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mkd5569 @ Re:24日の日記(12/24) 新着からきました。 だいじょうぶでしょ…
Jan 14, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
アイヤーとうとうセンター前日。
あたしはセンターまで365日。
恐怖です。
そんなこともあってきょういろいろ学校の先生に勉強のことについて相談したんですよ。
実力は海より深く目標は山より高いという今のあたし。
そんな自分に不安と迷いを抱いて、何度他の道に進もうか考えたけれども、結局他の道を歩むことなんて考えられなかった。
あたしが目指す道に実力が程遠いのになぜこんなに執着するか、というと・・・小学校から今の道に興味をしめしてそれ以来わき目も振らず一直線に想い続けてきた、というのもある。
話は長くなるが、実は自分は二年前自殺しかけたのだ。
今の夢を経済的理由と漠然として現実味がない、という理由で親兄弟に絶対反対された。

親はそれであたしを高校から中退させようと考え、明日にでも学校に相談しに行く、という状況になった。

・・・高校受験のとき、あたしは今の高校に入るのに相当努力した。
無理だ無理だといわれてもあきらめず、受験間近になって疲労とストレスから急性腎臓病にかかって倒れ、高熱でうなされても点滴の針を腕に刺しながらベットの上でひたすら問題を解いた。

そんな苦労して入った学校を親の考えひとつで辞めさせられるのはたまらなかったし、なにより高校を辞めることであたしの行きたい大学にまず入れなくなることは必至だったので自分の将来を阻まれるくらいなら、今まで目指してきたものを他人によって崩されるなら、そう、死を選ぼうと想った。
あいにく、生きていればそれでよい、とか、いい大学入ってOLになってエリート捕まえて寿退社、なんて平凡な人生なんて真っ平だった。
女の幸せとか、そんなステレオ的なものに必ずしもとらわれず、人として、スペアのない、社会を動かす歯車になりたいのだ。
まあこの考えは今でも変わらないが、自分の志した道を歩めず不本意な道を行く羽目になりそうだから死を選ぶ、というのは今考えたら安易だったと思うが、それほど自分の夢に真剣だった。
思いつめたあたしは昼に家をそっと抜け出し近くの川に行き、土手の草原に寝転んで日が暮れるまで大好きなラルクの音楽を聴きながら空を動く雲を目で追っていた。
もうこれが自分がこの目に収める最後の景色だと思って内からこみ上げるものに何度も目を潤ませながらしっかりと目に映るものを目に焼き付けた。
そうしていたら天使が見えた。・・・つれてってくれるの?
この世に何も未練はない、と覚悟を決めてやってきたこの日に限り世界が特別美しく見えた。

何枚も持ってきたMDをそろそろ全部聴き終わるというときになると陽は堕ちてもう暗くなり始めていた。
そして最後の曲が終わったとき、涙で顔をぐしゃぐしゃにして立ち上がり靴を脱ぎそろえて橋の袂に置いた。
土手を登って緑色のフェンスを越えた。
その中は、線路。
電車に轢かれるつもりだった、あまりに一瞬で痛みも感じる間もなく死ねそうだったから。

まぶしいライトがあたしを照らし、警笛を何度も鳴らす、だんだん車体が近づいてきて、もうやっとすべてが終わると思った。
・・・しかし電車は急ブレーキをかけ、あたしの体の寸前で止まってしまった。
車掌室から怒鳴り声、なんていってるか解せない。
黄色く光を漏らす車内から突き刺さる何人もの乗客の視線。

しくじってたまるか。

ラルクのDIVE TO BULEを頭に流しながらPVみたいに空を仰ぎ手を広げて鉄橋から飛んだ。
あのイメージを頭に叩き込んで死に対する恐怖心を爽快感に変えようとした。
あたしは鉄橋から飛び降りた。
ゆっくりなようでほんの数秒のこと。
命綱もパラシュートもなしに足の下に本当に何にもないときの感覚は言葉であらわしがたい。
窓から黄色い光を漏らす電車と空いっぱいの星空が遠のいていく。
聞こえるのは自分が落ちていく風を切る音だけ。

・・・GOOD BAY くだらないコノセカイ。

どれだけ時間がたったのかわからない。たぶん一瞬だったろう。
自分の体が水面に届いたつぎの瞬間、全身を平手打ちされたような衝撃が走った。
目を開ければすでに深く暗くてにごった緑色をした水の中。
今あたしはどのくらいの深さにいるんだろう。
酸素がなくなってきた・・・。
苦しい。
上を向いて水面を見ようとしても地上の光も届かない暗い深緑が続く。
上も、下も、右も、左も、何もわからない。
咳をするとごぼごぼとたくさんの空気が漏れていった。
苦しい、苦しい・・・。
力が指先にすらはいらない・・・。
そろそろ逝けんのかな・・・。
・・・・・・・・・・・・。



気がついたとき、あたしは水面にいた。
長く感じられた時間は実はそんなにたっていなかったんだろう。
黄色い光をもらした電車がまだ鉄橋の上からこちらを見下ろしていた。
増水期で水かさを増した川はあたしをどんどん押し流していく。
そのうち電車はあきらめたように次の駅へとノロノロとスピードを緩めて運転し始めた。
なお窓から刺さる乗客の視線。
すべてを捨てるつもりで飛んだのに、去っていく電車の背中に何か未練にも似た寂しい気持ちがわいた。
暗い水の上に浮かび、星を仰いで、大きな孤独感を抱えながらあたしはどんどん流されていった。
そのときの星は、とても・・・綺麗だったようなきがする。
水面に浮いてきたものの、そのうちまた水流に吸い込まれていくだろう、もう水を掻く力は寸分も残ってないから沈んでいけるだろうと思い、水に体をゆだねていた。
そのとき川岸から声が響いた。
飛んだところを見た人だろう。
もう声を上げる力もない、岸へ泳ぐ力もない、むしろそんな気はさらさらなく、ただほうっておいてくれとうるさく感じた。
あたしは死にたくて川へきたのだ。
何回も川岸から声が掛けられてくる。
その声を無視して水に運命を任せようとしていたら、なんと声をかけていた人は川へ飛び込んできた。
増水期の濁流の中に。
あたしは水から救い上げられた。
このときあたしはどんな状態だったんだろうか。
先に書いたとおり水の中に浮いていて考えることもできた見ることもできた。
でもあとから救命士や助けてくれた人から聞くにはそのときのあたしの呼吸は止まっていたらしい。
なんとも不思議なことだと思う。
なにはともあれ、あたしは生きることになった。
病院で名前を聞かれても答えず記憶を失った振りして別の人生を送ろうと考えたが、川原においてきた持ち物から身元はすぐばれた。
家族が病院に来た。
あたしは面会を拒否した。
あたしがこうなる前、壊れたときも「馬鹿じゃないの?異常者だわ。」と冷たく軽くあしらってきた人たちだ。
またなにか冷たくあしらわれることになるだろうと思ってがんと拒否したが病院の人は病室に通した。
あたしは来てくれたと喜びもせず怒りもせず涙すら見せず無表情と無言で家族を迎えた。
そのあたしの目を見て母は言葉を発した。

「生きていてよかったね。」

崩れた。
あたしのなかで張り詰めていたものが崩れた。
涙が堰を切ったようにあふれ出してとまらないので、布団をかぶって隠した。
もうその一言で十分だった。

退院した後いろんなことがあった。
大人になってから泣かなくなった姉が人前で涙をこぼした。
親友にだけは伝えとこうと、飛ぶ前に遺書メールを送ったのだが、それを見た友達があたしが家から去った夜、夜中深夜にかかわらずあちこち探し歩き回ったり聞き込みをしたりしてあたしを探していてくれた。
あたしがいなくなっても誰も悲しまないし、世界は変わらず動き続ける、と思っていたが、あたしのことを気に掛けてくれている人がたくさんいた。
うれしかった。

・・・そんなわけで今こうしているあたしがいるのだが、そう死を思いつめるまで自分がやりたかったことを自分の実力不足であきらめるなんてとてもなさけない。
あそこまで思い切ったことやったんだから残るなすべきことは成功だけだ。
あの時たくさんの人に迷惑を掛けた分だけ、あたしはやりぬかなくちゃいけない。
だからこの夢だけは絶対にあきらめない。
でも事実実力がない。
それで今日先生に「せんせぇ・・・のこりの一年まじめにがんばれば受かりますかね・・・?」とポツリとつぶやいたら
『ああ!そりゃあもう受かるに決まってるよ!君たちは未知数なんだ。たくさんの可能性を秘めているから、やればきっとできるよ!』と先生はきっぱりといってくれた。
今まで周りの人に「無理だ、やめなさい」「他の道もあるんじゃないの?」とかばっかりいわれて、自信はまったくなかったし迷いも増えるばかりだったが、先生のこの一言で霧が、晴れた。
あたしのセンターは一年後。
先生のこの言葉を信じてあたしは突進してこうと思う。
そう覚悟を決めた日。
がんばれ明日試験を受ける先輩たち。
がんばれ来年に向けてつらぬけ自分。





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Last updated  Jan 15, 2005 02:47:07 AM
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