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今回は『Crying Suns』の戦闘システムを紹介。これが戦闘画面です。ヘックスがあるのでターン制シミュレーションに見えるかもしれませんが、実際はリアルタイムストラテジーになっている事は以前お伝えした通り。指示をする際にヘックス単位で行うだけです。画面中央下に一時停止、再生、早送りボタンが見えますね。ここでいつでも時間を止めたり早送りしたり出来ます。ユニットを選択してる間とかも時間止まります。画面左下に見えるのがプレイヤーの旗艦。いわゆる自軍陣地ですね。右上が撃墜目標の敵艦です。先に戦艦を撃墜された方が負けです。戦艦の傍にある三つのアイコンが表示されたマスが戦艦の当たり判定ポイント。左が船体ブロック、真ん中が戦隊ブロック、右が兵器ブロックです。どこを狙っても船体にダメージを与える事が出来ますが、攻撃したブロックは熱量が上がっていくので火災を発生させればその施設の機能を停止させる事が出来ます。両端に表示されているのが、この各ブロックのステータスです。上図では船体ブロックのストックは4つあり、一つあたりのHPが110という意味です。110が二つあるのは最大値と現在値。ここが0になると一つストックを失い、残機3となります。各ブロックには耐えられる熱量が設定されており、攻撃を受け続け限界に達すると火災が発生します。消火活動中はその施設の機能が一時停止する上に士官のアビリティが使えなくなったりペナルティーが発生します。各ブロックをクリックすると詳細が見れます。説明の上に熱量が危険レベルに達していますって書いてますが、そんな事ありませんw0/50と書いてある通り、今は正常値です。仕様なのか表記ミスなのかは知りませんが。他のブロックも同様。機能が停止するのは火災が発生してる間だけなので、完全に破壊出来るわけではないです。自軍の損害を最小限に抑えるためにどこのブロックが脅威になっているか、それを考えた上で妨害したいブロックを攻撃するといいでしょう。そしてHPが0になりストックが一つ減る度に大爆発が起きるのですが、その際に近くに居る戦隊は敵味方関係なく爆発に巻き込まれてノックバックしスタンします。爆発に巻き込まれたくない場合は一旦距離を置くなり、戦艦や狙撃ユニットからの砲撃でトドメ刺すようにしましょう。ちなみに爆発自体にはダメージありません。ただ敵ユニットも巻き込まれてスタンするので、その隙に攻撃すると圧倒的優位に立てます。次は戦隊について。戦隊パネルを選んで『格納庫』をタップすると所持している全ユニットが表示されます。格納庫内の戦隊ユニットを左パネルに配置すると発進準備を始めます。この場合、✕印のところがひとつ空いてるので、あと1機スクランブルかけることが出来ます。発進させる機種によっては、オペレーターである士官を交代させてもいいでしょう。士官の交代も戦闘中に可能です。出撃する戦隊を決めたら、どこに射出するか決めれます。白いマスのところがカタパルト射出出来る範囲。士官のアビリティでもっと遠くまで展開させる事も出来ます。指定しない場合は自動的に戦艦の隣に射出されます。配置指定した後、時間を再生すると発進シークエンスに入り、一定時間後に戦場へ展開されます。すぐに展開されるわけではないので注意が必要。戦隊への移動、攻撃指示はユニットを展開させた後、その戦隊が存在するヘックスをタップしてもいいし、この船体パネルのスクランブル枠をタップする事でも選択は可能です。もうひとつ戦隊ユニットを選択した時に画面中央下に表示される戦隊名をタップすると、順番に他の戦隊を選択出来るという方法もあります。乱戦時やスマホ性能によっては選択しにくい場合があるので、これらを活用するといいです。移動先を決めたら攻撃範囲に入った敵を自動的に攻撃してくれるのですが、複数居る場合は個別に敵を指定すればその敵を攻撃してくれます。移動中は同じヘックスに重なる事もあるのですが、攻撃する時は同じヘックスから攻撃出来ないため、包囲する時は位置取りを考える事が大事です。戦隊ユニットは撃墜されると使えなくなるわけではなく、一旦戦艦に回収されます。そして応急処置を施しHPが半分まで回復したら再出撃が可能になります。一旦破壊された戦隊は完全修理する事が出来ず、万全の状態にするには基地で補給を受けなければなりません。黄色で表示されているユニットが万全の状態ではない応急処置を受けた機体です。ちなみに撃破されるとその出撃枠(ドック)が回収のための作業に入るため、一定時間使用不可能になります。回収が終わった後ドックが空くので、別の機体を出撃枠に登録する事が出来るようになります。撃墜されるとペナルティーが大きいので、帰投が可能であれば一旦引き上げてドックを別の機体に明け渡せばOK。船体ブロックも戦隊も、破壊されない限りHPが減っても次の戦闘では完全回復しています。撃墜されなければ痛くもかゆくもないので、状況によってやられる前に速攻で敵艦を堕とすか、安全策をとってじっくり攻めるか切り替えるといいでしょう。戦隊には大きくわけて4つのタイプがあります。そのうち一つは特殊な機動兵器ですが、残り3つはジャンケンのような三すくみ関係になっています。画面の下の方にあるこのマークがそれを表しています。戦隊ユニットアイコンの左下にあるマークがそのタイプを表しており、ファイターはドローンに強く、ドローンはフリゲートに強く、フリゲートはファイターに強くなっています。あくまでスキルなしで単純な正面からの殴り合いをした場合ですけどね。ファイターの特徴は花形という事もあり攻撃能力、進軍スピード共にちょい高めの性能を持った戦隊です。ステルス機能がある機体は戦艦への奇襲にも向いているのですが、敵戦隊の露払い、殲滅後についでに敵艦堕としに行くか、みたいなユニットだと思っていただければ。ドローンはとにかく進軍スピードが速い。ファイターに捕まると弱いですが、敵艦へ速攻仕掛けるのにも向いてます。攻撃力は低くてもDPSはそこそこなので攻撃速度が高く、やられる前に少しでもダメージを与えてくれます。撤退も容易。フリゲートは遅いですが、攻撃力の高いファイターを狩るのに重要です。またHPが高く壁としても使えます。ただ遅いので一旦捕まると振り切る事は難しく、だいたい撃墜されるので諦めて最後まで攻撃させた方がいい事も多い。そしてこの三すくみに含まない最後の戦隊クルーザーは、遅いけど遠距離攻撃が可能な重攻撃機動兵器です。2秒に1回くらいしか攻撃出来ないので攻撃間隔は長めですが、一方的に遠くから戦隊に大ダメージを与えられます。ちなみにほとんどの戦隊の攻撃範囲は隣のヘックスなのですが、クルーザーは遠距離攻撃出来る代わりに隣のヘックスを攻撃することが出来ません。懐に入られるとスピードも遅いので一方的にやられます。そうならないように他の戦隊で守るのが基本戦略です。ナノ・ドローンという特殊な戦隊があるのですが、他の戦隊の攻撃対象にならずトラクタービームで攻撃範囲内の敵を移動不可にするという特殊能力を持っています。例えばこういう機体とクルーザーが組むと凶悪ですね。ただ相手の指揮戦隊数を縛る目的で、あえて倒さないというのも手ですが。最後に戦艦兵器について。戦隊と同様、格納庫から展開パネルに配置しないと起動出来ません。甲板に展開されると同時にチャージが始まり、一定時間経つと順次発射準備完了となります。もちろん強力な兵器ほど準備に時間がかかります。ほとんどの兵器は対戦隊用で、敵戦艦に撃っても効果がないものが多いです。敵艦を撃墜すれば勝利となるので、敵艦を狙える兵器は確かに強力ですが、一撃は重くてもチャージに時間がかかるので、DPSで考えれば艦載機で攻撃した方が早いです。敵も戦隊を展開してくるので、戦隊同士で戦ってる隙にジワジワと敵艦を攻撃しても良し、戦隊に砲撃支援をして敵を全滅させた後一斉攻撃を狙っても良し。兵器の同時展開数も改造で増やせるので、とにかく速攻を狙って全部敵艦攻撃用にしてもいいし、ひたすら進軍を邪魔して無力化させたりと幅広い戦略が組めるので色々試してみるといいですよ。ちなみに1ヘックスしか攻撃出来ない兵器でも、同じヘックスを移動中の戦隊には全員ヒットします。障害物も邪魔なら壊した方がいい事も。クルーザーの中には戦隊を攻撃出来ないけど直接、敵戦艦を長距離砲撃出来るユニットも居るのですが、チャージが必要なので攻撃を受けるとチャージをリセットされます。まさにR-TYPE TACTICSのヘクトールみたいな奴。敵パネルもタップすると戦力を確認する事が出来ます。プレイヤー側と違う点は二つ。一つは戦隊の格納庫が見れず、その代わり数字が表記されています。上図の場合27と書いてますね。これは全部で27機の戦隊を保有している事を意味しています。プレイヤーに比べて多過ぎだろうと思ってしまうかもしれませんが、敵の場合撃墜されても回収されず再出撃が出来ません。これはプレイヤー側にOMNIが搭載されているからなのかどうかは分かりませんが、27機全部潰したらもう出撃出来ません。全滅させると向こうから降伏通信が送られてきて、少量のスクラップ資源と人的資源を差し出して来ます。それに応えるか応えないかはプレイヤー次第。ちなみに27機のラインナップはカタパルトにある機体しか分からないので要注意。それともうひとつ、画面下に表示された敵増援情報。これは敵艦からではなく宙域に潜んでいる戦隊が直接駆け付けて来る事を意味しています。どんな戦隊がやって来るのかはタップすると分かります。左のカウントゲージが0になると増援座標にポップします。戦闘システムの紹介は以上です。だいたい基本ルールはこんな感じ。どうしても戦闘が難しいと感じる方はイージーモードもあるので、基本ルールさえ覚えていれば何とかなります。まぁ一番重要なのは探査パートで如何に自軍を強化出来るかなんですけどね。興味を持っていただけたら今お買い得の旬なゲームなので、ぜひプレイしてみてください!さて、『Crying Suns』を始めた動機は創作活動の参考資料という事でしたが、そっちの内容も色々アップデートしたいね。
2020.07.09
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さてさて、世界観を知って『Crying Suns』プレイしたくなったかな?何ッ!? ゲーム部分が難しそうで行き詰まりそうだとっ!?今回はそんな貴方にお届けする艦隊運用マニュアルです。バトルパートに関してはまた後日。本番はもちろん戦闘ですが、生き残るには艦隊を如何に運営していくかが重要なのだよ。まずは旗艦と初期士官のセレクト画面。アンロック方式でクリア状況に合わせて選べる戦艦が増えていきます。最初はエクセルシオール級しか選べないので選択の余地なし。ステータスについて説明しますね。まずは左から。戦艦のグラフィックの左下にあるのがHP。HP80の船体が2個あり全部破壊されたら終わり、という事を示しています。真ん中は戦艦の施設。色のついてる■は現在のレベル、空白の□は改造によって増やすことが出来る拡張回数を表しています。もちろん戦艦によって初期レベル、最大レベルが変わります。右の上からパッシブスキルみたいな補助システム、初期搭載戦隊ユニット(黄色いのは応急処置機)、初期搭載兵器ユニット、初期士官情報(まだ選んでない)。これらの詳細はタップすれば説明文見れるのですが軽く説明。戦艦には3つの戦闘ブロックがあります。上から順に戦隊ブロック、兵器ブロック、船体ブロックです。● 戦隊ブロック追加の戦隊ドックというのは、一度に戦場に出す事が出来るユニットの数です。この状態では初期値2、改造で4隊まで一度に出撃させ指揮する事が可能です。戦隊システムサポートは、このブロックに配置出来る士官の数を表しており、士官を配置する事でユニット能力にボーナスが付きます。このゲームではユニットが何回撃墜されても指定時間待てば再出撃出来るのですが、その再出撃タイムを短縮する性能が戦隊ドック回復の項目です。● 兵器ブロック追加の兵器ドックは、一度に発射準備が出来る戦艦搭載兵器の数を表しており、格納庫に兵器が複数あっても甲板に展開しないと撃てません。この場合は初期値1、最大で3つの兵器を同時展開する事が可能です。戦艦兵器は展開してから時間経過でチャージされます。場合によっては有効な兵器に切り替えるために、一旦収納して再展開したりする事もあると思いますが、ここを改造しておくと出し入れする必要がなくなります。兵器システムサポートはこのブロックに配置出来る士官数を表しています。● 船体ブロック追加の船体設備は残機数のようなもの。この場合初期値1なので、本体と合わせて2回破壊されないと撃墜されません。強化船体を上げるとHPが増加します。戦艦グラフィックの所を見るとHP80のライフバーが2本ありますが、HP強化で80が100になり追加船体設備でライフバーが4本になったりするわけです。船体統合サポートはこのブロックに配置出来る士官の数。蓄熱器は許容出来る熱量で、限界値に達すると火災が発生し消化するまで各ブロックの機能が使えなくなります。最後のサブシステムは戦闘時には関係ありませんが、探索時に重要となる設備です。燃料収集効率は、恒星に設置されたエネルギー供給スポットからのエネルギー変換効率を示しており、戦艦で航行する際の燃料としてだけでなく、資源としても活用するので序盤で改造しておきたいところ。燃料がないとワープも出来ず航行不能になります。いちおう買ったりとかも出来るんですが、燃料は貴重なので購入制限がありイベントで失ったりもします。探索回数を増やすためにもマジ重要。航行スキャナーはセクターマップで各星系にどんな施設や星があるのか調べるためのものです。これですね。例えばアルゲディという星系の左にスマブラのロゴみたいなアイコンがありますが、これは「地上探索ポイント」がありますよ、という意味です。右にある4というのは、この星系には立ち寄れる探索ポイントが合計で4つあるという意味です。一番右端にある歯車みたいなマークは、ショップが存在している事を意味しています。この星系で全て探索すると燃料は必ず4つ必要になるので、燃料に余裕がない時はショップが存在するかどうかもよく見ておく必要があります。まぁ燃料収集効率を改造しておけば、最初にこの星系にワープして訪れる恒星で最低でも1の燃料を手に入れる事ができますけどね。?と書かれているところは航行スキャナーの範囲外なので詳細不明という事です。アイコン自体は見れるのですが、スキャン範囲にある星系はタップする事で探索ポイントの詳細を見る事が出来ます。例えばショップがあるのは分かっているけど、それが造船所なのか傭兵斡旋所なのかとか、地上探索ミッションは資源採掘なのか兵器回収なのか士官候補の捜索なのか、とか。星系アイコンの上に黄色い《1》という数字が出てるところもありますが、これは異常反応があるポイントの数を意味します。それが罠なのか救助要請なのか協力支援なのかは行ってみてからのお楽しみ。その星系のどんなところから発信されているかも、スキャン範囲であれば知る事が出来ます。航行スキャナーを改造しておくと、2マス先、3マス先の情報を見る事が出来るようになり、進行ルートの判断材料に使えるようになります。これが生きてくるのは新しい何かを得るためというより、損害が出ている時に急遽補給を受けなければならない時かも。あとは特務士官(後述します)の捜索とか。最後のサブシステム『地上遭難信号性能』は、地上探索を行った際に現地の士官と提督との間で通信出来る回数や撤退支援の性能を表しています。未知の巨大生物に襲われたり、被害が多数発生した時に探索を中断して撤退したい時などに使います。その際に怪我人がみんな死んでしまうのか、持ち帰れる資源の量などの性能にも関わってきます。地上探索は結構色々手に入るので、人員に余裕がない時や危険な星系が増えて来た時は重要になります。戦艦を決めたら次は初期士官の任命です。セレクト画面で士官のステータスの説明をしましょう。候補者が5名表示されていますが、このうち右端は特務士官と言って通常より強力なレアキャラです。探索中に発見するとアンロックされ、次回からスタートする時に初期メンバーとして1名だけ加える事が出来るようになります。ただし、アンロックしてもクローン育成に時間がかかるため連続使用する事が出来ず、育成中の特務士官はある程度冒険を進めて時間経過させないと再利用出来ません。それ以外の士官はランダムで、傭兵斡旋所などでも仲間にする事が出来ます。ステータスの見方ですが、まずキャラグラフィックのところに書かれているのは職業です。職業によってスキル分野が異なります。スキルには9つのパネルがありますが、上3列がソルジャースキル。真ん中がスパイスキル。下段が科学者スキルです。拡大するとこんな感じ。探索中のイベントで合否判定する時にスキルチェックが入るのですが、その対応スキルを持っていれば成功するという仕組み。戦艦内で判断が求められた時は全員ブリッジに集合しているので、全員で全スキルをカバーできる状態が理想です。地上探索では任命した士官の判断にゆだねられるので個人の技能が重要になり、生存率や資源回収率に関わってきます。普通の士官は各職業のスキルを2個持っているのですが、特務士官と万能タイプの士官(代わりに虚弱)はスキルを3個持ってます。スキルは探索パートで重要な意味を持ちますが、戦闘では関係ありません。HPは地上探索での生存率だけでなく、戦闘時にも影響します。アビリティは戦闘時の能力です。どういう効果を持ってるかは長押しすると説明を見れるのですが、例えば近接防衛アビリティを持っていると、敵の戦隊の接近を許し旗艦が攻撃を受けている時、反撃ダメージを増加させるものです。ただし効果が出るのは対応ブロックに配置した時のみです。アビリティのところに三つのアイコンが並んでいますが、これが対応ブロックを表しています。中には全ブロックに対応しているアビリティ持ちや、探索パートでしか使えないアビリティも一部あります。士官は5名まで乗船する事が出来るのですが、途中で売買する事も可能です。ずっと使い続ける事にこだわらなくてもいいので、初期メンバーとしては技能スキルが被らない構成にするといいです。以上、初期設定が終われば冒険に出発です!次回は戦闘パートについてお伝えします。
2020.07.08
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唐突に始まった『Crying Suns』の布教活動。今回はその2回目。日本人がこのゲーム気に入るかどうかは、ぶっちゃけこの世界観についていけるかどうかだと思う。テーブルトークみたいなゲームだしね。難解なものより分かりやすいもの、SFよりもファンタジーゲーム的なもの、かっこいいよりかわいいもの。日本の流行を全部外しちゃってる感が半端ないので、それを軽減するために私なりにこのゲームの世界観を説明しちゃうぞ!※ 世界観説明のため、多少のネタバレ(序盤で分かる程度)があるので注意。いきなりこんなシーンから始まるのですが、コレ何をしようとしているか説明すると、中央右の触手をウネウネ生やした機械、コイツがプレイヤーである提督を目覚めさせようとしているところです。決して「らめぇ!」な事をしようとしているわけではないですよwこの触手系フォースみたいな奴は『カリバン』と言う名の量子演算人工知能搭載ロボットです。人工知能の発達によって、人工知能自らが新たなテクノロジーを生み出すまでになった世界、人類が宇宙進出を果たして数百年経っています。人類はもう自ら創造する必要はなく、この人工知能に従って仕事して暮らしていればいいだけ。食事も教育も政治も繁殖管理も全部やってくれるので、何とか大きな戦争も起きず繁栄拡大に成功しました。それはすべて、人工知能の中でも特に優秀なOMNI(オムニだよ、オツムでもオムツでもないよ)と呼ばれる量子コンピューターの基礎理論を作った帝国皇帝の功績です。人々はもうこのOMNIの制御なくしては宇宙で生きていけません。しかし事件は起こった!突如、宇宙中に普及したOMNIが一斉にシャットダウン。ワープ航法も全てOMNIが制御していたため、銀河は孤立し、それぞれの星系での生命維持も困難になってしまった!そして無政府状態になった今、ヒャッハー!な連中があちこちで略奪を繰り返し、宇宙は世紀末と化した!ところがどっこい、この状況を予期していたのかどうか分からないが、皇帝は世紀末救世主を用意していたのである!それがプレイヤーである ジェイド・ロス エリス・アイダホ提督です。もはや異世界転生でトラックにはねられるのと同じくらいの定番、ザ・記憶喪失!プレイヤーが今の状況を少しずつ理解していくのに都合がいい設定ですね。もちろん理由はありますが。なんと主人公はもう死んでいたのです!(定番)しかしクローンとして再び蘇った!ここは何かあった時のために用意されていた宇宙帝国の秘密基地。何かあった時に被害を受けないよう、外界とのアクセスが断ち切られた辺境宇宙のため、OMNIの一斉シャットダウンも免れました。しかし最初から孤立していたために、外で何が起きたのか分かりません。一応4年に一度は皇帝から極秘の暗号通信が送られていたのですが、こちら側からは場所を知られないよう送信出来ず、音信不通となった今これは一大事だという事でカリバンは帝国最強の提督のクローンを目覚めさせたのです。OMNIは人間より遥かに頭が良く、生命維持に気を遣う必要もありません。ゆえに人間の手は本来借りなくてもいいのですが、OMNIは人間に逆らえないように調教済みなのです。「だから提督は自分の言う事を聞いてくれたらそれでいいんだからねっ!」と繰り返し自分の優秀さをアピールするOMNI搭載型ロボットのカリバン。そんな彼女(彼?)の事を皮肉を込めて「機械殿」と呼ぶ提督。仲良くなっていくうちにカリバンと呼ぶようになりますが、ゲームオーバーになる度にクローン再生され、また「機械殿」と呼ぶ提督に対し「今回は記憶引き継いでるはずなのに、なんで呼び方戻っちゃってるんですかぁ!」とツンデレヒロインみたいな事言い始めるカリバン可愛い。まぁそんなこんなで二人の宇宙の旅が始まる、というのがあらましです。目的はOMNIシャットダウン事件の黒幕を探すこと。そしてOMNIを復活させること。ついでにオリジナルの自分はなぜ死んだのか、という提督の個人的な興味をちらつかせながら、ヒャッハー!な連中を蹴散らしていきます。他のクルーもこの施設にクローンが用意されてるので、同じように記憶を引き継いで復活出来ます。そんな不死な軍団は帝国法でも違法なのですが、有事の際に対抗できるのはこういうイレギュラーな存在なわけです。中には旅の途中で突然、「提督! ちょっと前の自分の葬式をあげたくなったので、費用を出してくれませんか?」とか言い出す可愛いクルーも居ます。ちなみにヒャッハー!な連中はこの世界の万能エネルギー『ネオン』の放射能にあてられてミュータント化してる者も居ますが、いちおうみんな元人間です。もちろん宇宙は広大なので、未知の巨大生物とかも居ますけどね。分かりやすく(?)説明すると、こんな感じのストーリーのゲームです。興味を持っていただけたらぜひプレイしてください。次回からはプレイする上でつまづかないよう、どういう風にプレイしたらいいかチュートリアル的な記事をあげたいと思います。
2020.07.07
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SF資料貪ってたら神ゲーに出会った!世界観もシステムもドンピシャ、創作資料としても優秀。るいじは中々ベストマッチなゲームに出会える事がないので、嬉しくなるとついレビューしちゃうんだ!今回紹介するゲームはコレ!『Crying Suns』動画はコチラ。https://www.youtube.com/watch?v=BJJXiaxhdf4クラウドファンディングで制作されたフランス発のインディーゲー。Steamではもっと前に出てたらしいけど、つい最近日本語に対応してスマホ版がリリースされた。私が購入したのはスマホ版です。無駄にハイスペックな5Gスマホ持ってるのに、ゲームしてないし安かったんですもの。お値段なんと、今なら1100円!!日本でスマホゲーと言えばガチャゲーというイメージですが、これは買い切りです。単純にゲーム性だけをお楽しみください。安いからすぐ終わってしまうんじゃ?と不安な貴方、そんな事ありません。こういう世界観が好きな人は重厚なストーリーにのめり込むだろうし、そもそもプレイする度に内容が変化するローグライトゲームなので、毎回違うシチュエーションで遊べます。そして全6章という事ですが、色々考えながらやってると1章が結構長い。コスパはかなりいいと思いますよ。それではゲーム内容について紹介しましょう。このゲームは大きく分けて探索パートと戦闘パートに分かれるのですが、探索パートはテーブルトークRPG風、戦闘パートはリアルタイムストラテジーです。いろんな星系で物語の真相を追って旅するのですが、ローグライクゲームによくあるルート選択があります。左の入口からルート選択しながら右の出口へ向かいます。途中のポイントで資源を得たり住人との交流や戦闘を行いますが、内容はプレイする度に変化します。この手のゲームによくある流れですね。逆走も出来ますが左から追手も来るので、占領されてる地域では無駄な戦闘や買い物が出来なくなったりしてジワジワと消耗し、推進剤がなくなって進めなくなったりボス戦で困った事になります。試した事ないので知らんけど(ぉぃ戦闘時とイベント時以外は、だいたいこの艦橋画面で周囲の状況が映し出されます。惑星に立ち寄った時はこんな感じ通信が入った時やブリーフィング時も中央にモニターが映し出されます。一番左に居るのが副官のAI、その隣に居るのがプレイヤーである提督、右に複数立っているのが仲間にした士官です。こんな感じで艦橋越しに旅を続けるので、そこはかとなく宇宙戦艦ヤマト感。星間旅行しながらサバイバル戦闘を行っていく楽しさが伝わるでしょうか。選択肢も質問する順番とかでヒント隠されてたりとか、テーブルトークみたいで楽しいです。いつ提督が「うむっ、緊急連絡だ」「とにかく拷問だ、拷問にかけろ!」とか言い出しても違和感ない雰囲気が気に入りまくり。世界観も相まってR-TYPERにはぜひ遊んで欲しいですね。色が変わってる選択肢は、士官が対応スキルを持っている場合に追加されます。士官は戦闘だけでなく、様々な場面でテーブルトークのようにスキルチェックが入ります。地上で探索を行う場合は、どういった脅威が予測出来るか惑星をスキャンして、その情報を元に派遣する士官を選抜します。あくまでプレイヤーは指揮官なので、艦から離れた士官は自分の判断で部隊を指揮して行動します。プレイヤーは見てるだけ。例えば上の画像のように博識スキルを要求された場合、対応したスキルを士官が持っていたら成功。失敗なら収穫がなかったり負傷したり、最悪の場合死に至ります。黄色くなってるのは負傷した隊員。負傷している状態でさらにチェックに失敗すると死亡します。士官はHPの回数分、耐える事が出来ます。定期通信ポイントで途中で撤退するなどの指示は可能。通信可能回数や撤退時の損耗率などは戦艦の機能拡張でアップグレード出来ます。では次に戦闘パートの紹介です。交渉次第ではカツアゲ資源を得たり戦闘を回避したりも出来ますが、もちろん避けては通れない戦闘もあります。ただ事前の判断で先制攻撃を仕掛けたり、奇襲されたりすると最初の戦闘配置でペナルティーを受けたりもします。これが戦闘画面。ターン制シミュレーションのように見えますが、リアルタイムストラテジーです。命令する時は時間を止める事が出来るので、移動先を指示して布陣を組んだり戦艦からの支援攻撃を行ったり出来ます。右上に見えるのが敵艦、左下に見えるのプレイヤーの戦艦。旗艦は動けないので戦隊ユニットを出撃させたり、直接主砲で砲撃して先に敵艦を撃墜した方が勝利です。左右のステータスにある通り、敵味方ともに戦艦には3つのブロックがあり、それぞれの部署で指揮する士官を配置する事で能力ボーナスが得られます。船体ブロックは戦艦そのものの運用に関わるところ。接近された敵部隊に対する近接防御能力や、火災が発生した時のトラブル対処能力などが問われます。戦隊ブロックは艦載機の運用をするところです。一度に戦闘配置出来る戦隊数は戦艦の性能によりますが、格納庫を拡張したりアップデートする事でこの辺は強化可能。指揮する士官の能力によって戦隊ユニット自身の能力を上げる事も出来ます。ここにトラブルが発生すると出撃不可になります。兵器ブロックは戦艦に搭載された兵器を運用するところ。いわゆるマップ兵器的なものだと思っていただければ。それぞれの兵装には発射準備が完了するまでのチャージ時間が設定されており、敵艦を直接砲撃するものだけでなく、敵の戦隊の進行を妨害するものなど様々なタイプがあります。見事勝利すると報酬を得られますが何が貰えるかは運次第。ボスや特定のクエスト戦では報酬が大きいですが、ショボイ相手だと戦うだけ無駄な場合もあります。超兵器は戦闘だけでしか手に入らないというわけではなく、むしろ探索パートで手に入る事が多いです。戦闘では最低限の約束された資源は得られますが、損害が出たらむしろマイナスです。今回は触りの部分だけという事でここまで。こういうゲームはとっつきにくくて遊び方覚えるまでが大変そうと思われた方は、まずはイージーで世界観と遊び方だけでも覚えるといいですよ。敵が弱いので世界観を楽しんだり操作を覚える事に専念出来ます。私も創作資料のために、という事もあって最初はそうしました。まぁ結局すぐ慣れちゃって、ハイスペック艦隊造り上げてヌルゲー化したんですけど。操作に慣れたら難易度上げるといいですが、イージーでプレイしてても様々なアンロック要素が解放されていくので、戦闘が苦手な人はストーリー追っかけながら先にアンロック要素を解放していくのもアリだと思います。詳しい事はまた後日。
2020.07.07
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