弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

2020.02.26
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カテゴリ: 2月の誕生花
晩秋から春まで、白い毛が生えた長楕円形の葉をつけてまっすぐ伸びた太い花茎に、ピンクや白、紫、赤紫などの四弁花が甘く香りながら咲き続けます。

2月26日の誕生花は、野生種は一重咲きのストックの花、ストック(一重咲き)。

花の名は、英名のstock(茎、幹)で、英名は花の茎が太くまっすぐ伸びて長いことから名づけられました。

別名のアラセイトウ(紫羅欄花)は葉や茎に白い毛が生えていて、葉の手触りが毛織物の羅紗(ポルトガル語でラセイタ)に似ていたことから呼ばれた葉ラセイタが転訛したといわれています。

同じアブラナ科のエリシマム(チェイランサス)の別名のニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)は、花の形がアラセイトウに似てよい香りがすることからつけられています。



花言葉「逆境に負けない誠」「永遠の美しさ」などは、英語圏ではニオイアラセイトウに、英語圏以外ではアラセイトウに、2つの花に同じ花言葉が混在して紹介されています。

花言葉の由来となったスコットランドの伝説が、花ことば(引田茂 著)ではニオイアラセイトウに、花ことばの本(田中四郎 著)ではアラセイトウが取り上げられていました。

スコットランドの美しいお姫様は好きでもない相手と婚約させられることになって、恋人と駆け落ちを決心し、吟遊詩人に変装して城の窓の下で待っている恋人に合図に花を一枝投げました。

お姫様は縄梯子をつたいおりましたが、誤って石畳の上に落ちてしまい、恋人を失った青年は吟遊詩人になって、花を帽子に刺してヨーロッパをさ迷い歩いたということです。





晩秋の公園の花壇の一重と八重のストックは花茎につぼみと花をつけて、暖地では真冬も枝分かれしながら花茎を伸ばし、春までたくさんの花を咲かせ続けます。

アブラナ科マッティオラ属、半耐寒性秋まき一年草、原産地:南ヨーロッパ
別名:アラセイトウ(紫羅欄花)

ストック(一重咲き)の花言葉:不変の愛、逆境を克服する力。
ストック(一重咲き)の誕生花:2月23日、2月26日、3月5日

ストックの花言葉:逆境に変わらぬ誠、逆境に負けない誠、永遠の美しさ、愛の絆。
ストックの誕生花:1月20日、2月9日、3月2日、5月6日、7月16日、7月24日

ストック(八重咲き)の花言葉:永遠に続く愛の絆、永遠の美、豊かな愛。
ストック(八重咲き)の誕生花:1月27日、12月31日

流通時期:ポット苗を秋~冬に見かけます。

ジャスミン
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Last updated  2020.02.26 10:30:06
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