます。イスラム教のこのような一面をただ残酷と言い切れない不思議な感情があります。色々な事を考えさせられる経験でした。
2005年01月30日
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一寸物騒な話題ですが、現在でもイランで一般的に行われている死刑の執行方法です。私の駐在時代にサンケイ新聞の記者が当時のイランの実情を暴いた’鞭と鎖の帝国’(副題:ホメイニ師のイラン)と言う本を出しましたが、その中にも公開絞首刑の話が出てきます。(この本はイラン政府の猛烈な抗議で発売当時直ぐに発売停止になりましたが、アマゾンを見たら何故か今も販売されています)この時代に公開絞首刑が有るのかと半信半疑でしたが、私の7年の駐在が終え日本への帰国の一ヶ月前に当時の我が社の事務所の真ん前で、私の目の前でその公開絞首刑が行われました。楽しかったイランでの生活を思い出に帰国出来ると思っていましたが、帰国真近の最後の最後にイスラム教の残酷な、しかし有る意味合理的な(変な表現ですが)一面を見てしまいました。この公開絞首刑は、犯人が殺人を犯したその場所で、双方の家族及び一般の住民の前の公道で見せしめの為に行われます。公開絞首刑の約6ヶ月前に我が社の事務所の向かいに住んでいた心臓外科の女医とその娘さんが殺されました。犯人は、数ヶ月前に心臓発作で亡くなった女医の夫のお兄さんでした。我が社の事務所にも時々お茶を飲みに来ていた我々の顔見知りの人でした。刑の執行までの出来事が印象的でしたが、長くなるので次に書きます。
2005年01月29日
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美濃焼の人間国宝であられた加藤卓男さんが一昨日亡くなりました。この日記のトルコ編でも取り上げましたが、彼は16・17世紀(ササン朝ペルシャ)に消滅したラスター彩陶器を20年の歳月をかけて再現した人でも有名でした。僕がラスター彩陶器に興味を持ったのは、テヘラン駐在時代にテヘランの骨董市で400年前のラスター彩陶器を何点か買った時からです。ラスター(光沢)彩陶器は、もともとメソポタミアで9世紀頃に発達しました。当時バクダットは金属が不足し取引禁止となったため、金属食器の代わりとなる、光沢のある金属の表面を思わせるラスター彩陶器が生まれました。所がその後ペルシャに渡りその技術は17世紀頃に消滅してしまいました。陶器の上薬はとても複雑で陶工の試行錯誤で素晴らしい色合いの陶器が生まれます。長い間このラスター彩は世界中の沢山の有名な陶工が再現を試みましたが、誰も成功しませんでした。加藤さんは40年以上前にこのラスター彩陶器をテヘランで初めて見て魅せられ、その後20年の歳月をかけて世界で始めて再現に成功しました。このラスター彩陶器は日本ではあまり有名では有りませんが、欧米では人気があるので将来欧米の何処かのオークションに持っているラスター彩陶器を出したいと思っています。どんな値段が付くかお楽しみ。欧米にも’何でも鑑定団’みたいな番組が有れば良いんですけどね。
2005年01月13日
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最近の朝日新聞の海外ニュースのページに’我らの聖地’と言う連載記事が載っています。昨日の記事には、この日記のクスリの話でも取り上げた、暗殺者(assasin)の語源であるイランのアサシン教団の話が載っていました。数日前の記事には、やはり日記で紹介したインドのゴアの話が載っていました。さらに新聞ではありませんが、やはりこの日記で紹介したインドの小・中学校の数学教育で日本の9・9に相当する、99x99までの数字を暗記する話しをしましたが、昨年末のNHKでそお様子を紹介していました。我田引水になりますが、こう言う記事を見つけると正直嬉しいですね。そういえば、ゲストさんのアドレスの中に、asashiの付くアドレスが時々あるのでひょっとするとこの日記を見て参考にされているのかも知れませんね、とは考えすぎですかね。
2005年01月08日
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昨年この楽天日記でソンキンさんはじめ沢山のバリュー投資を実践している方達のHPを見させて頂きました。株は長い間保有しており、数年前までは優良株の売買を多少していました。ただし自分の投資基準など全く無い気まぐれな買い方なので、資産は全く増えませんでした。特にここ2-3年は、本業に集中する為にあえて塩付け状態にしていた為、かなりの資産減少となりました。そろそろ株の売買を再会しようと思っていたところでこのバリュー投資を知り、その投資基準に納得しました。今年はこのバリュー投資を実践すべく、推薦されているバリュー投資の必読本をまず読み、さらに財務分析に必要な知識を勉強して行こうと思っています。昨年末に塩漬け株を殆ど売却し、まず資金を確保しました。バリュー投資の勉強と平行して、現在選定している銘柄からまず資金の50%くらいを目処に、5-10銘柄を時機を見て買い始めようと思っています。今年の年末に自分の投資成績をここでお伝えし、この日記をバリュー投資実践の日記に変更出来るようにしたいのが今年の目標です。昨年、海外の経験を書き留める目的でこの日記を書き始めましたが、経験談もそろそろ80%くらい書き尽くしました。今年は頻繁には更新出来ないと思います。その間しっかりとバリュー投資の勉強に励みたいと思っています。
2005年01月04日
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