弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

2014.03.15
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カテゴリ: 3月の誕生花

春から初夏にかけて、よく枝分かれして軟毛のある長楕円形の葉をつけた茎先に、中心に白や黄色の目をもって深く五裂した空色の小さな花が穂状に上へ上と咲きのぼっていきます。

3月15日の誕生花は、悲しい愛の形見の可憐な花、ワスレナグサ(勿忘草、忘れな草)。

花の名は、中世ドイツのドナウ川の悲恋伝説から名づけられました。

若い騎士ルドルフは恋人のベルタとドナウ川のほとりを散策しているとき、ベルタが水ぎわに咲く空色の花を見つけて欲しがったので、花を摘もうとして誤って急流に落ちてしまいました。

ワスレナグサワスレナグサ

花言葉「私を忘れないで」は、手にした花をベルタに投げて流れに飲みこまれながら叫んだルドルフの言葉からつけられています。

花言葉「真実の愛」もこの伝説からつけられています。

残された恋人ベルタはルドルフの最後の願いを花の名Vergissmeinnicht(忘れな草)にして、可憐な空色の花を贈ろうとしたルドルフの思い出に、生涯ワスレナグサの花を身につけていたそうです。

ワスレナグサの英名はForget-me-notで、他の国々でも同じような意味の名前がつけられていて、ドイツでは友愛や誠実、フランスでは友情のシンボルだそうです。

ワスレナグサワスレナグサ

いつもワスレナグサだけを鉢や花壇に植えていましたが、植物園ではチューリップと一緒に植えられていて、赤と黄色のチューリップの花の間が空色の花で埋め尽くされて、ファンスタティックでした。

園芸品種には白やピンク、紫などの花色があります。

ムラサキ科ワスレナグサ属、耐寒性秋まき一年草(本来は多年草)、原産地:ヨーロッパ

ワスレナグサ(勿忘草、忘れな草)の花言葉:私を忘れないで、真実の愛。

ワスレナグサ(勿忘草、忘れな草)の誕生花:2月7日、3月15日、4月5日、4月24日、5月14日。

流通時期:タネを晩夏~秋に、ポット苗を冬~早春に見かけます。
園芸ネット プラス ペットエコ&ザガーデン楽天市場店 テーブルガーデン Green Box (グリーンボックス) ガーデニングshop岐阜緑園 あなたの街のお花屋さんイングの森 さんにあります。

アンチューサ






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Last updated  2014.03.15 10:30:14
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