早春に、山の谷沿いや山地の湿地などで雪解けとともに葉に先立って、紫褐色の仏炎苞におおわれた黄色い穂状の花が咲き、花後に円心形の葉が大きく伸びます。
2月23日の誕生花は、雪国に春を告げて咲く花、ザゼンソウ(座禅草)。
花の名は、花の姿を座禅を組んでいるお坊さん(僧侶)に見立てて名づけられました。
見立て方はさまざまで、仏炎苞を法衣に中の花を僧侶に見立てたという説や、仏炎苞を僧侶の頭巾に花を僧侶に見立てたという説、仏炎苞を岩穴や御堂に花を僧侶に見立てたという説などがあります。
別名のダルマソウ(達磨草)は、花の姿を座禅している達磨大師に見立ててつけられたといわれています。
花言葉「沈黙の愛」は、仏炎苞に隠れて見えない肉穂花序(多肉化した花軸の表面に花が密生したもの)と呼ばれる花が人目を忍ぶ恋人たちの愛を連想させることからつけられたのでしょうか。
花言葉「ひっそりと待つ」は、春の訪れを待つ目立たない花色の花の姿からつけられたのでしょう。
深く積もっていた雪が解けだした湿原の雪解け水の中で、水の流れのない場所を選ぶように雪解けを待ちかねたザゼンソウが肩を寄せ合って所々に咲いていました。
ザゼンソウはまわりにまだ雪が積もっているときに成長を始め、花を咲かせるときに発熱し、外気温より高くなって、雪を溶かして顔をのぞかせるのだそうです。
暖地の植物園の湿地園では、円心形の大きな葉が出ていて、わきに仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)がのぞいていました。
サトイモ科ザゼンソウ 属、耐寒性多年草、原産地:北アメリカ、北東アジア、日本別名:ダルマソウ(達磨草)
ザゼンソウ(座禅草)の花言葉:沈黙の愛、ひっそりと待つ。
ザゼンソウ(座禅草)の誕生花:2月23日
流通時期:ポット苗を冬~早春に見かけます。
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