4月8日に訪れた観光名所のお寺で、仏教の潅仏会(かんぶつえ)のお祭り(花祭り)をしていて、思いがけずおいしい甘茶をご馳走になり、花冷えの寒い朝、とても温まりました。
アマチャ(甘茶)はヤマアジサイの変種の一つで、葉を洗って日干しにして、葉を発酵させたあと蒸して揉み、乾燥させたものも、それを煎じて作った飲みものも甘茶と呼ばれています。
アマチャは、日本産の大型のガクアジサイ系や、ヨーロッパで改良されたガクアジサイのハイドランジア(西洋アジサイ)系のアジサイより、一回り小さく、ガクアジサイのような花が咲きます。
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伊豆の天城に自生するアマギアマチャ(天城甘茶)は、アマチャよりさらに小さく、葉は細長く、かむと甘い味がしますが、甘さは時期により違います。
内側の多数の花が通常の両性花で、外側の数枚の白い萼(ガク)が大きくなった花びら状の装飾花は中性花なので、実を結ばないそうです。→
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アジサイやアマチャは大きくなって困ったら、挿し木してコンパクトにできるので、今、挿し木していますが、強健なのですぐ大きくなり、花が咲きます。
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ヤマアマチャ 八重咲きアマチャ
天城甘茶がコンパクトで、白い花が清々しく、あまりにもきれいだったので、ピンクと青色のアマチャも・・・
アマチャ(甘茶)の鉢植えでの育て方
ユキノシタ科アジサイ属、日本原産の耐寒性落葉小低木
別名:小甘茶(こあまちゃ)
●置き場所:半日陰に。日陰でも育ちます。
●水やり:鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと。
●用土:水はけがよければ、選びません。白花は土壌の酸度に影響されません。ヤマアジサイ系もあまり酸度の影響を受けません。
●肥料:7~9月に月1回、緩効性肥料を置き肥します。
●植え替え:花後に一回り大きなものに。
●剪定:なるべく控えます。小さく育てたい場合は花の直後に。花が咲かなかった枝は、翌年花が咲くことが多いので残します。
花言葉:祝杯
甘茶は山アジサイのなかで葉に甘味のある植物を指し、昔から4月8日の潅仏会に用いられました。ヤマアジサイ:ヤエアマチャ(八重甘茶)小苗
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