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mkd5569 @ Re:24日の日記(12/24) 新着からきました。 だいじょうぶでしょ…
Feb 7, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日はお葬式に行ってきました。

一日の授業もすべて身に入らず、ただ、ただ、その時間を待っていました。
学校が終わると掃除もやらずにすぐに学校を飛び出し電車に乗りました。
電車の中での時間が長く、長く感ぜられました。
その間、たくさんのことを考えました。
セレモニーホールの最寄り駅に着くと白黒の案内板があり、改めて本当のことなんだという認識が入り込んできました。
それでもまだ、信じられない。
セレモニーホールに足を向け、暗くなっていく空にとても不吉な感じを覚えました。

目をあわせ、少しお互いうなずきあって、あたしは彼らのそばに座りました。
誰もしゃべりませんでした。
ふと顔を上げるとTVモニターがあり、そのまわりに写真が飾ってありました。
その周りにはなくなった友達の写真が沢山飾ってありました。
黒い地に白黒の写真が貼ってあるのを見ていよいよその事実を噛締めねばなりませんでした。
しかし、あたしはセレモニーホールについて、沈痛な面持ちをした参列者をみて、白黒の写真の中の彼を見てもまだ心の中では信じられませんでした。
いや、信じたくありませんでした。
写真を見て、たった一ヶ月前に話していた彼がもう永遠にしゃべることができないなんてことを受け入れたくなく、そして受け入れざるを得ないことであたしは涙を落としました。
写真を見て生前の彼を思い出しては涙が零れ落ちます。
そうしているうちに「お別れ会」と称されたその時間が来て、TVモニターの映像が心を和ませるような自然の風景だったのが変わりました。
沢山の花に囲まれた、白い、棺おけ。

あの中に彼は横たわっているのか?
司会のナレーションが終わると彼の母親のスピーチがありました。
彼の死についての状況を彼の母親が語り、あたしは彼は病気を患っていたのだと思っていましたが、彼の母が家に帰るとすでに彼は事切れていたという、まったくの突然の死だったことがわかりました。
あたしはいままで、すべての人の死にははっきりとした原因があると思っていました。
たとえば老いると老衰があるし、病気では体のどこかが悪くなっているし、事故などでは外傷や衝撃によるし、自殺や他殺だって体のどこかが傷つけられたり毒物を飲んだり、必ず何か原因があって死が訪れるものだと思っていました。

死はいつ訪れるかわからない、というものは事故や他殺による死に限るものだと思っていましたが、自己の体が何の前触れもなしに機能を止めてしまった結果が目の前にあったのでとてもショックを受けました。
彼の友達が彼の母親の次にスピーチしました。
彼もつい最近まで遊んでいた友達が突如なくなったという事実が受け入れられないようでした。
一通りの彼の親しい人物のスピーチが終わって、彼の父親が「ロックミュージックが大好きだった息子を送るにあたり、異色ではありますが彼の好きだった音楽を流して彼を送ってやりたいと思います。」と語りました。
彼が最後に聞いていた音楽、ビートルズの「Let It Be」が初めに流れ、レッドツェッペリン、ディープパープル、ブラックサバスなどの曲が流されました。
地下の彼がいるホールにいって彼の顔を最後に見たいと強く思い、一緒にいた友達と降りていきました。
彼にささげるものは御焼香ではなく白いカーネーションでした。
こんなにすばらしい葬式、いや、お別れ会は今までに聞いたことがありませんでした。
あたしが死んだときに家族や友達に挙げてほしいとおもっていたお別れ会がそこにありました。
白いカーネーションをささげて彼の残された家族にお辞儀をして、彼の死顔を見せてもらいました。
彼の遺体を見るまではどこまでも彼の死を疑い続けそうでした、が、正直彼の死に顔を見ても彼が死んでしまったと理解できませんでした。
彼の死に顔はやわらかく微笑んでいました。
が、しかし唇は変色して荒れていて、生前の柔らかい頬は今はとても硬そうで、厚い死に化粧のせいでどこか精巧な蝋人形でもみているようでした。
信じられない、信じたくない、これが今の彼なの?
いつまでみていても彼は硬くやさしい微笑のままです。
あたしはセレモニーホールに着てからずっと友達にしがみついてないていましたが、そのときはもうどうにも止まらなくなり気を失ってしまいそうでした。
そのときかかってたのはレッドツェッペリンの「天国への階段」で、それを聴きながらあたしは無事に彼が天国にいけることを手を組み合わせて祈りました。
御両親兄弟にお礼を言って、ふらふらとエレベーターに乗り込みました、誰もが無言で下を向いているか泣きじゃくっているかでした。

死、とはこういうものなのか?

彼の死を見つめていてあたしは同時に自分の死後を見つめているようでもいた。
死後の世界なんてあたしはどうにも関係ないと思っていたが、過去、早まった思いを遂げていれば後はこうなっていたのだろうか。
彼の死を早すぎる、早すぎると思っている今、過去の自分の浅はかさを愚かに思いました。
控え室に戻ると彼はいました。
TVモニターの中でギターを弾いています。
彼の最後のライブです。
あの時誰がこれが彼の最後の舞台だと思ったでしょうか。
弦の上を滑る指、少し高めの声のコーラス、楽しそうにギターをかき鳴らす彼。
その後の打ち上げでカラオケに行って、飲みすぎて動けなくなったバンドメンバーを肩に背負って、駅の中に消えてった彼。
「これ飲ましてあげて」と酔い覚ましの胃腸薬を彼に託した。
彼は小さく了解の声を漏らした。
あれが最後の会話になるだなんて、考えても見なかった。

彼はもういない。

けれども、彼の死はあたしたちに何か強いものを焼き付けた。

彼はもういない。

けれども、若くしてなくなった彼の死は大きな意味がある。

あたしたちの中で彼は活きている。





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Last updated  Feb 10, 2005 11:30:46 PM
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