春から初夏に、縁や裏に白い毛が生えたへら形の葉をつけた茎先に、黄色い花弁の先が三つに切れ込んだ舌状花が中心の黄色い筒状花を取り囲む頭花が咲き続けます。
誕生花の花は、金貨のようにピカピカ輝くゴールドコイン、アステリスカス。
花の名は、属名Asteriscusの音読みで、ギリシャ語のaster(星)に由来し、花弁が放射状になっている花の形から名づけられました。
アステリスカスは学名Asteriscus maritimusで、種小名はmaritimus(海浜性の)です。
英名のMediterranean Beach Daisyは、地中海沿岸の砂丘や崖、岩場などに自生していることからつけられています。
別名のゴールドコインは、鮮黄色の丸い花が金貨のように見えることからつけられた品種名で、鉢植え向きの矮性種です。
花言葉「小さな思い出」は、毎日つぼみがつき、次々と花を咲かせる様子からつけられたのでしょうか。
それとも、広い空とどこまでも続く大海原の浜辺で遊んだときに、傍らで咲いていたキュートな花の姿からでしょうか。
アステリスカスは高温多湿に弱く、夏に枯れる一年草扱いされることもあるそうで、ポットのまま花を楽しみ、晩夏にまた花をつけたので、鉢に植え替えて翌春の花後に庭に植えました。
庭植えすると大きくなって、花がら摘みもあきらめたほどたくさんの花を咲かせましたが、暖地の暑い夏を越すことができませんでした。
キク科アステリカス属、耐寒性秋植え多年草(一年草扱い)、原産地:カナリー諸島、地中海沿岸別名:ゴールドコイン
アステリスカスの花言葉:小さな思い出。
アステリスカスの誕生花:―
流通時期:ポット苗を早春に見かけます。
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